こんにちは、才能心理学協会の北端です。
「その話すごくわかります!」
先日、ある経営者にシャネルを事例に出しながら、ディープ・インパクト・才能の源泉について話していると、そう言われました。
シャネルは自立した働く女性のためのファッションブランドですが、そのコンセプトは彼女自身の生い立ちに関係しています。
10歳で母親を亡くした彼女は修道院に入ることに。ルールが厳しく不自由だった彼女は毎日、毎日、「どうすれば修道院を出て、自由になれるのか?」と考え続けたそうです。
そして住み込みのお針子から始め、自分のお店を持ち世界的に有名なファッションブランドを築きました。
彼女の原動力になっているのは、子供時代の
「自由をもらえなかった」
「自立すれば自由になれる」
という経験です。
冒頭の経営者は現在、コンサルタントとして活躍されていますが、彼が最も嫌いなのは「揉め事」。
昔から、もめている人たちを見ると間に入って、まとめ役を買って出ていたそうです。
そして現在は、クライアント企業の社長と社員の間に立ち、組織が円滑に回るようにコンサルティングをしている。「みんなで力を合わせている」のが何よりも好きだそうです。
仕事が好きで、活躍している人は「才能の源泉」を活かせる仕事をされています。
自分の強みや才能を見つけようと思った時、ついつい「できること」や「能力」、ビジネスに役立つことを考えようとしがちです。もちろん、スキルや能力は大切。でも、成功した人を見ると、彼らの原点にあるのは「過去の経験」です。
その時の想いが今も変わらず持つフレッシュな心の持ち主が才能を開花させています。
彼らに共通するのは昔も今も気になることは同じだということ。
だから1つのことを追求し、才能が磨かれる。
「もめごとが嫌い」
「だから人をまとめてきた」
という才能が最も発揮できる場所で自分のポジションを確立する。これは才能を活かしたキャリア・ビジネスを作るポイントです。
あなたが昔からずっと気になっていることはなんでしょうか?
昔からずっと、心を動かされることは何でしょうか?
そこに才能の源泉が隠れています。