おはようございます。
才能心理学協会 認定講師の上田博美です。
前回は、私の教室選びでの3つの失敗についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
今回は、私が絵を描きたくなる教室で見つけた、才能が育つ教室選びのコツをご紹介します。
まず、私が半年でやめた絵画教室との違いについてお話ししたいと思います。
比較してみると、大きく異なる点が3つありました(前が現在の教室、後が半年でやめた絵画教室です)。
- 生徒数:5人以下⇔20人以上
- 先生の画風:繊細で写実的⇔ラフなスケッチ風
- 指導方法:習得を早める効果的な指導⇔指導自体がほとんどなし
そして、この3つがあったから、現在の教室を4年以上続けられたのだとわかりました。
「①生徒数」は、とても重要です。
現在の教室では、先生と生徒全員が同じ楕円形のテーブルに着き、先生が常に生徒一人一人に目を配り、悩んでいると先生が声を掛けて下さいます。
そのような環境では、生徒にとっても先生に質問がしやすく、何かあればその都度質問をすることができます。
また、少人数だと、先生が生徒のレベルに合った指導をすることができます。
現在の教室では、先生は、生徒一人一人のレベルに合わせた絵の題材を選び、指導をして下さいます。
例えば、習い始めて数ヶ月間は、花びらの大きな花や少ない花を描きますが、徐々に花びらの小さな花、多い花になります。
色の塗り方も、ただ塗るだけから、濃淡がつけられるような指導に変わります。
徐々にレベルアップできるので、先生の指導に対する生徒の満足度が高く、生徒のモチベーションも高いまま維持することができます。
「②先生の画風」は、手に入れたい才能に置き換えると、その重要さをわかっていただけるのではないかと思います。
私の場合は、先生の作品が教科書になるので、観ているだけで勉強になります。
先生の作品の中で、私が特に好きなのは、スミレの作品です。
最近、スミレが咲いているのを見かけることが何度かありましたが、先生のスミレの作品を思い出して、「私も先生のようにスミレを描けるようになりたい」と思いました。
私は、先生の作品を観るたび、思い出すたびに、「私も先生のような写実的な絵が描けるようになりたい」と「才能の出発点にある感情」を感じることができます。
私にとって、先生の繊細で写実的な画風は、「写実的な絵を描く才能」を手に入れる道しるべなんです。
「③指導方法」は、先生によって異なります。
私が半年でやめた絵画教室は、私のような初心者ではなく、基本を習得した、ある程度一人で描ける人であれば、指導がなくてもよかったのだと思います。
現在の教室では、デッサンのポイントから色の作り方、塗り方、構図など、基本からしっかりと指導を受けられます。
私は、教室を見学した時に、勉強し始めて3ヶ月目の方の作品を見せていただきました。
その作品は、「3ヶ月目で、こんなにきれいに描けるようになるなんてすごい!!私も描けるようになりたい!!」と思うくらい、素敵な作品でした。
学び始めてわかったことですが、それが現在の教室の平均レベルだったんです。
また、教室では年に1回作品展を開催しています。
毎年、先生と一緒に水彩画を勉強されていた方々が観に来られ、「(自分たちが勉強していた頃よりも)上達が早い」と褒めて下さいます。
それは、基本も含めて、先生が試行錯誤しながら時間をかけて習得されたスキルを、私達生徒が早く習得できるよう指導して下さるからなんです。
すると、私達自身も「もうこんなに描けるようになった」と嬉しくなります。
そして、「もっと絵を描きたい」「もっと上手になりたい」と思って、自宅でも練習したり、絵画展に行って勉強するようになっていきます。
時には、無性に絵が描きたくなることもあります。
それがまた上達につながって、嬉しくなって、もっと練習したり、勉強したくなる・・・、そんないい循環が生まれるんです。
才能心理学では、「才能は集中投資」と伝えています。
なぜなら、才能が開花した人は、みんなそうしているからです。
ただ、集中投資するには、才能の出発点にある感情を持ち続ける必要があります。
私が半年で絵画教室をやめた時は、嫌な気持ちばかり感じて「写実的な絵を描けるようになりたい!!」という気持ちを持ち続けることができませんでした。
でも、現在の教室では、「写実的な絵が描けるようになりたい」と「才能の出発点にある感情」を感じ続けられました。
それは、少人数制で、手に入れたい才能を手に入れるために、習得を早める効果的な指導を受けられたからです。
これから教室や講座を選ぼうとされている方は、是非、このような教室や講座を見つけて下さい。
そして、才能の出発点にある感情を持ち続け、才能を育てましょう。