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才能開花に残業は必要か?

こんにちは! 才能心理学協会・認定講師で二代目経営者の澤田浩一です。

先日、日本電産が中間決算で501億円の最高利益になったというニュースが流れました。

最高益の要因は、円高の環境にあったということと、もうひとつは「働き方改革」が功を奏し、残業が大幅に減って生産性が上がったということでした。

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161025-00000017-mai-bus_all

 

日本電産といえば、

 ・情熱、熱意、執念

・知的ハードワーク

・すぐやる、必ずやる、できるまでやる

 の、三大精神という行動哲学で有名な企業です。

 日本電産の残業削減という施策は一見この行動哲学に反しているように見えますが、このことに関して「モーレツ日本電産も挑む「残業ゼロ」は実現可能か」という面白いコラムもあります。

 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161028-00105939-diamond-bus_all&p=1

 

一方、スキルを習熟し、才能を開花させるためには、コラムでも少し触れられていましたが、1万時間という時間が必要です。

1万時間という時間は1日3時間を才能開花のために使うとすれば、ほぼ10年かかります。

だから才能を早く開花させるためには1日のうちの多くを使えば良い。

 

では才能開花のためには残業はした方が良いのでしょうか?
どこかのブラック企業のようにモーレツに働けば良いのでしょうか?

 

才能に関して残業をした方が良い、あるいはすべきではないという議論であれば、私はそもそもそういう発想そのものがおかしいと思います。

例えば想像してみてください。
大リーガーのイチローは残業を意識して野球をやっているでしょうか?

たぶんしていないと思います。

もしそういう意識を持っているなら、あそこまで偉大なバッターにはなっていなかったでしょう。

残業削減の施策を指示した日本電産の永守会長兼社長も残業という意識はないと思います。
(そもそも取締役という仕事には残業という概念がありません)

 

「日本電産 永守イズムの挑戦」(日本経済新聞社編)によると永守氏は子どものころから一番が好きで、お父さんが社長である学友の家に行ったときにドイツ製の鉄道模型や初めて見るチーズケーキやステーキを見て、将来は社長になると決めたそうです。

そして実際に起業するための計画を立て、2000万円の資本金を貯めて日本電産を立ち上げ、今日のグローバル企業に成長させました。

創業時から永守氏は世界を視野に入れ、日本電産の社是には「全世界に通ずる製品を生産し」と、すでに世界が視野に入っており、今回の残業削減の施策も日本電産を世界トップにするという永守氏の描くロードマップの一部でしかありません。

日本電産を世界と戦える企業にするためには、働き方もグローバル水準にする必要があるということです。

 

私も経営者としては、残業は「是」だとは思いません。
むしろ残業をせずに生産性を上げてもらった方が、人件費が抑えられ、利益が出るので良いに決まっています。

ですが才能開花という視点で捉えると、人には1日24時間しか与えられていません。
この24時間を職場でも家でもどう使うかを考えることが才能開花のためには必要です。

そこには残業という意識はないはずです。

 みなさんの才能開花のためにどのように時間を使うかを考え実行することが何よりも充実した人生を送るためには重要だと私は思うのです。

執筆者:
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澤田浩一

澤田浩一

認定講師一般社団法人 才能心理学協会
精神科ソーシャルワーカーを経て、経理・総務・人事等の業務に従事後、2001年より計測器メーカー㈱サワダ製作所を経営、中小企業経営者のパートナーとして才能心理学、TOC、NLPを使った組織作り支援を展開。 才能心理学「無料動画セミナー」の登録はこちら
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