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経営者は心の中にアンカーを打ち込もう

こんにちは、才能心理学協会・認定講師の澤田です。

先月の終わりにアメリカを訪れていたインドのモディ首相を、フェイスブックの創業者、マーク・ザッカーバーグ氏が本社に招き、対談しました。
そこでザッカーバーグ氏から意外なインド秘話が。

彼はフェイスブックで成功を収める前に、一度インドを旅行したそうです。
その目的は「この会社の使命だと私が確信していたものと再びつながる」こと。

彼は悩んでいたんですね。自分にとって、この会社(フェイスブック)は何なのか、この会社を経営することは、どのような意味があるのかと。

事業をずっと行っていると、経営者には得てしてこういうことがあります。
それは事業がうまく回りだして会社が拡大したり、また世代交代などで新しい人材が多く入ってきたりするとき、あるいは逆に業況が悪化しだすときに起こったりします。

例えばザッポスのトニー・シェイは、ザッポスを始める前にIT企業を起こしますが、急成長したあとその会社をマイクロソフトに売ってしまいます。

理由は、彼は事業を成功させるワクワク感やチームの一体感を事業に求めていたのに、成長してしまうと、いつの間にかいろいろな思惑を持った人材が増え、チームの一体感が損なわれていたから。彼が求めていたことが事業に見いだせなくなったから。彼はその想いを後のザッポスで体現させます。

またスターバックスのハワード・シュルツは、人々が家でも職場でもない、くつろげる場所を提供したいという強い気持ちから、スターバックスを創業しましたが、いつの間にか違う方向、単に店舗数を増やすという方向に向かってしまい、業況が悪化した時にやっとそのことに気づき、経営の方向性を変えました。そのことが今のスターバックスの復活につながっています。

先程のザッカーバーグ氏はインドを旅し、「人々と出会い、彼らがどうつながっているのかを見て、すべての人のつながる力がより強くなれば、世界はどれだけ良くなるだろうかと感じる機会を持てたこと」でフェイスブックで彼がやってきたことの重要性についての認識が強まったそうです。

人は一時の感情や思考に惑わされやすいもの。
だからこそ経営者は、自分がその事業で何をしたいのか、自分にとって何が大切なのか、そのことについて時には自分と向き合い、しっかりと心の中にアンカー(くさび)を打ち込むことが必要だと思います。

執筆者:
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澤田浩一

澤田浩一

認定講師一般社団法人 才能心理学協会
精神科ソーシャルワーカーを経て、経理・総務・人事等の業務に従事後、2001年より計測器メーカー㈱サワダ製作所を経営、中小企業経営者のパートナーとして才能心理学、TOC、NLPを使った組織作り支援を展開。 才能心理学「無料動画セミナー」の登録はこちら
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