本当にやりたいことを見つけるのは難しい

後継者が自分の才能を見つけて、会社を飛躍させる方法!

こんにちは、才能心理学協会・認定講師の澤田浩一です。

 

才能を開花させている人に共通しているのは、自分がこれをしたいと思って行動に移し、追求している人です。

 才能心理学では、自分が本当にやりたいことが何なのかを、人生を振り返って見つけていくことから始めます。

 でも本当にやりたいことがわかっていない、または本当にやりたいことと違うことを考えてそちらに向かっていたら、うまくいきません。

 

例えばホッピービバレッジの石渡美奈社長。3代目社長として、5年で年商3倍、年30%の増益を叩きだした社長さんです。

 彼女は商売人の家に生まれたのですが、小さい頃から目指していた私立学校に幼稚園入試、小学校入試、小学校の編入試験と次々と受験に失敗し、中学でやっと念願の学校に入学。

そのことから、みんなに負けたくない、一番になりたい、前向きに逃げずに、人の倍取り組むということを強く感じてきた方です。

 そしてもうひとつ彼女が忘れられない記憶が、2歳くらいのころにお父さんの工場に行って嗅いだ麦芽汁の香りと、瓶と瓶とがガチャガチャぶつかる音。
彼女はその光景を「私の原点」と呼んでいます。

 

 そういう彼女の大学卒業後の目標は「会社の跡取りとなる婿を見つけること」。
最初は自分で会社を継ぐつもりはなく、会社の婿を見つけることが自分の使命だと思っていました。

そしてその使命を果たすために、婿探しのために大手食品会社に就職、ほどなく婿を見つけて円満退職したのですが、結婚前から新しい生活にウキウキできない自分を感じたそうです。

 結果、1年半で離婚し、「これからどうやって生きて行こうか、どんな使命を持って自分はこの世に生まれてきたのか」、とイライラしながら生活していたそうです。

 彼女が本当にしたかったこと。それはお父さんの後を継いで自分が商売をすることだったんですね。

今では「ホッピーミーナ」として、自社製品の良さをどんどん世間に広められています。

 

本当に自分がやりたいことは何なのか、わかっているようで案外わかっていないのが、人という生き物です。

 私もサラリーマンのとき、何がやりたいのか解っていなくて、一時期、税理士の試験勉強をしていたことがあります。

 でも税理士に本当になりたかったわけではなかった。結果、最初はやる気満々だったのに途中で勉強にも身が入らず、当然のことながら不合格。
当時、家族にも迷惑かけました。

 自分が本当にしたかったのは、人をサポートすること。でもそのことはまったく見えていなくて、当時は単にもっと偉くなってお金を稼いで世間に認められなきゃ、みたいな風に思っていました。資格さえとれば、そんなふうになれるかなと。

 自分のことを振り返ってみて、本当にやりたいことを見つけるには、一度今していることから離れて、やりたいことが何なのかを冷静に考える機会と場が必要だと、今ではつくづく感じます。

 私はその機会を才能心理学協会で得ることが出来ました。

皆さんもぜひそういう機会と場を設けてみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

精神科ソーシャルワーカーを経て、経理・総務・人事等の業務に従事後、2001年より計測器メーカー㈱サワダ製作所を経営、中小企業経営者のパートナーとして才能心理学、TOC、NLPを使った組織作り支援を展開。

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