才能の真実とは? 才能のある人の特徴・部下の才能を引き出す方法

才能の真実とは? 才能のある人の特徴・部下の才能を引き出す方法

才能 = 天性のものであり、一部の人に許された能力と捉えられがちですが、本来、才能とは経験と努力の結晶です。では誰でも経験と努力を続ければ才能を持てるのでしょうか。才能がある人の特徴を捉えながら、才能開花のさせ方について紐解いていきましょう。

才能の正体とはなんなのか?

「才能イコール生まれ持ったもの」と感じてる方も多いと思いますが、これは大きな間違いです。サッカーの本田圭佑選手・野球のイチロー選手、彼らは生まれ持った才能があるから成功したのでしょうか?

どちらの選手も子供の頃から、サッカー・野球で世界一になる自分を信じ、努力を積み重ねてきました。何度も挫折を味わいながらも成功を収め、注目を浴びるようになった結果、周囲から「才能がある人」と評価されるようになったのです。 つまり、才能の正体とは「努力した先についてくる評価」でしかなく、生まれついての能力とはほとんど関係がないのです。

絵が上手な子供を見て、「うちの子、絵なんて教えてないのに。生まれついての才能があるかも」と思う親もいることでしょう。しかし、絵が上手なのは、90%以上が子供の努力の成果です。

親が知らないところでたくさんのものを観察し、どうすれば上手に描けるか、自分が描いてて楽しい絵は何かを考え、試行錯誤してきたはず。子供本人に「努力をした」という感覚はなくとも、モチベーションを維持しながら無意識のうちに訓練を積んできたことが子供の能力を高めたのです。

ただし、成功するかもわからないことに目先の仕事で忙しい大人が挑み続けるには、相当な意志の強さが必要。弊害も多いなかで諦めずに続けられるなら、その時点でもう「才能のある人」の階段を登っており、まわりとの差がついていることでしょう。

才能についての名言

この世で「才能がある」と呼ばれた人たちが、才能について様々な名言を残していますが、どれも”ある共通点”が存在します。名言の一部をご紹介いたしますので、共通点を見つけ出してみてください。

  • 大いなる苦悩なくしては、如何なる完成も才能もあり得ない(レオナルドダヴィンチ)
  • 「才能がない」と言って諦めてしまえる者は、そのことをもって才能がないのだと言わざるを得ない(中島義道)
  • 「君、才能あるね」これはどんな言葉よりも人を励ます、マジック・ワードです(内田樹)
  • 限界をつくらない『心の才能』こそ一流選手の条件(井村雅代)
  • 誰にでも才能はあって、可能性は限りない(シャキール・オニール)
  • あなたが生まれながらに持つ才能、能力は練習の積み重ねでしか開花しない(ウサイン・ボルト)

どれもが、努力・モチベーションを意味する内容です。才能の持ち主と言われていた彼らも、やはり、自分自身が生まれながらに才能があるとは思っていなかったようで、努力の先に才能があるのを実感しているようです。

才能がある人の特徴

才能がある人 = 努力をし続け成功をおさめられる人には、下記の共通事項があります。

  • 目指す事柄についての思い入れが強い
  • 成功した自分のビジョン(姿)が明確である
  • 逆境をエネルギーに変えられる

ひとつずつ、細かく見てみましょう。

目指す事柄について思い入れが強い

まず一つ目は、才能のある人は、目指すべき目標に対して強い思い入れを持っています。イチロー選手はもう一生遊んで暮らせるだけのお金を稼いでいるのに、なぜ、野球を続けるのでしょうか。

答えは単純明白、野球が好きだからです。一方で、アナウンサーの小倉智昭さんは、子供のころからどもりと方言訛りがひどかったそうです。うまく話せるようになりたい、と自分の弱点を克服するために、将来は「話す職業」を目指したのだとか。

