ストレングスファインダー34の資質|完全ガイド

ストレングスファインダー34の資質|活かし方と伸ばし方の完全ガイド |

診断は受けた。けれど、活かせていないあなたへ

「上位5つの資質は分かった。でも、それをどう仕事に活かせばいいのか分からない」と思っていませんか?診断結果を一度読んで、それきりになっている方は少なくありません。

ストレングスファインダーは、あなたがどんな資質を持っているかを教えてくれます。しかしその資質を、目の前の仕事でどう使えば成果になるのかまでは教えてくれません。だから多くの人が、自分の強みを知りながら活かせないままになります。

本記事では、34資質それぞれの「活かし方」と「伸ばし方」を解説した記事を、一覧でご案内します。 あわせて、資質を成果に変える4つの原則と、診断結果を活かせない本当の理由をお伝えします。

私は才能開発と心理学の専門家として、才能についての本を2冊出版し、20年間で6,000人以上の才能開発と目標達成を支援してきました。

この記事を最後まで読んでいただければ、あなたの資質を「知っている状態」から「使っている状態」へ動かすための、具体的な次の一歩が見つかるはずです。

こんな課題はありませんか?
  • 実績はあるが「これが本当にやりたいことか?」と今の働き方に違和感がある
  • 他人との比較や競争に疲れ、自分だけの「揺るぎない軸」が見つからない
  • 「自分にしかできない価値」を言語化できず、競合との差別化に苦戦している
  • 才能をどうお金に変えればいいのか、具体的なステップがイメージできない

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目次

ストレングスファインダーとは

ストレングスファインダーは、米国のギャラップ社が開発した、人が持つ強みの元となる34の資質を測定する診断ツールです。1999年に提供が始まり、開発者であるドナルド・O・クリフトン氏の名を冠して、現在の正式名称はクリフトンストレングス(CliftonStrengths)となっています。日本では従来のストレングスファインダーという呼び名が広く使われているため、本記事でもその名称で解説します。

診断を受けると、34資質のうち自分の上位資質が順位づけされて示されます。

34の資質は、実行力・影響力・人間関係構築力・戦略的思考力という4つの領域に分類されます。自分の上位資質がどの領域に集まっているかを見れば、あなたの力がどの場面で発揮されやすいのかが見えてきます。

他の診断ツールとの違いや、当協会の才能プロファイリング®との考え方の違いについては、それぞれ別の記事で詳しく解説しています。MBTI・ストレングスファインダー・AI診断との比較もあわせてご覧ください。部下のマネジメントに活かしたい管理職の方は、ストレングスファインダーをマネジメントに活用する記事が参考になります。

34資質の一覧と、それぞれの活かし方

以下に34資質を領域ごとに掲載します。あなたの上位資質を見つけて、その記事から読んでください。 記事を公開している資質にはリンクを置いています。

各資質の記事では、その資質を持つ人がどんな環境を選ぶべきか(活かし方)と、何をすればワンランク上に行けるか(伸ばし方)を、動画とあわせて解説しています。

実行力の資質(9資質)

物事をやり遂げ、形にしていく力に関わる資質です。

  • 達成欲 — 近日公開
  • アレンジ — 複雑さを整理し、滞りを流れに変える。手持ちのカードを増やすほど組み合わせの質が上がる → 記事を読む
  • 信念 — 大事にしたい価値観への確信。価値観が重なる場所で貫くほど、信用がブランドになる → 近日公開
  • 公平性 — すべての人に同じ基準で接する。ジャッジする立場とルールづくりで力を発揮する → 近日公開
  • 慎重さ — 動く前にリスクを洗い出す。「常勝」ではなく「不敗」を極める → 近日公開
  • 規律性 — 決めた手順を守り、複利で積み上げる。規律がない場所ほど価値が出る → 近日公開
  • 目標志向 — 近日公開
  • 責任感 — 引き受けたことをやり通し、「信用貯金」を積み上げる → 記事を読む
  • 回復志向 — 問題の原因を見抜いて解決する。未解決の問題に挑めば第一人者になれる → 記事を読む

