こんにちは、才能心理学協会の北端です。
「仕事をやりたかったらやってもいいし、やりたくなかったらロボットに代わってもらって休んでもいい」
もし、そんな世界になったら、あなたはどうしますか?
荒唐無稽な話だと感じるかもしれませんが、数十年後にはそんな世界になっている可能性があります。
先日、出会った方から「GoogleのCEO ラリー・ペイジが、”20年後には、望もうが、望むまいが、現在の仕事のほとんどが機械によって代行される”と言ってるらしいですよ」と聞きました。
調べてみると、こんな記事が。
http://lrandcom.com/automation
この記事を読むと、今、私たちがやっている仕事はすべてなくなるかもしれません。
ちょっと想像してみましょう。
20年後、あなたが40歳や50歳だとします。その時、あなたの仕事のすべてを機械がしてくれるので、やらなければならない仕事は1つもない。だから会社にいる必要も、行く必要もない。
そんな毎日が始まったら、あなたは何をするでしょうか?
仕事をしなくてよくなった空きの8時間、何に使うでしょうか?
やりたいことがある人は「好きなことを好きなだけやる!」と楽しくなるかもしれません。でも、何をしたらいいのかわからない人は、膨大な空き時間を目の前に、ただ立ち尽くすことになります。
機械やロボットがすべての仕事を代わりにしてくれる世の中になれば、私たちは自由を手にすることになりますが、今の仕事から解放されても、「空き時間に何をしたいのか?」わからなければ、自由を謳歌することはできないでしょう。
幸せも同じです。今過ごしている時間、それが職場であれ、家庭であれ、友人とであれ、一人の時間であれ、その時間を幸せに感じられないのなら、時間が増えても、お金が増えても、幸せを感じることはできません。
現時点で、これに近い経験をしているのは定年退職直後の男性と、子育てが終わった直後の主婦です。やりたいことがわからない定年退職後の男性や主婦は、用もないのに会社に顔を出したり、世話を焼く必要もないのに子供に口出ししてしまいますが、それは何をしていいのかわからないから。だから、今までやってきたことをリピートしてしまうのです。
環境が変わった時、新しい環境にふさわしい幸せや豊かさの形を見つける必要があります。そして才能は、そのプロセスの中で目覚ます。
たとえばLINEができたことでコミュニケーションのスタイルが代わり、スタンプが大人気になりました。そしてスタンプ作りの才能で、収入を得ている人がいます。
■LINE : “素人”制作のスタンプが好調 才能発掘の場なるか
http://mantan-web.jp/2014/12/14/20141213dog00m200050000c.html?mode=pc
子供がいる方は、子どもたちの未来のためにも考えてみてください。
今から20年後、子どもたちがそんな世界で生きるとなった時、彼らが幸せに生きるために今の教育だけで十分なのか? それとも全く別の教育が必要なのか?
「義務としての労働」や「お金を稼ぐための仕事」をしなくなていい世の中が来た時、子どもが幸せな人生を生きるために、何を教え、どう育てればいいのか?
私は才能を活かして生きることだと考えています。
「才能の見つけ方・活かし方」をテーマに本を書いているのは、今の若い人や子どもたちが人生の岐路にたち、自分の道を自分で選ぶ時、役立てればと思っているからです。
才能を活かして仕事をしている人は、ITやロボットに代わってもらえたとしても、自分でやると言うでしょう。「仕事=楽しみ」だからです。
これから仕事の概念も仕事の形もどんどん変わっていきます。
その時、あなたは何をしますか?