連続テレビ小説「あさが来た」から二代目経営者が学ぶこと

こんにちは! 才能心理学協会・認定講師で二代目経営者の澤田浩一です。

 実は私、最近ドラマが好きになり、気になるドラマは録画して観ています。

その中のひとつがNHKの連続テレビ小説「あさが来た」
先週放映されたエピソード(第25週)の中に二代目経営者として気になるシーンがあったのでご紹介しようと思います。

 

「あさが来た」は幕末から大正時代にかけて実在した女性実業家・広岡浅子さんをモデルにしたドラマです。

幕末に京都の豪商・今井家の次女として生まれたあさは当時、琴や裁縫など嫁入り修業が女子として普通だった時代にそろばんや学問、商売にあこがれた女の子。

あさはやがて大阪の両替商・加野屋に嫁ぎますが、幕末から明治に移る激動の時代に、持ち前の才能を活かして新たに炭鉱事業を行ったり、両替商を銀行へ転換させるなど加野屋存続のために動きます。

 先週の話は、銀行事業も軌道に乗ったときに起きた大事件・大阪金融恐慌が起こったところから始まります。

これは実際に明治34年(1901年)4月に、日清戦争後の不景気のために第七十九銀行が支払停止状態になり取り付け騒ぎが全国に波及した事件です。

 物語の中で、取り付け騒ぎは両替商から銀行になった加野銀行にも及びます。

大勢の人々が預金引き出しに殺到する中、他の銀行幹部が支払停止を主張しますが、あさは以前銀行開設について教えを乞うた渋沢栄一や先代の正吉の「信用が第一」の言葉を思い出し、既に行っていた炭鉱事業の売却資金を充てながら顧客の預金払い出しに応じます。

 やがてあさの読み通り、日銀の救済融資が始まり、再び預金者が元に戻って事態は収束していくのですが、あさは更に、まだ事業として成長段階であった保険事業を他社との合併により拡張し、加野グループの企業価値を高めていくという話です。

 

私はこのエピソードを観て、不易流行という言葉を思い出しました。

不易とはいつまでも変わらないこと、流行とは時代に応じて変化していくことの意味です。

 すなわち先代や先人たちの教えから学ぶ本質的なこと(銀行は信用が第一)は守りながら、時代の流れに応じて新しい試み(保険事業)を行っていく、これが不易流行です。

 後継者が会社を引き継いだときに、もし会社が危機的な状況ですべてを変えなければならないような場合は、先代の教えなどと言ってる暇はないのかもしれません。
また先代が急死した場合など、学ぶ機会もなく引き継がざるを得ない場合もあるでしょう。

 しかし先代が何故事業に成功したのか、なぜ今まで事業として成り立っていたのか、肯定的な意味がどこかにあるはずです。それがどのようなものであったのかを学ぶことも後継者としては大切なことではないかと思います。

 実はこの「不易流行」という言葉は、競合会社の会長から私の社長就任当時に頂いた言葉です。すでに鬼籍に入られていますが、時代の先を見越した尊敬する経営者でした。

 私の場合、先代から何ら引き継ぎもなく事業を開始した方ですが、この言葉を思い出し、あらためて父が掲げた経営理念である「信頼される会社、信頼される製品、信頼される人々」になり得ているだろうか、鬼籍に入られた競合会社の会長のように先々を読めているだろうかと、身を引き締め直す今日このごろです。

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この記事を書いた人

精神科ソーシャルワーカーを経て、経理・総務・人事等の業務に従事後、2001年より計測器メーカー㈱サワダ製作所を経営、中小企業経営者のパートナーとして才能心理学、TOC、NLPを使った組織作り支援を展開。

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