影響力の資質(8資質)

人を動かし、周囲に働きかける力に関わる資質です。

  • 活発性 — 考えるより先に動く。行動の自由がある環境でこそ成果が出る → 記事を読む
  • 指令性 — 答えが見えていて言い切れる。指示が届くポジションを取ることが鍵 → 近日公開
  • コミュニケーション — 目的は一つ、人を動かすこと。感情と論理の両輪に「語る資格」を足す → 記事を読む
  • 競争性 — 勝敗が数字で見える場所で伸びる。一番になった後のマインドシフトが課題 → 近日公開
  • 最上志向 — 最高でなければ気が済まない。一流に触れて基準そのものを上げる → 近日公開
  • 自己確信 — 根拠がなくても確信できる。誰も決められない場面で主導権を握る → 近日公開
  • 自我 — 本来の意味は「重要性」。見過ごされてきた重要な課題に立つと恩恵が広がる → 近日公開
  • 社交性 — 顔の広さより、集まってくる情報量が価値。人と人をつないで化学変化を起こす → 近日公開

人間関係構築力の資質(9資質)

人とつながり、関係を築く力に関わる資質です。

  • 適応性 — 近日公開
  • 運命思考 — すべての出会いに意味がある。最大の強みは他力を借りられること → 記事を読む
  • 共感性 — 言葉にされる前に気持ちがわかる。サポート役に留まらずリーダーを目指す → 近日公開
  • 調和性 — 違いより一致点を探す。組めば大きなことが起きる相手同士をつなぐ → 近日公開
  • 包含 — 近日公開
  • 個別化 — 一人ひとりの違いが見える。森を定めたうえで部分を最大化する → 近日公開
  • ポジティブ — 近日公開
  • 親密性 — 狭く深くつながる。業種ではなく「誰と働くか」で選ぶ → 近日公開
  • 成長促進 — 人が伸びる姿に喜びを感じる。目上の人を勝たせると自分が引き上げられる → 近日公開

戦略的思考力の資質(8資質)

情報を集めて考え、道筋を描く力に関わる資質です。

  • 分析思考 — 近日公開
  • 原点思考 — 本質まで遡る。応用が利き、次に何が起きるかを予測できる → 近日公開
  • 未来志向 — 近日公開
  • 着想 — 近日公開
  • 収集心 — 集めずにいられない。蓄積を専門性に変えれば「あの人に聞けばいい」になる → 近日公開
  • 内省 — 深く考えることが成長を加速させる。孤独な時間の確保が要 → 記事を読む
  • 学習欲 — 知りたい・分かりたい・できるようになりたい。教える力を掛け合わせる → 近日公開
  • 戦略性 — 近日公開

資質を成果に変える4つの原則

自分の資質や強みがわかれば、次は活用の段階。どの資質を持っていても、成果につなげている人はこの4つを踏んでいます。

原則1. 努力の前に、環境を選ぶ

活発性なら「行動の自由がある環境」、競争性なら「勝敗が数字で見える場所」、親密性なら「誰と働くか」、信念なら「価値観が重なる場所」。ほぼすべての資質で、環境選択が第一条件になっています。

同じ資質を持つ人が、環境ひとつで成果を出す人と埋もれる人に分かれます。努力の量ではなく、努力が活きる場所にいるかどうかが重要です。

原則2. 目の前の仕事に「どう活かすか」のアイデアを考え、実行する

資質を知るだけでは、何も変わりません。

自分の資質を、いま担当している業務や顧客に対してどう使えるのか。その発想がなければ、活かしようがないのです。知ることと活用することは、まったく別の作業です。診断結果を読んで満足してしまう人と、成果に変える人の差は、ほぼここにあります。

