“違い”を認めて、才能・可能性を最大化しよう

こんにちは。才能心理学認定講師&ニッチなロングセラー作家の川越満(かわごえみつる)です。 

前回の「『好き』を疑え!」はたくさんの人にお読みただきました。ありがとございます。とてもうれしいです。

前回の原稿を書いてから、若い人たちとお酒を飲みながら『好き』の本質について探ってみました。

MR(医薬情報担当者)を目指している就活生のDさんは、バレーボールが大好きということでした。「バレーボールの何に興奮するの?」と聞いたところ、「1つのプレーで状況が一変するところ」と答えてくれました。あまり詳しくお話しできなかったので断定できませんが、痛みを感じない生活習慣病の薬を担当するMRになるよりも、危機的な病状を一変させる領域の薬を扱うMRになったほうが、高いモチベーションで仕事を続けられると感じました。

他の場所では、社会人5年目のMRさんたちと飲み会をしました。野球部出身のAさんは、逆転満塁ホームランのような“一発逆転”が野球の醍醐味だと話していました。いまの仕事でも、他社製品が高いシェアを獲得している病院で、“一発逆転”して自社シェアを高める活動にやりがいを感じているそうです。

「その話に共感しない」という隣に座っていた女性MRのSさんは、陸上部出身で中長距離を得意としていたそうです。今の仕事でも、「地道にコツコツ実績を積み重ねていくことがやりがいにつながっている」と話していました。

同じ仕事をしていても、人によって、興奮するポイント、『好き』の本質が違います。組織や管理職の方は、ぜひ、それぞれの従業員・部下の“違い”を認めて、才能・可能性の最大化をサポートしてあげてください。

他人の違い・才能を認めるには、まずは自分の才能を見極めることが大切です。

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この記事を書いた人

小学6年生の時に卒業アルバム制作に伴って実施されたアンケートで「ユーモアな人No.1」に選ばれたことをきっかけに、マスコミの世界に憧れるも、偏差値35という救いようのない学力で日本の大学への進学を断念。運よくバブル経済の影響で多くの米国大学が日本にキャンパスを設立したおかげで、米国大学日本校のジャーナリスト・マスコミ学科で学ぶ。

20歳の時に、“最も感情が動かされた出来事”(大学に抗議文を提出したら、『こんなに恐ろしい文章を読んだことがない』と言われたこと)をきっかけに、ジャーナリストを目指し、医療・医薬品業界に特化した出版・コンサルティング会社に就職し、1年目から本を出版する。しかし、30歳頃に編集者の仕事に飽き、コンサルタントを目指して密かに転職活動するも、「あなたに紹介できる仕事はない」とエージェントに冷たく言い放たれ、帰り道で号泣。その時、ジャーナリストとコンサルタントをブレンドした「コンサナリスト」という肩書を思いつき、その後は、自ら本を書いて講演活動を行うスタイルを確立。

医療・医薬品業界のオピニオンリーダーとして、朝日新聞夕刊の『凄腕つとめにん』、マイナビ2010『MR特集』、女性誌『anan』など数多くの取材を受けている。現在は「業界入門書の制作」と「医師とMRの相互理解促進」を使命として、役立つコンテンツを生み出しつづけている。著作は30冊以上。肩書の「コンサナリスト」とライフワークの「セルフ・ブランディング」を10年前の2004年に商標登録している。

このように、自ら歩んできた道が正しかったのか?を確認するために「才能心理学」を学び、「サプライズを与える」というコア・コンセプトを導き出した。今後は、以前の自分のように「いまのままでいいのか?」「自分の才能はなんだろう?」と悩める人の才能発掘のお手伝いをしたいと考えている。

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