Facebookのマーク・ザッカーバーグに学ぶ才能を発揮し、チームを活かす方法

こんにちは、才能心理学協会・認定講師の澤田です。

「自分の才能を活かす」、「自分の才能を発揮する」という言葉を聞いたとき、みなさんはどのようなイメージを持たれているでしょうか?

自分が得意とする能力を、ある環境で発揮する、そしてその中では自分が主人公でヒーロー、そんなイメージを持たれる方もいるのではないのでしょうか。

特に、自分の才能は何だろう? 自分はどうしたらもっと自分らしく生きることができるんだろう?、そんなふうに試行錯誤しているときには、そのように思いがちです。

そしてそういう時って、不思議に他人のことが目に入らない。

かく言う私も実はそうでした。

考えているのはいつも自分のことだけ、というのか、いつも「自分が、自分が」という感じで、自分一人で世間を生きているような、そんな感覚がどこかにあったりします。

周りの人がどういう人で、どんなことを考えているか目に入らなかったり、自分視点で相手を捉えたりしがちです。

そういうのが会社のトップに立ったりするものだから、周りは迷惑です。トップが気に入らない(本人には悪気はないのですが)ことがあると、部下を追い詰めたり、場合によっては怒鳴ったりしてました。

でもみなさんの才能を活かすことは自分一人の力では出来ません。

例えばFacebookのマーク・ザッカーバーグ。

彼は感情を内に秘めるタイプで、めったに表に出すことがなく、ボディランゲージを使わない。そのため時として人からは「人の話を聞かない」と批判されることもあったようです。

そういう彼が求めたのは人と人とのつながり。

人がより多くの情報の共有とコミュニケーションにより、他の人のためになること、そうすることですべての人のつながる力がより強くなり、オープンで公正な世界になること。

それが彼の求める世界です。

例えば写真にタグ付けすることは、「ここにあなたの写真を投稿したよ、あなたは私の生活の一部で、そのことをみんなに知ってもらいたい」というメッセージ。

そのためのインフラストラクチャ―として彼はFacebookを創り上げました。

でもそれは彼一人では決してなし得なかったでしょう。

例えば共同創立者で技術者のダスティン・モスコヴィッツ。彼がいなければ現在のFacebookの形はありませんでした。

ザッカーバーグがFacebookを買収されずに維持し続けるよう、投資家との交渉や会社の仕組みを作り上げたショーン・パーカー。 対外交渉の名手、オーウェン・バン・ナッタ。

ベンチャーキャピタルの投資家として、また年長者として経営の相談などを担ったジム・ブライヤー。広告事業としてFacebookに収益をもたらしたCOOのシェリル・サンドバーグなどなど。

彼らがFacebookの歯車の一つ一つとしてそれぞれの役割を果たしたからこそ、ザッカーバーグは経営者としての能力を高めることができました。

私も現在コンサルタントとして第一歩を歩み出せるようになったのも、今の会社を支えてくれるスタッフ、恩師のオーディット・コーエンやコンサルタント仲間、才能心理学協会理事長の北端やいろいろ教えてくれた人たちがいたからです。

人は人に支えられて自分の才能を活かすことができます。

自分が得意とする能力を、ある環境で発揮する、そしてその中では自分が主人公でヒーロー、その考え方は間違ってはいないと思います。

でも、自分は実は周りに支えられていること、その中にいるからこそ自分の能力(才能)は発揮できるのだということも忘れないでいたいと思います。

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この記事を書いた人

精神科ソーシャルワーカーを経て、経理・総務・人事等の業務に従事後、2001年より計測器メーカー㈱サワダ製作所を経営、中小企業経営者のパートナーとして才能心理学、TOC、NLPを使った組織作り支援を展開。

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