こんにちは。才能心理学認定講師&ニッチなロングセラー作家の川越満(かわごえみつる)です。
作家・編集者としての仕事が全体の5割ほどあるため、取材は欠かせません。
しかし、私は人見知り(になるような人生を歩んできたため)なので、初対面の人とコミュニケーションするのが苦手です。ましてや、インタビューするとなると、非常にストレスを感じます。
そのため、相手が冒頭からマシンガンのように話してくれるような流れをつくることを心がけています。
そんな私が、取材の冒頭で必ずする質問があります。
「なぜ、それをやろうと思ったのですか?他の人はそこまでやらないと思うのですが」
相手のタイプによって言い方は変えますが、“行動に移した感情”にフォーカスする質問をすることで、相手の感情の扉がパカッと開き、その後の取材がスムーズに進むことがよくあります。
グラビアアイドルやAKB48のメンバーにも取材したことがありますが、取材相手の多くは医療従事者です。この質問に対する答えのほとんどは、救えなかった患者さんのことや、他の医療関係者に言われた辛い一言、「ありがとう」の言葉など、いわゆるディープインパクト(心を突き動かす衝撃的な出来事)です。
ディープインパクトをきっかけに、「ほっておけない」「この問題を解決するのが私の使命だ」といった、まさに“心に火がついた”状態になり、周りからは「どうしてそんなことができるんだ」というレベルにまで行動をし続け、能力を向上させていきます。
才能=感情×行動×能力ということを、取材を通じていつも実感しています。