おはようございます。
才能心理学協会認定講師の松澤祥子です。
講師陣の中では、ママの才能開発を専門とし、ママの隠れた才能を見つけて活かすことで、産前よりも豊かになれる産後のキャリアコンサルティングを提供しています。
今日は、「子供の才能を伸ばすママのあり方」について書きます。
まず、質問です。
もし、あなたの子供が、「学校の勉強はやりたくない。友達と遊んでいたい。」といって、学校の勉強を全くしなかったら、あなたは子供に何と言いますか?
まだお子さんが小さいママは未来を想像して考えてみてください。
こんな状況におけるママのあり方が、子供の才能を伸ばすか否かを大きく左右します。
もし、あなたが、子供の才能を伸ばしてあげたかったら、子供のやりたいことを十分にやらせてあげてください。
上記の質問の状況でいうなら、「勉強しなさい」と言うのではなく、「好きなだけ友達と遊んでおいで」と言ってあげてください。
なぜなら、「やりたいこと」にその子の才能があるからです。
例えば、今年ベストセラーになった「ビリギャル」(学年ビリのギャルが一年間で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話)で、主人公のさやかは、ずっと学校の勉強に興味がありませんでした。
さやかにとって興味があるのは、友達と遊んだり話したりすること。
さやかにとって「やりたいこと」とは、勉強ではなく、友達とのコミュニケーションでした。
そんなさやかが、慶應大学の受験を決めたきっかけは、恩師となる坪田先生との会話でした。
「君は、何をしている時が一番楽しいの?」と聞かれたさやかは「友達といる時」と答えました。
「なるほど、君は友達が大切なんだね。じゃあさ、東京にいってみたら?」
「もっといろんな、話してて楽しい友達ができるよ」
そこから話は弾み、さやかは慶應を目指すことになったのです。
結果、ご存知の通り、さやかは見事に合格をし成功を手にします。
才能心理学では、才能とは、心を突き動かす感情を行動に移した結果生み出される能力と定義しています。
さやかの心を突き動かしたのは、「もっといろんな、話してて楽しい友達ができる」ことへのワクワクでした。
ここで、「子供の才能を伸ばすママのあり方」に話を戻します。
ビリギャルの話で私が特筆したいのは、さやかが成功を手にするまでの、ママ(あーちゃん)のあり方なんです。
本編「ビリギャル」の続編として、「ダメ親と呼ばれても 学年ビリの3人の子を信じて どん底家庭を再生させた母の話」という本が出版されています。
下記は、あーちゃんの書かれたこの本からの引用です。
私が、「ワクワクすることだけをしていて、いいんだよ」と言い、のびのびと、したいことを十分にさせてきたことで、さやかは興味のない学校の勉強をさぼっている間に、友達を多く作り、輪を広げていくコミュニケーション能力を立派に培っていたと思います。(途中省略)そして、そうしたコミュニケーション能力と、素直に自分を信じてがんばれる才能の2つが、大学へ進学した後や、社会に出てからも、大いに役に立っている様子です。
ビリギャルさやかは、ママから「やりたいことをする自分」を認められて育てられたのですね。
長くなりましたが、もし、あなたが「子供の才能を伸ばしたい」と思っているのなら「ワクワクすることだけをしていて、いいんだよ」と言い、のびのびと、したいことを十分にさせてあげてください。
私は、自分もそんなあり方のママでいたいと思っています。