人が死に向かうとき、その人の才能はいつ死ぬのか?

こんにちは! 才能心理学協会・認定講師の澤田浩一です。

 

先日、死に関する雑誌を読んでいてふと思った疑問があります。

それは「人が死に向かうとき、その人の才能はいつ死ぬのか?」ということです。

 

人の脳死に至るプロセスは、最初に短期記憶の形成をつかさどる海馬が損傷し、次に認知と実行に関わる大脳皮質、そして運動機能をつかさどる大脳基底核への血流が途絶えるそうです。

そして視床が酸欠状態になり、大脳皮質に情報が送れなくなり、視覚、聴覚、触覚などが失われはじめ、最後に脳幹が死に呼吸器系統と循環器系統が止まります。

 

才能は、その人が最も大切にしている価値観を行動に移した結果、生まれてくる能力。

感情ベースから生まれてくる能力です。

ということは人の感情センターでもある大脳基底核がやられた段階で人の才能も死んでしまうということになります。

 

そう考えると少し暗い気分になっていたのですが、そのときにふと思い出したのが、アイザック・ニュートンが知人への書簡の中で述べた「巨人の肩の上に立つ」という言葉。

 

「巨人の肩の上に立つ」とは先人の積み重ねた発見に基づいて何かを発見することを指しています。

 

例えば皆さんには「あなたがこういうことを言ってくれたから、新しい気づきを得られて〇〇しようと思った」ということを言われた経験がありませんか?

 

ダニエル・ゴールマン氏によると、人は何かを判断したり、選択したりするときは脳の感情センター(大脳基底核)が決断を後押しするそうです。

A案を取るのかB案を取るのか、するのかしないかは大脳皮質だけでは選択できません。

人生の中であれはうまくいった、これはダメだったなど人生のトピックに関する意志が大脳基底核には蓄積されていて、私たちの判断や選択を促すそうです。

 

才能は心を突き動かす感情を行動に移した結果、生まれてくる能力です。

つまり大脳基底核から後押しされて判断したり、選択したりする結果、生まれてくる能力が才能です。

私たちは自分の才能を活かした生き方をしているとき、その言動は他の人にも影響を与え、その人の大脳基底核に蓄積され、その人の才能発揮に役に立ちます。

 

皆さんが「あなたがこういうことを言ってくれたから、新しい気づきを得られて〇〇しようと思った」と言われたとき、皆さんの才能が発揮されていることになります。

 

そのように考えると「才能」はその人の脳死を超え、人から引き継ぎ、また人に引き継いで続いていくものなのです。

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この記事を書いた人

精神科ソーシャルワーカーを経て、経理・総務・人事等の業務に従事後、2001年より計測器メーカー㈱サワダ製作所を経営、中小企業経営者のパートナーとして才能心理学、TOC、NLPを使った組織作り支援を展開。

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