技術者に学ぶ才能の磨き方 (1)

後継者が自分の才能を見つけて、会社を飛躍させる方法!

新年あけましておめでとうございます。才能心理学協会・認定講師の澤田浩一です。

 

才能を見つけるためには、まず自分がまず何がしたいかを知ることが大切です。なぜなら何かをしたい、という強い感情が、それに向けての行動を生み、そこから才能としての能力になるからです。

世の中の著名な技術者には、特に何がしたいか、ということがはっきりしている場合が多いと思います。

 

例えば、日本で初めて米国の自動車殿堂入りを果たした、ホンダの創業者・本田宗一郎。

彼は子供のころに村にやってきた自動車を見て、そこから吐き出される煙に含まれるガソリンの匂いを嗅いで自分も自動車が作りたい、と思いました。当時、自動車がまだ日本に普及しはじめて珍しかったころの話です。

 

また日本のロケットの父と呼ばれる糸川英夫(ハヤブサが到達した小惑星イトカワは彼の名前から取られています)。彼は子供のころにトンボの幼虫ヤゴが、お尻から水を吹きだして水中を飛ぶように進むのを見て、どうして進むのか不思議に思い、後にロケットを開発する仕事をしました。

 

2002年にノーベル化学賞を受賞した島津製作所の田中耕一。彼は生まれてすぐに母親が亡くなり、養子に出されます。後にそのことを知った彼は、母のように病気で苦しむ人の命を救うことに貢献できる仕事をしたいと思い、島津製作所に入り、たんぱく質を分析する手法を確立します。

 

乾電池を発明した屋井先蔵(みなさんが普段使っている乾電池が日本人の発明だとご存知でしたか?)。
彼は腕の良い時計職人でしたが、時計がゼンマイを人が巻かないと動かないのを見て、人が力を与えなくても自分で永久に動くことができる永久機関を作ろうと思い、乾電池を発明しました。

 

彼らは皆、自分が何をしたいかを明確に知っている技術者です。技術者は有名な理系の大学を出て、というイメージがありますが、本田宗一郎も屋井先蔵も大学は出ていません。

学歴は関係ないと思います。むしろ技術者にとって最も大切なのは何をしたいか、ということです。

 

しかし、何がしたいか、だけでは新しい技術を産むには足りないと思います。なぜなら今までに人がやったことがない試みをやろうとすると、十中八九(いやそれ以上に)失敗するからです。

では技術者としての才能を磨くにはどうすればよいのか? 

次回に続けます。
 

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この記事を書いた人

精神科ソーシャルワーカーを経て、経理・総務・人事等の業務に従事後、2001年より計測器メーカー㈱サワダ製作所を経営、中小企業経営者のパートナーとして才能心理学、TOC、NLPを使った組織作り支援を展開。

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