二人の共通点は子どものころから思い入れが強かったことを活かせる仕事を選んでいることです。単純に好きなものや思い入れの強いことを続けてきた結果、才能のある人と評価されるのは珍しくありません。

人を突き動かすのは感情です。プラスでもマイナスでも、思い入れのあるものが才能に化ける可能性もあるのです。

才能心理学ではポジティブ体験を原動力に才能開花した人を「ある人」、ネガティブ体験を原動力に才能開花した人を「ない人」と呼んでいます。

成功した自分のビジョンが明確である

二つ目は、成功した自分のビジョンが明確である、という点です。才能のある人は自分が成功すると信じて疑っておらず、他人の妬み嫉みに耳を貸しません。それどころか、他人の批判をエネルギーに変えることだってできます。

実は、ビジョンの明確さは思い入れの強さが影響しています。たとえば、ファッション好きな人は袖のシルエットやカフスボタンまで細部にわたり理想のイメージを持っているもの。逆に、それほどファッションに興味のない人はイメージが湧かないものです。

ビジョンの明確さ、信じる力のベースにあるのは思い強さ。思いが強いからこそ自分に自信を持ち、自分を信じられるからこそ失敗を恐れず、ゴールに向かってのモチベーションを維持できるのです。

逆境をエネルギーに変えられる

さらに成功する人は、逆境を乗り越える力を持っています。フランス革命の立役者となったミラボー伯爵は、自らを逆境に追い込み、鼓舞させたと言う逸話があります。

「逆境に強い」は成功者の共通点ですが、これも元々、強かったわけではありません。成功する人は、あえて自分を追い込むことで、自分のポテンシャルを開花させています。

あなたにも「あの時はピンチだったけど、予想以上の力を発揮できて乗り越えられた」という経験があるでしょう。人は追い込まれると潜在能力を発揮するからです。逆境は、努力だけでは伸びない伸びしろを、一気に伸ばしてくれる触媒です。

人によって壁にぶち当たると、乗り越えてやろうとエネルギッシュになる人ともうダメだと諦める人がいます。その違いは、逆境によってポテンシャルを引き出された経験があるかないかの違いです。

才能のある人は前者であり、逆境のメリットを理解しているので、ピンチを成長のチャンスと捉えるポジティブさを身につけてきたのです。自身の成功を信じ続けられる自己肯定感の強さはポジティブ思考に起因しています。

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自分の才能の見つけ方

才能とは、何かを続けた結果に得られる能力です。そして自分の才能とは、続けたい何か・続けられる何かを見つけることで発掘できます。モチベーションを維持できる何かを探すためには、まず、自分の人生を振り返ってみましょう。その中で、次のことを思い浮かべてください。

  • 自分の人生で誇れる点

(例:子供のころ絵画コンクールで優勝した、ゲームを350時間プレイした、良い友人が多くいる、毎日家族のために家事を繰り返している)

  • 自分の人生で失敗した点

(例:就職先を見誤った、仕事で受注ミスをして上司に激しく怒られた、女性に奥手で彼女ができなかった、資金のやりくりが下手で借金をした)

ここで出た「誇れる点」にも「失敗した点にも」、才能の可能性が眠っています。誇れる点は突き詰めてさらに研究をし、ビジネスへと昇華させれば、「才能」と評価されるでしょう。逆に「失敗した点」は才能を伸ばす弊害と思われがちですが、対策方法の研究に励むことで、同じように失敗をした人にとって役立つビジネスへと変換できます。

どのようなものでも「突き詰めたい・誇りたい・人の役に立ちたい・人に披露したい」と思えるものがあれば、大切にしてください。それらは自身を誇れる存在に変わり、努力を継続できる可能性を多いに秘めた、才能の源泉です。

