東大の「異才発掘プロジェクト ROCKETをご存知ですか? 突出した能力をもっているものの、現状の教育環境に馴染めず不登校傾向にある小・中学生を選抜。学習サポートをしている プロジェクトです。
開始は2014年。当初から注目していましたが、 先日TVに17歳の鳥山樹君が出ていました。 彼が作ったのはダンゴムシロボットです。
小学校時代からの友人によれば、彼は昔から他の子とは発想が違い、やることも違ったとのこと。一方で、他の子供ができることは全くダメで、母親はとても心配したそうです。
子供の将来を案じた母親は、なんとかできるように鳥山君を徹底的にサポート。しかし、どれだけやってもできないことがわかった時、「これだけやって無理なら、仕方がない」「この子のいいところを伸ばしてあげよう」と思ったそうです。
そして「異才発掘プロジェクト ROCKET」に参加することに。
印象的だったのはプロジェクトを率いる東大の中邑賢龍教授のコメントです。
「才能を発揮すれば企業から声がかかる」
「その時、仲間に出会えるから、思う存分、好きなことに没頭すればいい」
「僕たちにできるのは、それを支援することだけ」
「教えることは何もない」
才能開花するまでは孤独です。
ユニークであればあるほど、既存のシステムにはおさまらず、理解者にもなかなか出会えない。 けれど、その孤独の先に、真の理解者や仲間がいる。 その景色を見失わなければ、前を向いて歩いていけると思います。
「自分の秘密」を書いた時、世界中の偉人を調べました。彼らは今でこそ「すごい人」。 でも、才能開花する前は変人扱いでした。才能を活かしきれずにもがいているときは、あなたも変人扱いされているかもしれません。
才能心理学のメンバーにはそういう人が多いですが(笑)、私は彼らを見ていると、愛おしくなります。枠にはまらない自分を殺さずに、活躍できる場所を見つけた人に出会うと、尊敬の念が湧いてきます。
今年もあと1ヶ月ほどですが、終わりは始まりでもある。
2018年、新たなスタートを切るために歩みは止めたくないですね。