こんにちは、才能心理学協会の北端康良です。今回は質問をいただいたので、才能心理学Q&Aをお届けします。
私は人に寄り添うこと、相談に乗ることが才能だと思い、仕事でカウンセリングを始めたことがありました。ですが、その中で「話を聞いてあげたい」と思える人と、「この人の話はあまり聞きたくないなぁ」と思う人がいて、ストレスが溜まってしまい辞めてしまいました。
仕事でも「誰にも話せないようなことを話せます」と言ってもらうことがとても多かったので仕事にしてみたのですが、「カウンセリングだけ」を仕事にしてみると、なかなか人が集まらなかったり、やっていても自分自身が楽しいと思えないことが 多くなってしまったのです。
「やっと自分の才能、使命を見つけた!」と思えたので残念でした。私の才能の見つけ方は間違っていたのでしょうか? ずっと抜け出せない悩みでしたので 何かアドバイスを頂けましたら幸いです。
先日、現役東大生が家庭教師をしている塾で才能心理学のセミナーをしてきました。先生たちの才能プロファイリングをすると、
- 勉強できない子供をできるようにするのがやりがいがある先生
- できる子供をもっと伸ばす方がやりがいがある先生
など、先生によって「教える才能」を活かしたい生徒に違いがあるのがわかります。
どの先生も東大生で塾講師をしているわけですから「教える能力」としては、どの子供たちにも教えることができます。けれど「できること」と「やりたいこと」は違いますし、「他人から評価されること」と「自分のモチベーションが上がること」も違います。このズレが「せっかく才能を見つけたのに活かしたいと思えない」理由です。
エリートや優秀な人ほど、周りの期待に応える能力があるので、ついつい他人の褒め言葉やリクエストに応じてしますが (もちろん、それは悪いことではない)、自分の才能(モチベーション)の源泉をしっかりと把握しておかなければ、一生懸命やればやるほど、ずれていってしまうのです。
「周から評価されてポジションや収入もいいのに、どうして満足できないんだろう?」とギャップにはまるのはエリートの典型的な悩みの1なのです。
なぜ、このズレに注意しなければいけないのか? それは行動が続かなければ才能は伸びず、 結果的に、他人に貢献し続けることもできなくなるからです。
あなたの場合も同じです。カウンセリングといっても、キャリアカウンセリングもあれば、結婚カウンセリングもあれば、離婚カウンセリングもあれば、メンタルヘルス系のカウンセリングもあります。どんな分野で誰を支援するためにカウンセリングをしたいのか?を明確にしておくことが、モチベーションを維持し、自分の才能を伸ばす秘訣。
才能をお金に変える秘訣、才能を活かして喜ばれ続ける秘訣は 「自分がやりたいこと」と「他人から求められること」が 一致するポイントで才能を発揮することです。
まとめると、
- できること=やりたいこと
- 他人から評価されること=自分のモチベーションが上がること
この2点を押さえられる分野や人に才能を使うことです。
ぜひこれを参考に、才能の活かし方を考えてみてください。
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