映画「オデッセイ」から経営者が学ぶこと

こんにちは、才能心理学協会・認定講師の澤田浩一です。

今回も映画から学んだ才能の活かし方について。

 先日、リドリー・スコット監督、マット・デイモン主演の映画「オデッセイ」を観てきました。

地球から2億2530万キロ離れた火星で砂嵐に巻き込まれ、脱出した探査チームから火星に一人取り残された主人公マークのサバイバル映画です。

 地球との通信手段もなく、水も食料も不足している極限状態。そのときにマークが思ったのは、自分が植物学者であること。

彼は植物学者としてのスキルを活かし、サバイバルに挑みます。

人は自分が何者であるのか、人生で何をしたいのかを本当に見出したとき、力強いエネルギーを発します。
そしてそのエネルギーは、周りの人を巻き込みます。

マークを置いて脱失した同僚のクルー、地球の管制センターの人々。誰もが当初、マークは死んだものだと思います(実際、葬式まで挙げた)。
しかし彼が火星探索車を動かしているのを衛星写真から見つけ、マーク救出のためにありとあらゆる手段を講じていきます。

 

私は会社経営も同じだと思います。いくら良いビジネスモデルでも景気の悪化や取引先の事情などで、業況が一度に悪化することがあります。

そのときに自分は何者なのか、何をしたいのかをしっかり知っていることは、失敗を乗り越えるエネルギーとなります。

そして失敗から立ち直ることで、共感する人たちが集まってくる。

 例えばファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は著書「一勝九敗」の中で、ファーストリテイリングを現在の姿にされるまでに多くの失敗をされてきたことを述べられています。

そして失敗から立ち直られる過程で、優秀な人材が集まり、さらなる成長に繋げられています。

 柳井会長兼社長は著書の中でこのように書かれています。
「事業を始めるときには、ぼくはいつも最終形を考えるようにしている。こうあるべきという目標を定め、それに向かって行動することが大事。」

 こうあるべきという目標は人によって異なります。なぜならその人自身が経験してきた出来事から「何がしたいのか」という欲求が生まれますが、それは人により千差万別だからです。

そして何がしたいのか、というエネルギーが強ければ強いほど、それはパワーとなります。

 

さて、では自分が何者か、本当にしたいことは何かを見つけるにはどうすれば良いでしょうか?

そのことを見つけ出し活かす方法をお手伝いするのが、才能心理学です。皆さんも一度是非セミナーにお越しください。

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この記事を書いた人

精神科ソーシャルワーカーを経て、経理・総務・人事等の業務に従事後、2001年より計測器メーカー㈱サワダ製作所を経営、中小企業経営者のパートナーとして才能心理学、TOC、NLPを使った組織作り支援を展開。

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