こんにちは、才能心理学協会の北端です。
あっという間に3月も下旬に入りましたが、いかがお過ごしですか? 今日の大阪は桜が咲くような春日和。小学校では卒業式が終わり、始まりの季節が来た感じがします。
以前、ある経営者が主催するお金のセミナーにゲスト講師として招かれたことがあります。終了後、懇親会で、あるサラリーマンが「転職を考えています」と話していると、講師の先生が一言、「君、何できるの?」。質問されたサラリーマンは、即答できず、フリーズしていました。
彼にも社会人経験があり、色々な仕事をしてきたと思いますが、いざ聞かれると答えられないのです。
「◯◯なら任せてください」と具体的に言えるどうか。それが「仕事を頼まれる人」と「頼まれない人」の違いです。
例えば、
- 「パワーポイントで資料をつくれます」
- 「1枚の写真と1枚の文章で、メッセージが聞き手に伝わるパワーポイントをつくれます」
- 「30分のプレゼンで成約率が30%アップするパワーポイントをつくれます」
なら、1よりも2や3のほうがより具体的ですよね。私はセミナーでパワーポイントを使うので、2のような方がいれば詳しく話を聞きたいです。
「自分の才能をどれだけ言語化できているのか?」
才能を活かしたキャリアやビジネスを構築するために、才能の言語化は不可欠です。
仕事柄、色々な経営者とお付き合いがありますが、彼らは常に「人材」を探しています。今の仕事を回すのに必要な人材。新規事業立ち上げに必要な人材。「こんな人がいれば、うちの会社はもっと伸びる」「よくなる」といつも思っているからです。
そんな時、あなたが「それ、できます!」と言えば、転職でも、今の会社で上司に頼りにされるのも、営業先で仕事を頼まれるのも簡単になります。相手が欲しい能力を与えることができるからです。
第一関門は、「相手のニーズに応える能力があるかどうか?」。あなたにその能力があれば、仕事をたくさんもらえるでしょう。第2関門は、「相手に伝わるように言葉で表現できるか?」です。
今月、才能ディスカバリープログラム第3回目のテーマは「才能の言語化」でした。
カリキュラムをブラッシュアップした効果もあり、過去に例がないほ参加者がどサクサクと自分の才能を見つけて言語化していました。子育て中の主婦の方も、かなり自分でしっくりくる言語化ができたようで、才能磨きのプロセスに入っていけそうで、今後、どんな才能を開花させるのか、とても楽しみです。
自分の才能を言語化できていれば、「何に時間とお金を使えば、才能を磨けるのか?」がハッキリします。逆に言えば、あなたが才能を見つけたり、磨くために何をしていいのかわからないのだとしたら、自分の才能を言語化できていないからです。