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イチロー選手のバット職人に学ぶ才能の活かし方

専門職を生業にしてきた方からよく聞くのが、「専門バカでつぶしがきかない」という悩み。

「野球しかしてこなかったから、野球のことしかわからない」

「プログラミングしかしてこなかったから、プログラムのことしかわからない」

「料理しかしてこなかったから、料理のことしかわからない」

専門領域で働ける間は何の心配もありませんが、一旦、専門領域を離れるとなると何をしていいのかわからず悩んでしまう。私も専門職なので、同じ悩みを持ったことがあります。

この悩みに1つの風穴を開けてくれたのが久保田五十一さんのエピソード。久保田さんはイチロー選手、松井秀喜選手、小久保裕紀選手など、超一流スラッガー御用達のバット職人でした。

その久保田さんは2014年、ミズノテクニクスを退職し、今は蕎麦屋をしながら、そば職人向けに綿棒を作っています。

転身のきっかけは2009年。そば打ちをたしなむスポーツ用品店主から、「バットが作れるなら、麺棒も作れるんじゃないの?」と声をかけられ、作り始めたそうです。バット職人として培った技術が、綿棒作りにも活かせるとわかり、セカンドキャリアを始められました。

もう一例。以前、才能心理学を学びに来られたプレゼンテーション・コンサルタントの方がいます。彼はもともと理系で、大学では物理を専攻。部活は合気道をしていました。

その後、IT系の企業に就職したそうですが、「同僚のプログラマーには太刀打ちできない」と思った彼はキャリアをプログラマーからITのこともわかる営業に変更。プレゼンテーションを猛練習し、実力をつけたそうです。

彼がプレゼンテーション能力を磨いた秘訣は、メカニズムの把握にありました。

「物理には必ず原理原則があり、メカニズムがある」

「合気道にも、人の体はこう動くというメカニズムがある」

「原理原則やメカニズムという視点からプレゼンテーションを見ると、プレゼンテーションにも人を動かす原理原則・メカニズムがあることに気づいた」

彼は物理と合気道で磨いた「原理原則・メカニズムを理解する能力」をプレゼンテーションに活かし、今では経営者やエグゼクティブ向けに指導を行い、大活躍されています。

「職業=自分」になっている間は、なかなか見えないチャンス。しかし、「私は◯◯だ」という自己概念を外した時、今まで見えなかった新しいチャンスが目の前に現れます。

 

執筆者:
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北端 康良

北端 康良

理事長一般社団法人 才能心理学協会
才能 プロファイラー/才能開発コンサルタント。 「クライアントを経済的・精神的に最も豊かにする才能開発」がモットー。 著書「才能が9割 3つの質問であなたは目覚める」、「自分の秘密 才能を自分で見つける方法」(経済界) プロフィール詳細はこちら
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