音楽の才能は先天的? アーティストの才能の磨き方は”没頭”がヒント

音楽の才能は先天的? アーティストの才能の磨き方は”没頭”がヒント

「音楽こそ生まれ持ったセンスが必要」。その言葉に惑わされ、自身の音楽的才能を疑っていませんか? いくらがんばっても成功のきっかけが掴めない、才能がないのかもしれない、と思っている方は、頑張る方向性を間違えているだけの可能性があります。

音楽の壁にぶつかって挫折しそうな時にどう努力すべきなのか、音楽の才能がないと感じている場合、なにをすべきなのか、さらに音楽の才能の真相についてもご説明します。

音楽の才能は遺伝子で決まってる?

スウェーデンのカロリンスカ研究所で、音楽の才能についての研究が行われました。全く同じ遺伝子を持っている一卵性双生児の2人に、それぞれ短期・長期で音楽の練習をさせ、音楽技術に差はないかチェックをした結果、練習時間の長い方が秀でているというわけでもなく、結果に差はなかったそうです。音楽はスポーツや芸術よりはるかに遺伝的な要素が左右すると、同研究所によって定義づけられました。

この結果を見て、音楽で成功を目指す多くの人たちが打ちのめされたことでしょう。一方で、自身の音楽的才能について悩んでいた人にとって、「ほらやっぱり、自分がうまくできないのは才能がないから」「才能がないのでは仕方ない」と諦める良い理由づけになったかもしれません。

音楽の才能の真相とは

哲学者の中島義道氏の言葉に「才能がない」と言って諦めてしまえる者は、そのことをもって才能がないのだと言わざるを得ない」というものがあります。うまくできなかったのは才能のせいなのだ、と諦めてしまう時点で、才能の種は持ち合わせていなかったのかもしれません。

遺伝云々の結果に惑わされず、ひたすら自分を信じて音楽を続けられる人こそが、音楽の才能の持ち主です。普通の人であれば、音楽にそこまで一生懸命にはなれないでしょう。成功するかわからないことに、モチベーションを維持し続けることはとても難しいものです。音楽に対する意識の向け方が一般人と異なるという時点で、才能開花の可能性を大いに秘めているのです。

研究では音楽の才能は遺伝が90%という結果が出ましたが、いま音楽で成功している人たち皆が、親族に音楽家がいたわけではありません。やってきたのはひたすら音楽に対して真摯に向き合うことです。その結果得た「才能の持ち主」という評価なのではないでしょうか。

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音楽の才能開花はどれだけ練習に没頭できるか

遺伝子や持って生まれた素質など、自分ではどうすることもできないものを嘆くのは、はっきり言って時間を無駄にしています。才能を開花させたいのであれば、今、できることに目を向けましょう。音楽の才能を開花させたい人がまずやるべきことは、音楽をもっと好きになり、音楽に没頭することです。

「音楽の才能の持ち主」と評価される人のほとんどが、練習を練習だと思っていないようです。「ギターに触っていたいから」「音楽を作る時間が自分にとっての息抜きだから」……と、音楽の成功者たちはみな音楽に没頭してしまう性質を持っています。音楽に触れていると脳内がアドレナリンとドーパミンでいっぱいになり、気がづいたら朝まで楽器を弾いていた、という話も珍しくありません。

心理学では集中力が極めて高い没頭状態のことをフローやゾーンと呼んでいます。なぜそこまで没頭できるのか、理由を尋ねれば多くの人が「好きだから」と答えます。

つまり好きだから練習している間に没頭し、没頭すればするほど上達し、ますます音楽を好きになる。結果、自然と練習時間も跳ね上がります。挫折や苦痛を味わっても、「できるようになりたい!」という欲求の方が強いので、途中で諦めることがないのです。

その結果ハードルを乗り越えながら音楽を続け、やがては才能開花へとつながります。遺伝子や素質を変えることはできなくても音楽への愛情を育てることは、もともと音楽が好きな人なら、できるのではないでしょうか。

「才能は集中投資」です。音楽に没頭し、時間と精神を集中投資することが、才能開花への近道だといえます。

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音楽に全力で打ち込める環境を整える

さらに、音楽に全力で取り組める環境を整えることも、忘れてはいけません。基本は視界に入るモノや情報を音楽で溢れさせること。それ以外のものは片付けて、ノイズを取り除くことです。

人は情報の70%以上を視覚でキャッチするといわれています。フローやゾーン状態に入りやすくするには余計な情報をカットして集中しやすい状態を作るのが得策です。

そして全力で打ち込むには、避けようのない短期的な目標を持つのがおすすめです。

例えば、日にちを決めてライブの開催予定を立て早い段階で周りに告知する、などです。自分のお尻に火をつけてしまうことで、音楽から逃げられなくなります。少々乱暴な方法にも思えますが、ライブを成功させれば達成感を得られ、ますます音楽に没頭できるはずです。

さらに、ライブによる称賛を得られれば自己肯定感も上がり、「自分はできる、才能がある」と実感できるようになるでしょう。その結果、自己効力感(目標に対して自信を持ててる状態)が上がり、今までなら大きく見えていた音楽の壁も、乗り越えられる勇気が湧いてきます。

音楽を楽しむ姿勢を忘れない

音楽で成功しようと躍起になればなるほど、周りとの差を感じて自身の力不足を実感し、音楽から気持ちが離れてしまう可能性もあります。そんな時は、「なぜあなたが才能開花の手段として音楽を選んだのか」を思い出してみてください。

