こんにちは。才能心理学認定講師&ニッチなロングセラー作家の川越満(かわごえみつる)です。
前回の「『好き』を疑え!」はたくさんの人にお読みただきました。ありがとございます。とてもうれしいです。
前回の原稿を書いてから、若い人たちとお酒を飲みながら『好き』の本質について探ってみました。
MR(医薬情報担当者)を目指している就活生のDさんは、バレーボールが大好きということでした。「バレーボールの何に興奮するの?」と聞いたところ、「1つのプレーで状況が一変するところ」と答えてくれました。あまり詳しくお話しできなかったので断定できませんが、痛みを感じない生活習慣病の薬を担当するMRになるよりも、危機的な病状を一変させる領域の薬を扱うMRになったほうが、高いモチベーションで仕事を続けられると感じました。
他の場所では、社会人5年目のMRさんたちと飲み会をしました。野球部出身のAさんは、逆転満塁ホームランのような“一発逆転”が野球の醍醐味だと話していました。いまの仕事でも、他社製品が高いシェアを獲得している病院で、“一発逆転”して自社シェアを高める活動にやりがいを感じているそうです。
「その話に共感しない」という隣に座っていた女性MRのSさんは、陸上部出身で中長距離を得意としていたそうです。今の仕事でも、「地道にコツコツ実績を積み重ねていくことがやりがいにつながっている」と話していました。
同じ仕事をしていても、人によって、興奮するポイント、『好き』の本質が違います。組織や管理職の方は、ぜひ、それぞれの従業員・部下の“違い”を認めて、才能・可能性の最大化をサポートしてあげてください。
他人の違い・才能を認めるには、まずは自分の才能を見極めることが大切です。