3つの質問から自分なりに導き出した才能は、「繋げる・繋がる・続ける」「人の思いや命を途切れさせない」でした。
これらのキーワードでブログを書いてみたところ、「やりたいことを諦めないための手帳術」に行き着き、今はいくらでも書けるように! 「周囲の人たちと繋がりながら好きなことを続ける手帳術」という独自性を出せたらいいなと思っています。
しかし同時に、戸惑いも・・・
私はもともとやっていた歌の才能を開花させたかったのですが、今、オリジナリティーを出せそうなのは手帳術の方。「あれ?歌じゃないの?」とガッカリというか、戸惑っています。
こういう、思いもかけない才能が飛び出して来ちゃった時、心の持ち方はどうすれば良いのでしょうか? また、自分の才能を、自分の好きな世界で具体化していくためにはどんなことを意識していけば良いのでしょうか? 私の場合は、作詞作曲やライブパフォーマンスに生かしたいです。(仁宮亜希さん)
Aこんにちは、才能心理学協会の北端です。 書籍や動画セミナーが刺激的で良かったです。(笑) 「やりたいことを続ける手帳術」は私も知りたいので、 ぜひ作ってください!さて「思いもかけない才能が飛び出して来ちゃった時の、心の持ち方はどうすれば良いのか」という質問ですが、コースプログラム参加者の中には、同じような悩みに直面する人もいます。
では、そんな時は、どうすればいいのか?
結論から言えば、両方やればいいのです。 あなたの経験から編み出した手帳術が人の役に立て、ニーズがあるなら、それを活かさない手はありません。「いくらでも書ける」「いくらでもできる」はそこに才能がある1つの証拠。ですから、ぜひやってください。
一方で、アーティストとしての活動をこれからも望んでいるなら、続けるのが自分に正直に生きる道です。 アーティストを事例に才能開花の話をすると、成功しているアーティストは成功しているビジネスマンと同じように、ファンのニーズに敏感です。
たとえば、松田聖子さんも故マイケル・ジャクソンも「ファンが聞きたい歌を歌う」と語っています。 「アーティストって好きな歌を歌ってリッチになっていいよな〜」と思っている方もいるかもしれませんが、彼らも自分の才能をファンのニーズに合わせています。
あなたは10年、20年、ファンのアンコールに応えて同じ歌を歌い続けられるでしょうか? 退屈になって、「新しい歌を歌わせてくれよ!」と言いたくなりませんか?
1つのことを続けるというのは想像以上に自分との戦いがあるものです。
そういう意味で、 自分はどんなアーティストで、誰のために曲を書いたり、パフォーマンスをするのか?(才能を生かしたいのか?) ここを明確に決めることが第一歩です。
すでに決められているかもしれませんが、 「繋げる、繋がる、続ける」 「人の思いや命を途切れさせない」 というコア・コンセプトに沿って、もう一度見直してください。
そして、そんなニーズを持っている人は誰で、どんな境遇にいて、どんな歌を聞きたいと思っているのか? どんなパフォーマンスなら勇気付けたり、励ましたり、感動してくれるのか? その視点で作品をクリエイトするのがあなたの才能の見せ所です。
今、世界で話題のテイラー・スウィフトは「頑張りたい人を応援するアーティスト」としてブレイクしています。 プロのアーティストとして活躍する舞台を得るなら、ここを真剣に考える必要があります。
そしてもう1つ。
「ポジションは空いているかどうか?」
「自分はそのポジションで活躍できるかどうか?」
です。
俳優のジャッキー・チェンはアクション映画のスターです。しかし彼がスターになるには色々な試練がありました。 当時、ブレイクしていたのはブルース・リー。映画会社は第2のブルース・リーを探していたので、出演依頼もブルース・リーのような演技。しかし、どれだけ頑張ってもブルース・リーには勝てない。頼まれるのは「ブルース・リーの代役」ばかりでした。
そこで彼は「かっこいいヒーロー」ではなく、カッコよくはないけれど、コミカルなヒーローになろうと決めました。結果、彼の独自のアクション、演技、ストーリーはファンの心を掴み、一躍アジアで有名になりました。ジャッキー・チェンは才能を開花させ、成功するために「カッコいいヒーロー」への執着を捨てたのです。
まとめると、ポイントは
- 自分は誰で、誰のために才能を発揮するのかを明確にする
- すでに活躍している人がいて、ポジション確保が難しいなら、新たなポジションを見つける
この2つ。
どんな分野でも成功するには色々な能力が必要ですが、 そこにあなたの道があるのなら一歩、一歩進んでください。
「未来に何が起きるのか?」
「いつ何があってチャンスが舞い込んでくるか?」
誰にもわかりません。 才能を開花させ、夢を実現させた人は、 いつ巡ってくるかわからないチャンスのために 才能を磨き続けた人です。
夢があるのなら、一番大切なマインドセットは「人生を信頼すること」だと私は思っています。 仁宮さん、ご質問ありがとうございました。 どちらの活動もうまくいくように祈っています!
追伸 「才能が9割」の読者の感想を見ていると、 自分の才能に気づいた方は、1回やってわからなくても、 何度かトライされている方が多いようです。 そして気づいたことを仕事で生かしたり、 人間関係で生かしているうちに、 「これかも?」という腑に落ち感が来て、 才能に気づかれるようです。 1回読んで閉じてしまった方は、 ぜひ何度も読み返してやってみてください。