大きな目標を、音楽なら手に入れられると思ったからではないでしょうか。

漫画家を目指す人がSNS上で、「落書き」と称して自由に描いた絵を公開しているのを見かけます。彼らは好きなはずの漫画に向き合うのが苦しくなった時こそ、自由に絵を描くことで絵の楽しさを思い出しているようです。

音楽に対して苦しさを感じてしまったら、自由に、好きなように音楽を楽しむ時間を作るのは、才能開花でとても大切な事柄です。「音楽は楽しい」という気持ちを忘れ、辛い面ばかり見ていてはモチベーションの維持も難しくなりますし、その状態で成功するとライブやコンサートが怖くなってしまうからです。

音楽が好き。これが音楽家の才能の源泉です。「楽しいけどつらい」ではなく「つらいけど楽しい」と感じられるよう、あなたが一番はじめに音楽に出会った時の感動を大切にしてください。

才能は生まれつき決まっている……を言い訳にしない

才能は生まれつき決まってるから、と途中で投げ出してしまう人も多くいます。成功者たちがその場を見れば、「その程度の”好き”だったんだな」という意見が返ってくるでしょう。才能は生まれつき決まっている、という研究結果が出たのは先にもお伝えしましたが、皆が皆、生まれ持った才能で成功をしたわけではありません。

北野武監督は、「天才は1%のひらめきと99%の汗というが、1%の才能を持つ者は99%の努力を上回る。だったら(我々凡才は)99%くらい努力しよう」と話しています。

世界的な名監督といわれる北野氏でさえ、才能開花のための努力をしてきたのです。さらに、世界的漫画家である尾田栄一郎氏は、今なお、朝の5時から夜中の2時まで、漫画と向き合う生活を続けています。

成功した今でさえ並々ならぬ努力をしている彼らが、才能開花の道中はどれほど血の涙を流すような想いをしてきたのか、想像に難くありません。どんなに辛くても「好き」という思い入れが強く、”諦めなかったら得られた”「才能のある人」という評価なのです。

つまり彼らにとっては夢や才能を諦める方が辛い。それほど好きなのです。

熱血論のようになってしまいますが、才能開花は生まれ持った能力ではなく、練習の積み重ね。そして練習の積み重ねは、モチベーションの持続。モチベーションの持続はどれだけ強い思い入れを持てるかがカギとなります。

自分の音楽の才能を開花させるには

音楽の才能を開花させる方法は、努力を重ねることです。ただし努力の方向が間違っていては、いくらやっても効果を得られず、結果「自分には才能がないのかもしれない」と諦めるきっかけとなります。

そこで注目したいのがコア・コンセプトです。コア・コンセプトとは、人生で最も大切にしたい価値観のこと。つまり、あなたが音楽を通じて聞き手に提供したい価値を明確にすることです。

たとえば、「リスナーに明日への活力を届けたい!」という想いがあるならば、ストレス発散や元気の出る音楽づくりが練習のゴールとなります。そのうえで、理想の音楽との違いは何か?と考え、個性を表現するスキルを磨くことが重要です。

Youtubeに動画をアップすれば視聴維持率をチェックできるので、聞き手が興味を失った箇所をピンポイントで知ることもできます。原因はメロディかリズムか歌詞か? 考えながら改善すれば、ヒット曲作りに役立つでしょう。

成功を目指すなら、自分が弾きたい曲ではなく聞き手が聴きたい曲を演奏するのも大切です。聞き手なくして、音楽家の存在はありません。「ファンの聴きたい曲を歌う・演奏する」はトップミュージシャンの共通点です。

音楽へのモチベーションの保ち方

音楽を嫌になってしまう、やはり才能がないのだと諦めてしまう……そうなってしまうと、再び自分を立て直すのには時間がかかります。誰でもくじけることはありますが、回数が多いと耐えきれなくなるものです。

モチベーションを維持するには、この3つが肝心です。

  • 実際に音楽で頑張っている同士と触れ合う
  • 小さな目標をいくつも設定する
  • 音楽を楽しむ気持ちを忘れない

実際に音楽で頑張っている同士と触れ合うのは、とても良い刺激になります。同志の自慢話に「悔しい、負けてられない」と思ったり「がんばればこんな風になれるんだ」と気持ちが揺さぶられたりすることでしょう。

また、挫折をしそうな仲間を見れば、「みんな苦しんでいるのだな」と実感でき、壁を当たり前のように受けいれられるようになります。そしてそんな仲間を鼓舞する言葉に、自分自身も慰められます。

次に、小さな目標をいくつか設定することで、成功体験を積み重ねていきましょう。音楽を生み出す自分を認めることができ、次第に自信は大きくなっていくはずです。

最後に……音楽を楽しむ気持ちを忘れないことも欠かせません。上でも触れましたが、「楽しい」「好き」という気持ちは、才能のタネです。音楽の楽しさを忘れてしまっては、小さな目標設定も仲間と触れ合うのも億劫になってしまい、モチベーションが維持できなくなります。練習はもちろん、音楽を聴いたり文化に触れたりと、様々な角度から楽しめると良いですね。

まとめ

音楽の世界で才能を開花させるなら、技術は必要です。ですが、やみくもに練習を繰り返し必死になりすぎて、音楽への情熱を薄れさせるのだけは避けたいところ。

音楽を好きでい続けられること、その上で技術を鍛錬することが才能開花の手段です。まずは音楽に没頭できるほど好きでいられる努力をしましょう。そうすれば自然と技術力はついてきます。

もし、自分に音楽の才能の有無で悩むことがあるなら、才能プロファイリングを試してみてください。あなたの中で気づかなかった音楽への向き合い方に、出会えるはずです。

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