才能心理学は、才能開花のメカニズムを心理学的に解明した理論体系です。
才能プロファイラー北端康良は歴史上の偉人や現代の成功者、アーティスト、俳優、スポーツ選手など、才能開花した人の人生を生い立ちから心理分析。
15年間の研究成果とのべ6,000人のコンサルティング事例を照らし合わせた結果、才能開花した人の8つの共通点を見つけました。
- 2種類のモチベーションの内、どちらかを持っている
- コア・コンセプトを持っている
- 無意識のパターンを活用している
- マインドセットを整えている
- ビジョンを持っている
- ミッションを持っている
- 成功パターンを知っている
- 最適な仕事・ビジネス・活動を選んでいる
そこで誰もがこの8つを見つけ、自分の才能を開花できる再現性のあるメソッドの開発をはじめ、才能プロファイリングを完成させました。
あなたのモチベーションはどちらか?
人は2種類のモチベーションを持っています。
1つはないものを手に入れたいという切望感・欠乏感。もう1つは自分に与えられたものを広め全員で楽しみや感動を分かち合いたいという欲求です。
たとえば私生児だったレオナルド・ダ・ヴィンチ、養子に出されたスティーブ・ジョブズや夏目漱石、施設に預けられたココ・シャネルは「家族・居場所」がなかった人。それゆえに、人生を賭けて居場所や賞賛を手に入れようとしました。
彼らは人生でもらえなかったもの、奪われたものを、必死に手に入れよう、創り出そうとしたのです。
「なかったからこそ、創り出す」それが彼らのモチベーションの源泉です。彼らが誰も生み出したことのないクリエイティブな作品や製品を世に送り出せた理由です。
一方、裕福な家庭で育ち、両親から愛されたソニー創業者の一人、盛田昭夫や明治維新の立役者、坂本龍馬は両親や社会から様々なものをもらえた感謝や喜びを、より多くの人にも広めようとしました。
「すでにあるものを広めてみんなと分かち合いたい」これが彼らのモチベーションの源泉です。
盛田昭夫にとっては、天才技術者、井深大が発明したソニー製品、坂本龍馬にとってはアメリカから輸入された民主主義、選挙という制度です。
才能心理学では才能を「心を突き動かす感情を行動に移した結果、生み出される能力」と定義しています。
もらえた感謝・感動を原動力に行動し続け、才能を手に入れた人。
なかった悲しみや怒りを原動力に行動し続け、才能を手に入れた人。
どちらの場合も、心を突き動かす感情を行動に移した結果、才能は開花しています。
あなたのモチベーションはどちらのタイプでしょうか?
コア・コンセプトを持っている
コア・コンセプトは、あななにとって人生でもっとも大切な価値観のことです。
たとえばアップルは「Think Different(他人と違う考え方をしろ!)」というキャンペーンを世界的に展開したことで有名です。
創業者のスティーブ・ジョブズは商品の個性やユニークさ、他社製品との違いにこだわった人ですが、なぜ彼は「他者との違い」にこだわったのでしょうか?
それは彼の生い立ちに原因があります。
生まれてすぐ養子に出され、養子であることを知りながら育ったジョブズは小学生の頃から「なぜ僕は実の両親に捨てられたんだろう?」「どうして僕は他の子と違うんだろう?」とコンプレックスを抱えていました。
他者との違いに悩んだ彼が、スローガンとして掲げたのが「Think Different(他人と違う考え方をしろ!)」。つまり、違いはコンプレックスではなく、違いにこそ価値があるというメッセージを発したのです。
このメッセージは彼自身の悩みを打ち消し、ビジネス的にもインパクトのあるコンセプトでした。
才能開花した人は、コア・コンセプトに沿って日々決断・選択しています。
迷うことがあってもコア・コンセプトに照らし合わせれば、やるべきかどうかすぐ判断することができるからです。
「この商品は他の商品とどこが違うのか?」
明確に答えられれば採用、答えられなければ却下。決断・選択がとてもシンプルです。すると迷いは少なくなり、決断スピードは早くなり、才能開花のスピードも加速します。
価値観はあなた自身のリアルな経験からしか生まれません。
「あの経験があったから、◯◯◯が大切だと思うようになった」
人が大切にしている価値観には必ず経験があり、自分の言葉で語れるストーリーがあります。
その経験を価値観に変え、決断・選択基準にすれば才能開花のスピードは加速します。
無意識のパターンを活用している
才能とは無意識のパターンのこと。
