「こうすべきだ」と、はっきり言い切れるあなたへ
あなたは「やるべきことが自分の中では明確に見えている」「自分が何かを言うと、周りが自然と動き出す」というタイプではありませんか?もしそうであれば、あなたはストレングスファインダーの34の資質のうち、「指令性」の可能性が高いです。
この「指令性」は、人を動かして物事を前に進める強みです。しかし日本の文化では前に出ることをためらう場面も多く、その力を自分で抑え込んでしまっている方も少なくありません。
本記事では、その強みを最大限に活かして成果につなげる「活かし方」と、さらなる飛躍を遂げるための「伸ばし方」を具体的な行動とともに徹底解説します。
私は才能開発と心理学の専門家として、才能についての本を2冊出版し、20年間で6,000人以上の才能開発と目標達成を支援してきました。
この記事を最後まで読んでいただければ、指令性を持つあなたが、自身の才能を武器に次のステージへと進むための具体的なヒントが得られるはずです。
動画解説
「指令性」の基本特徴:あなたはなぜ人を動かせるのか?
指令性は、文字どおり指示命令するのが得意な人、指示命令によって人を動かすのが得意な人が持つ資質です。その根幹には2つの特徴があります。
1-1. 行動原則:一言に、人を動かすだけの力がある
指令性の強みを持つ人が何かを言うと、みんなが「はい」と言ってすぐに聞き、行動し始めます。それだけのパワーと存在感を持っているのが、この資質の特徴です。
1-2. 「答えが見えている」から、迷わず言い切れる
指令性の強い人は、目標に向かって何をやるべきかという答えが、自分の中ではっきり分かっています。こうすればうまくいくと分かっている。だから「そうしよう」「そうしなさい」「そうしてほしい」「そうやるべきだ」という形で、周りに影響を及ぼし、巻き込み、動かしていくことができます。
日本の文化では、こうしたふるまいは少ないかもしれません。しかしここがあなたの強みなのであれば、自信を持って「こうすべきだ」と言っていくこと。それが強みを発揮する一つの方法です。
指令性を「成果」につなげる具体的な活かし方(ポジション)
指令性を効果的に活かすうえで鍵になるのは、内容よりもあなたが立っている位置です。ここでは2つの側面から見ていきます。
2-1. 指示命令できる立場に立つ
最も効果的なのは、誰かに指示命令できる立場に立つことです。もちろん、そうしたポジションについていなくても、あなたの一言やちょっとした発言に、みんなが聞く耳を持ったり従ったりすることはあるでしょう。
しかし効果的に活かすことを考えたとき、ポジションをしっかりと持っておくことが大事になります。
2-2. 肩書きがなくても「教えてくれる人」の位置を取る
たとえばあなたが営業職や看護師であっても、この考え方は使えます。単に物を売る人、単に看護の仕事をする人というよりも、どちらかといえば「教えてくれる人」というスタンスで仕事をするのです。
その分野における専門知識や能力、経験が豊富で、お客さんや患者さんのほうから教えを請いたくなる。そういう位置に立てば、あなたの「こういうふうにしたらいいですよ」「こうすべきなんだ」という言葉が、相手にとってとても聞きやすいものになります。相手が聞く耳を持ってくれやすい位置を、意識的に取っていくことをおすすめします。
指令性をさらに「飛躍」させる具体的な伸ばし方
指令性には、発揮するほど生じる副作用があります。明確な答えややるべきことが分かっているため、発揮すればするほど、みんながあなたに頼ってくるのです。
その結果、すべての判断や決断をあなたがしなければならない状況になり、当然ながら時間がなくなっていきます。もう一つ、指揮官は全体を見て判断し何かを決める人ですから、実行そのものは、メンバーや仲間がいたほうが大きな成果を出せます。ここを踏まえた3つの取り組みが、ワンランク上への鍵です。
3-1. 実行してくれるメンバーを集める
これをやるべきだ、これをやれば必ず成果が出る。そう分かったことに対して、あなた一人ですべてをやろうとしないことです。
それを実行していってくれる仲間やメンバーを集めていく。これが一つ目です。
3-2. 判断基準と優先順位をメンバーに渡す
二つ目は、あなた自身にすべての判断や決断が来なくても済むようにすることです。
そのために、判断基準や優先順位をメンバーに周知し、教えていく。場合によってはマニュアルを整備していく。このあたりが非常に重要になってきます。
3-3. 指揮命令系統を整備する
三つ目は、組織の側を整えることです。メンバーが増え、会社であれば部署を持ち、部長といった立場になっていくと、指揮命令系統をしっかりと整備する必要が出てきます。
あなたの判断や指示が、きれいにチーム全体、組織全体へ伝わっていくように、組織やチームを整備していく。ワンランク上を目指すなら、ここを今後の課題として取り組んでください。
まとめ:「指令性」を武器に、あなたの才能を開花させるために
本記事では、ストレングスファインダーの「指令性」の資質について、その特徴から活かし方、そしてさらなる伸ばし方までを解説しました。
指令性の強みを最大限に活かすポイント
指令性の強みを武器に成果を上げていくためには、以下の二点が最も重要です。
- 【活かし方】指示が届く「ポジション」を意識的に取る
誰かに指示命令できる立場に立つこと。肩書きがなくても、専門知識や経験が豊富で「教えてくれる人」という位置に立てば、あなたの言葉は相手に聞き入れられやすくなります。答えが見えているなら、自信を持って「こうすべきだ」と言い切ってください。
- 【伸ばし方】自分に判断が集中しない仕組みを作る
実行してくれるメンバーを集めること。判断基準と優先順位をメンバーに渡し、必要ならマニュアルを整備すること。そして指揮命令系統を整え、あなたの判断が組織全体に正しく伝わるようにすること。
指令性の強みは、あなたに人を動かし物事を前に進める力をもたらします。この強みを正しく理解し、届くポジションを取り、判断を任せられる仕組みを整えていくことで、あなたの才能は間違いなく開花し、ステージアップしていくでしょう。
自分の強みを成果につなげる考え方を体系的に知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。

【才能診断】資質は分かった。では、その才能をどう活かしますか。
ストレングスファインダーが教えてくれるのは、あなたの資質と強みです。それをどんな場面で、どう使うか。そこまでは教えてくれまん。
才能心理学の5つの質問に答えると、あなたの才能、やる気の源、価値観、陥りやすい弱点、そしてその活かし方が分かります。所要5分・無料です。

