こんにちは、才能心理学協会の北端康良です。今回は質問をいただいたので、才能心理学Q&Aをお届けします。
逆にいえば、嫉妬は「自分にだってできる!」と思う時に感じる感情。つまり、嫉妬するのは
- 相手を同レベルかそれ以下。または今は自分の方がレベルは下だが、相手より上のレベルに行けると思っている
- 相手の方が活躍していたり、評価されている
という状況がある時です。
ですから、欲求としては
- 自分の才能をフルに発揮したい
- あの人以上に活躍したい
- あの人以上に評価されたい
のがよくある状態です。
才能心理学では才能とはあなたの感情を行動に移した結果、生み出される能力と伝えています。あなたがこの欲求を満たすために行動し、努力をすれば才能開花のチャンスはある。この場合、嫉妬が大きいほど才能開花のパワーも大きくなります。実際、嫉妬をエネルギー源にして才能開花した人もたくさんいます。
嫉妬を才能開花に活かす秘訣は、相手への嫉妬を自分への憤りに変えること。「こんなレベルだなんて信じられない」「この程度しかできない自分を許せない」「私はもっとできるはずだ」と自分を叱咤激励することです。
もう1つ大切なことは「自分にないものを持っている人を見ると嫉妬する」という心理メカニズムです。 才能心理学では人を「ある人」と「ない人」の2タイプに大きく分けますが、あなたが「ある人」なら「ない人」に嫉妬します。「ない人」なら「ある人」に嫉妬します。
優等生(ある人)が、勉強もスポーツもできないけれど友達の多い同級生(ない人)に嫉妬したり、学歴のないたたき上げの起業家(ない人)がMBAホルダーの起業家(ある人)に嫉妬するのはそのためです。
しかし動画セミナーでお伝えしたように「ある人」には「ある人」の才能があり、「ない人」には「ない人」の才能がある。両者の才能は本質的に違うものです。真似ようと思っても、そもそも才能の源泉が違うので真似しきれない。この場合、相手に対する嫉妬をエネルギーに才能開花を目指してもうまくいかない場合も多いので要注意です。
他人と比較してしまう癖のある人は、自分の才能のタイプがハッキリとわかっていないせいで、余計な比較をして、感情的に振り回されている場合も多いものです。才能とは本質的にあなた独自のもの。それが見つかれば、他人との比較という罠から抜け出すこともできます。
嫉妬は才能開花に結びつくエネルギーでもあり、同時に才能開花を阻む障害にもなる感情です。今あなたが感じている嫉妬の本質を見極めて、才能開花に役立ててください!