先日、Webをみていると幸福に関する調査が出ていました。日本のGDPは世界3位。一方、幸福度は53位。荒っぽい言い方をすれば、「お金はあるけど幸せではない」のが日本の現状です。
ここからわかる日本人の課題はお金を幸福のために使えていないということです。
あなたはお金を幸福のために使えていますか?
ソニーや任天堂は復活を遂げましたが、日本メーカーがビジネスで苦戦しているのはこの課題と無縁ではないと思います。
「自分の幸福のためにお金を使えない人が、人を幸福にするためにお金を使えるのか?」「他人が何に幸福を感じてお金を使うのかわかるのか?」
という疑問が出てくるからです。
これを企業やビジネスマンに置き換えれば、「自分の幸福のためにお金を使えない人が、他人の幸福を実現するために投資し、いい商品やサービスを作れるのか?」という問いに変わります。
GoProはサーファー用のデジカメに特化して世界中のファンをつかみました。
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同じことは技術力のある日本メーカーならできたはずです。でも、思いつかなかった。楽しみや幸福に鈍感だったからです。
幸福を生み出せる能力(技術)はあるのに、自分や他人の幸福に鈍感になっているせいで、チャンスを逃している。
その根本的な理由の1つは、自分の幸福のためにお金を使っていないからです。
才能の研究をして気づいたのは、起業家にとって彼らの欲求を満たすためのビジネスが、他者の欲求を持たすビジネスにもなっているということ。
彼らは自分の感情や欲求を置き去りにして、お金や成功のために起業したわけではなく、感情や欲求を中心に据えて起業しています。
自分の幸福を追求すれば、才能が磨かれお金に変わる。
お金の現状に不満があるなら、お金のビリーフ(お金の観念)とお金の使い方を見直すことです。興味のある方は、お金の心理学オンライン入門講座をチェックしてください。