華麗なプレーをするアスリートも、次々と事業を立ち上げる経営者も、客を唸らせる料理人も1から10まで考えて能力を発揮しているというより、無意識に能力を発揮しています。
彼らの行動が自然でスムーズに見えるのは、それくらい板についているからです。
無意識のパターンには次の3つがあります。
- 感情パターン
- 思考パターン
- 行動パターン
たとえば、美味しいものに出会った時、料理人なら
- 嬉しくなり(感情パターン)
- どうやったらこんな味になるんだろうと考え(思考パターン)
- 料理を作ってみる(行動パターン)
日々、このような無意識のパターンを繰り返しています。
すると当然、毎日料理の才能が伸びていきます。
どの分野で活躍している人でも、才能を活かしている人は、いつでも才能を発動できるように無意識のパターンを日々繰り返し、習慣化しています。
マインドセットを整えている
マインドセットとは、人・ものごと・社会に対する態度や考え方のことです。
才能を100%活かすにはマインドセットを整える必要があります。
たとえば、絶品の料理を作る腕前があっても、「私の料理なんて誰も食べたくないだろう・・・」と、自己評価が低すぎては才能を発揮することはできません。
「自分の料理が世界一だ!」と自信を持つのはいいことですが、そのために横柄で傲慢になり、腕を磨くのを怠ってしまえば、いずれ顧客は離れて行きます。
才能を100%発揮するにはそれにふさわしいマインドセットが必要です。
活躍し続ける人は才能を100%発揮できるよう常にマインドを整えています。
心の状態や考え方は他者の影響を受けやすくブレやすい。彼らは心や考えのブレを元に戻す力を持っています。
ビジョンを持っている
ビジョンとは理想像のことです。
- こんな自分になりたい
- こんな会社を作りたい
- こんな世の中にしたい
など、理想像を表す夢や目標のことです。
才能開花した人は全員ビジョンを持っています。
人は夢や目標があるからこそ努力して能力を伸ばそうとします。つまり才能とはあなたの夢や目標を達成するための手段です。
あなたは自分の才能を使ってどんな夢や目標を実現したいでしょうか?
ミッションを持っている
ミッションとはあなたの使命・役割のこと。
たとえば甲子園を目指すという夢があるとして、ピッチャーなのか、バッターなのか、応援団なのか。役割を果たし活躍するのかをポジションを決める必要があります。
役割によって必要となる才能が変わるからです。
才能開花した人は自分の役割に徹しています。その役割で求められる才能を誰よりも極めるために一点集中し才能を磨きます。
才能開花のスピードが速いのはミッションを明確にし、集中投資するからです。
思うように才能が伸びないときは、
- ミッション(果たすべき役割)が不明確
- 自分の才能に合っていない役割をしている
可能性があります。
成功パターンを知っている
才能開花している人は「こうすれば必ず成果を出せる」という成功パターンを知っています。
彼らは成功パターンに入るための条件を知っていて、戦略的に行動することで成果を出せる状態にもっていきます。
力を発揮できずにオリンピックで敗退する選手や、期待されていたのに成果を出せなかった経営者やビジネスパーソンがいます。
彼らは成功パターンに入れなかったために、才能を100%発揮し切れなかったのです。
才能を100%発揮するには自分の成功パターンを知り、戦略的に行動する習慣が不可欠です。
最適な仕事・ビジネス・活動を選んでいる
才能開花している人は、自分の才能をもっとも活かせる仕事・ビジネス・活動を選び、コア・コンセプト(価値観)に合った組織や顧客のために働いています。
自分の才能に合わない仕事では能力を発揮できないのは当然ですが、価値観が合わない組織や顧客のために働くのはストレスがたまり、モチベーションも下がりがちです。
仕事に楽しく取り組んでいる人の共通点は次の2つです。
- 能力を発揮している
- 共通の目的をもったチームメンバーと働いている
社内のメンバーだけではなく、顧客との人間関係もも大切です。
価値観の合う仕事と人間関係を選ぶことは才能を100%発揮するためにも、仕事のやりがいや幸福のためにもとても重要です。
才能と仕事には相性があり、相性が良ければ良いほど、成果を出すこともでき評価・収入もあがりやすくなります。
この8つを手に入れればあなたも自分の才能を活かして夢や目標を実現しやすくなります。
この8つを見つけ、仕事やビジネスで自己実現したい方のために才能ディスカバリー・オンラインスクールと才能プロファイリング個人セッションを行なっています。