MRナンバー1コンテスト優勝者のモチベーション

はじめまして。才能心理学認定講師の川越満(かわごえみつる)です。

落語とベイスターズとポテトサラダを愛するニッチなロングセラー作家・講演家です。

主に医療業界を対象に編集企画と講演の“二刀流”で仕事をさせていただいています。

才能心理学に興味を持ったきっかけは、自分のこれまでの人生・仕事が自分の才能にマッチしているのか確認したいという思いからでした。

学んだ結果、完全にマッチしていました(爆)

また、才能心理学を学ぶようになってから、人の生い立ちというものに興味を持つようになりました。自己啓発本を読み漁っていた20代後半から30代は、著者の生い立ちを「ただの自慢話」としか受け取れず、「どうすればうまくいくのか?」といったノウハウの部分にしか興味を持っていませんでした。

しかし、今はノウハウの部分よりも、その人がなぜ、その仕事をしているのか?ということに非常に興味を持つようになりました。才能心理学を学ばなければ、決してたどり着かなかったマインドです。

11月22日に「第2回MR#1コンテスト2015」が都内で開催されました。このイベントは、MR(医薬情報担当者)と呼ばれている製薬企業の営業職(厳密に言えば売上の回収を行わないので営業職ではありません)の日本一を決めよう!というものです。

厳しい一次審査を通過したファイナリスト5名は、(1)ロールプレイ、(2)プレゼンテーション、(3)ディスカッション--の3項目で競い合いました。

優勝(MVMR)した田辺三菱製薬の淡路育弘さんは、この日が結婚記念日ということで、いい夫婦の日に奥様への最高のプレゼントになりました。

淡路さんは優勝後のスピーチで、医療業界を目指したきっかけについて、次のように語りました。

「祖母が重度のリウマチでした。当時はいい薬がなくて。私には直接言っていませんでしたが、痛くて『早く死にたい』『早く楽になりたい』と祖父に言っていたそうです。

小さかった私は、苦しんでいる祖母に何もしてあげられませんでした。弟はお手伝いしたりして、祖母に手を差し伸べていましたが、私は恥ずかしがって何もできませんでした。

その後、祖母は他界してしまいました。祖母孝行できなかった悔しい思いが、今のMR活動を支えています」

苦しんでいたおばあちゃんに何もしてあげられなかった・・・。この思いが、淡路さんのすばらしいMR活動に結びついているのでしょう。

あなたの「悔しい思い出」の中にも、きっと、才能の種が埋まっています。

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この記事を書いた人

小学6年生の時に卒業アルバム制作に伴って実施されたアンケートで「ユーモアな人No.1」に選ばれたことをきっかけに、マスコミの世界に憧れるも、偏差値35という救いようのない学力で日本の大学への進学を断念。運よくバブル経済の影響で多くの米国大学が日本にキャンパスを設立したおかげで、米国大学日本校のジャーナリスト・マスコミ学科で学ぶ。

20歳の時に、“最も感情が動かされた出来事”(大学に抗議文を提出したら、『こんなに恐ろしい文章を読んだことがない』と言われたこと)をきっかけに、ジャーナリストを目指し、医療・医薬品業界に特化した出版・コンサルティング会社に就職し、1年目から本を出版する。しかし、30歳頃に編集者の仕事に飽き、コンサルタントを目指して密かに転職活動するも、「あなたに紹介できる仕事はない」とエージェントに冷たく言い放たれ、帰り道で号泣。その時、ジャーナリストとコンサルタントをブレンドした「コンサナリスト」という肩書を思いつき、その後は、自ら本を書いて講演活動を行うスタイルを確立。

医療・医薬品業界のオピニオンリーダーとして、朝日新聞夕刊の『凄腕つとめにん』、マイナビ2010『MR特集』、女性誌『anan』など数多くの取材を受けている。現在は「業界入門書の制作」と「医師とMRの相互理解促進」を使命として、役立つコンテンツを生み出しつづけている。著作は30冊以上。肩書の「コンサナリスト」とライフワークの「セルフ・ブランディング」を10年前の2004年に商標登録している。

このように、自ら歩んできた道が正しかったのか?を確認するために「才能心理学」を学び、「サプライズを与える」というコア・コンセプトを導き出した。今後は、以前の自分のように「いまのままでいいのか?」「自分の才能はなんだろう?」と悩める人の才能発掘のお手伝いをしたいと考えている。

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