50才代から才能を開花させる方法

こんにちは! 才能心理学協会・認定講師の澤田浩一です。

私は今年で54歳になりますが、40代に比べてあきらかに違うことがあります。

それは老眼が入りだして、年々きつくなっていること。
(最近では会社の掲示板が視力検査表のようになっています!) 

50代は40代に比べ、自分の身体に対してある種のいたわりのようなものが出てきているように思います。以前ほどそんなに無茶ができなくなっているというか。
諸先輩からしたら大げさだと言われるかもしれませんが、人生の残り時間を意識し始めるのは50代からのように思うのです。 

このことは充実した人生を送る上で良いことかもしれません。
なぜなら残り時間が少なくなったということを意識しはじめるということは、残りの時間をどう充実させて生きるかということを真剣に考えることができるということだからです。

そして自分が今まで仕事などを通してやってきたことをより活かすことができるのも50代だと思います。

 

例えばNPO法人マラリア・ノーモア・ジャパンの専務理事兼事務局長の水野達男さん。 

マラリアはエイズ、結核と並んで世界3大感染症のひとつだと言われ、2015年には推計値で2億1400万人が感染し、43.5万人が死亡しています(1分間に1人が亡くなっている計算)。
そのマラリア撲滅の活動をされているのが水野さんですが、以前はマラリアとは関係のない農業事業部門のエキスパートでした。 

水野さんがマラリアと関わりをもったのは52歳のとき。

当時勤めていた会社から、マラリア対策の防虫蚊帳をアフリカで生産して収益を上げるように命じられたのがきっかけです。

そして水野さんは門外漢であるにも関わらず、農業事業部門時代に培った現場に入って溶け込む能力、顧客の普段の行動を観察したり、インタビューすることで顧客本人も気がつかない本音を引き出してマーケティングに活かす能力などを活かし、アフリカでの事業確立に成功、BPOビジネスのモデルとして注目されました。
水野さんの50年間の過去の積み重ねから身に着けた能力がここで開花したからこそできた事業です。

 

では50代で自分の才能を開花させるにはどうすれば良いでしょうか?

それはまず自分が本当にやりたいことに気づくことです。

例えば水野さんの場合、防虫蚊帳の事業化を命じられた当初は、いかに売上を伸ばすかで頭が一杯だったそうです。

ところがトラブル続きでうまくいかず、過重労働をした結果、ある日突然腰が抜けてしまい、うつ病の診断を受けてしまいます。

そして休業中に自分の本当にやりたいことに気が付きます。

 

水野さんが本当にやりたいことは自分の可能性を信じるということ、そしてユニークであるということ。
自分の可能性を信じるということは人の可能性を信じるということにつながります。そしてそこから、本当に自分がやりたいことは自分の仕事を通して困っている人の役に立つことだということに気が付き、本当に役に立つ製品であれば売上や利益は後からついてくると考えます。

そのことが自分の腑に落ちることで水野さんは改善に向かい、いろいろとアイデアが思い浮かんで事業を確立していかれました。

本当に自分がやりたいことは何かということは普段は言語化していないので、実はわかっているようで、ぼんやりとしているものです。

私も以前はわかっていなくて、才能心理学のセミナーを受けることで人を助けるということが自分の本当にしたいことだと気付き、中小企業向けの経営コンサルタントの仕事も始めています。

 

二つ目は自分が今まで身に着けた能力を棚卸してみること。
今までどのような仕事をして、そこでどのような能力を身につけ、活かしてきたかを振り返ってみることです。 

水野さんの例で言えば、外資系の会社にいた頃に身に着けた、誰とでも話せるコミュニケーション能力や現場を観察する力、顧客から本音を引き出してマーケティングに活かす能力などです。

またそれらの能力は数字で現すと良いと思います。

例えば、今まで売上を〇〇億円上げたとか、〇〇〇人の部下を育てたとか。
数字で現すことで自分の培ってきた能力を客観的に見ることができます。

 

三つ目は自分の培ってきた能力を掛け算で組み合わせてみて、これから何ができるかを考えること。

例えば水野さんの場合は、コミュニケーション力×観察力×マーケティング力からWHOや国連と連携して防虫蚊帳をアフリカに拡げることに成功しました。
そして現在はNPO法人の専務理事兼事務局長として活躍されています。

50代まで仕事をされてきた皆さんにも身に着けた能力があるはずです。なぜなら皆さんは現在もクビにならずに仕事をしたり、あるいは会社を経営したりして来れたから。

ご自身が本当にやりたいことを振り返り、自分の能力を棚卸して、これから出来ることを考えてみてはどうでしょうか。

選択肢はいろいろとあると思います。組織にとって必要な人材として活躍するのも良し、フリーランスで仕事をするのも良し、また自分で会社を設立するもの良いでしょう。

残りの人生を充実して生きるためにもいろいろな選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

精神科ソーシャルワーカーを経て、経理・総務・人事等の業務に従事後、2001年より計測器メーカー㈱サワダ製作所を経営、中小企業経営者のパートナーとして才能心理学、TOC、NLPを使った組織作り支援を展開。

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