部下の才能の引き出し方

自分の部下の才能を引き出すために、意識すべきポイントは4つです。

  • 仕事を任せて才能の簡易チェックをする
  • 部下にゴールを設定する
  • 成功体験をさせる
  • 部下のタイプを見極める

仕事を任せて才能の簡易チェックをする

まず、部下にランダムに色々な仕事を任せます。ある仕事をこなすには必要なスキルがあるので、仕事の出来具合を見れば、部下が今もっている才能とそのレベル感を見極めることができるからです。たとえば既存顧客のフォローを任せ報告させれば、部下がどの程度のヒアリング能力、質問力、商品・サービス知識、提案力をもっているのかわかるでしょう。

いくつかの仕事を順番に任せていけば、部下の長所と短所、課題が見えてきます。その上で、今現在もっとも能力の高い才能を活かせる仕事を集中的に任せたり、課題を克服するための仕事を与えれば部下の才能を伸ばすことができます。

部下にゴールを設定する

次に、目指すべきゴールを部下に与えます。才能のある人は誰しも短期のゴール、長期のゴールそれぞれを設定しています。目標なくしてモチベーションの維持、つまり才能の源泉を産むことができないのです。

目標内容は「来月までに売り上げをいくらにしろ」といった、上司が一方的に設定したゴールでは意味がありません。部下自身がどのようになりたいのかを導き出し、モチベーションを維持できるゴール設定にします。目標を決める際には部下と一緒にマインドマップを用いて紐解いていくと、目標がクリアになりやすいため、おすすめです。

目標をもたせた結果、望むゴールが「定時に帰りたい」、「なるべく手を抜きたい」といった、無意欲なものであっても構いません。

定時で帰るためには仕事を早く終わらせる才能が必要です。手を抜きたいのなら、要領の良さを身につけなければなりません。どちらも今後の仕事効率を上げるために必要な才能ですし、そのスキルを同僚や部署でシェアして、全員が定時に退社できるようになれば生産性も上がります。

個人的な望みから始めたことが、他人からも必要とされビジネスになったというのはよくある話。そのことに気づけば、仕事を自分ごととして捉える視点も身につきます。

成功体験をさせる

次に、日ごろから小さくても良いので成功体験を身につけさせます。繰り返される成功体験によって自分に自信が持て、逆境にも強くなり、自分は才能があるかもしれないと思えるようになるのです。

すると、目の前に壁があらわれても乗り越えられ、再び自信につながるサイクルができます。才能を引き出すためには、本人のモチベーションの維持が大切であり、モチベーションの維持は自信によって保たれています。

部下のタイプを見極める

そして、最後は部下のタイプの見極め方です。部下は褒めて伸びるタイプなのか、叱って伸びるタイプなのか見極めましょう。

世界的バスケット漫画の「スラムダンク」にこんな話があります。主人公のライバル高校の監督は、同校の天才と呼ばれる仙道を、プライドが高そうだからと褒めて伸ばしました。一方で仙道をライバル視する福田を、粘り強そうだからと言う理由で叱って褒めようとしたのです。

しかし実は福田は仙道以上に繊細で打たれ弱く、監督の厳しい指導に耐えきれずバスケから離れてしまったのです。才能のある選手だったのに、監督の判断の見誤りによって、危うく1人の選手を潰すことになりかねませんでした(最終的に福田はバスケへの情熱を取り戻します)。

現実でも同じことが言えるのではないでしょうか。部下が承認欲求が強いタイプなのか、それとも逆境に燃えるタイプなのか、どちらのタイプなのかを見極めることで、才能開花の道しるべが見えてくるでしょう。

まとめ

世界的に有名な役者や著名人を見て、「あの人は才能があるんだな」と思うかもしれません。しかし、彼らも子供のころは自身と変わらないその他大勢の存在だったのです。

才能を開花させる人とそうでない人の違いは、自分の伸びしろに気づけるか否かだといえます。「自分や部下に才能を見出せない」と思っている人は、才能プロファイリングを用いれば、隠れていた可能性に気づけるはずです。

才能の芽を見つけさえすれば、あとは水をあげ続ければきれいな花を咲かすのです。

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