こんにちは。才能心理学認定講師&ニッチなロングセラー作家の川越満(かわごえみつる)です。
前回、チェリストの水谷川優子さんのディープ・インパクトについて書いたところ、「続きが読みたい」という声を2つほどいただきましたので、無理やり続きを書くことにしました(爆)
前回のブログの最後に、海外生活が多い水谷川さんが日本に帰ってきて最も気になることが「子どもにヒステリックに怒る母親の多さ」だということを紹介しました。
理事長である北端の書籍『才能が9割』をお持ちの方は、118ページを開いてください。才能心理学では、「3つの質問」をベースに、その人の才能や可能性を見つけるお手伝いをしています。
安心してください。本をお持ちでない方にも「3つの質問」をご紹介します。
Q1:20歳までに「あったもの」、「なかったもの」は何ですか?
Q2:今、興味のあること、または問題だと感じることは何ですか?
Q3:気になる人はどんな人ですか?
「子どもにヒステリックに怒る母親の多さ」に気になるというのは、Q2の「問題意識」とQ3の「気になる人」に関連します。そして、水谷川さんのQ1の「あったもの」には、チェロや両親、恩師の存在・言葉などが入るでしょう。
水谷川さんは母親から節目節目で「(チェロを)やめてもいいのよ」と言われていたそうです。10歳くらいの時に乗馬に憧れた水谷川さんは、「乗馬学校に行きたい」と母親に相談しました。しかし、「乗馬学校に行くのならチェロをやめないと」と言われて断念したと話していました。
「いろんなことをやりたかったけど、天秤にかけてチェロ以上にやりたいものがなかった」
子どもがやりたいことを邪魔せずに何でもやらせてあげるという教育方法もあるでしょう。しかし、水谷川さんの母親は、“チェロへの愛”を再認識させる対応を常に心がけていたのかもしれません。
本当にやりたいことを意識させ、応援する。それが教育であり、子どもの才能を伸ばすために最も大事なことだと感じました。
Q1の20歳までに「あったもの」と「なかったもの」は、「あったもの」を与える人生か、「なかったもの」を獲得していく人生かの判断材料になります。
水谷川さんのケースでは、「あったもの」をこれから与えていくことで、チェリストとして“以外の”活動の幅が広がると思います。
例えば、子育てや教育に関する講演やメディアへの出演などがオススメです。メディアに露出することで、それまで水谷川さんのことを知らなかった人が、水谷川さんのCDを購入したり、コンサートに行くようになります。
もちろん、私もCDを購入しました(^-^)/
以上、勝手に水谷川さんの“モデルチェンジ案”を考えてみました(笑)