また、環境を選べないという場合もあります。そんな時も、今いる場所で資質を活かすアイデアを考え実行すれば成果につながります。

原則3. 掛け算で、強みを増幅し、希少価値をつくる

資質は単体でも強みになります。学習欲があれば、それだけで人より速く深く習得できます。それは十分に価値のある力です。

そのうえで、掛け算には2つの効果があります。

一つは増強・増幅です。学習欲に「教える力」を掛ければ、自分が習得するだけでなく、他の人の習得も速められます。資質そのものは変わらないまま、届く範囲と成果の量が広がります。

もう一つは希少価値です。収集心×専門性、原点思考×回復志向、アレンジ×リソースの量。掛け合わせる要素が増えるほど、同じ組み合わせを持つ人は減っていきます。単体では代わりがいる力でも、組み合わせることで「その人にしか頼めない」ものに変わります。

原則4. 負荷をかけた分だけ伸びる

すべての才能は、負荷をかけることによって伸びていきます。 筋力トレーニングと同じ原理です。今のキャパシティ内で使っている限り、レベルアップは難しいものです。

責任感なら「より大きな責任を引き受ける」、最上志向なら「一流に会いに行く」、回復志向なら「まだ誰も解いていない問題に挑む」、慎重さなら「不敗を極める」。

負荷をかけ、どんどん伸ばしていきましょう。

なぜ、資質を知っただけでは成果が変わらないのか

ここまで読んで、まだ動けていない方もいるはずです。理由は2つあります。ひとつは、いまお伝えした4つの原則を実践していないから。そしてもうひとつ、活かすモチベーションが湧いていないからです。

後者は、ストレングスファインダーでは分かりません。

「できるけれど、やりたくない」という壁

ストレングスファインダーは資質や強みの診断テストであって、モチベーション診断ではありません。

「できるけれど、やりたくない」「できるけれど、やる気にならない」。これはよくあることです。能力はあるけれど、モチベーションが湧いていないという状態です。

強みや才能を発揮するには、モチベーションも湧き、能力もあることが重要です。片方だけでは動きません。「自分の資質や強みはわかったけれど・・・」と行動が止まってしまうのは、これが原因です。

モチベーションが湧く2つのタイプ

ここで押さえておきたいことがあります。モチベーションの湧き方には、大きく2つのタイプがあるのです。

  • 資質を発揮できること自体でモチベーションが湧くタイプ……その資質を使えている状態が楽しい。学ぶこと、競うこと、整えることそのものが動機になる
  • 何のために活用・発揮するのかという目的でモチベーションが湧くタイプ……資質を使えるだけでは動かない。それが誰の役に立つのか、何を実現するためなのかが見えて、はじめて動き出す

自分がどちらのタイプなのかを知っておくことが重要です。 ここを取り違えると、打ち手がずれます。前者のタイプに目的を説いても響きませんし、後者のタイプに「あなたの資質が活きる仕事だ」と勧めても動きません。

事例:学習欲と着想の人が、定型業務で動き出すまで

具体的な例をお話しします。上位資質に学習欲と着想を持つ方がいました。

その方は上司から「この通りに仕事をやれ」と指示されていました。しかし定型的な仕事では、学習欲も着想も発揮できません。 結果、モチベーションが湧かない状態が続いていました。能力がないわけではありません。やる気が出ないのです。

この方のモチベーションの源泉は、新しいことを学び、チャレンジすることでした。新たなアイデアが湧くと試したくて仕方がなくなり、時間を気にせずやり遂げてしまう。そういうタイプです。

そこで、定型的な仕事のままで打ち手を考えました。その作業をさらに効率化する方法を考えたのです。 さらに、そもそもこの定型作業は何のために必要なのかを問い直しました。その結果、もっと時間を短縮できる方法を見つけました。

これが上司に評価されました。そして新規プロジェクトのメンバーに推薦され、学習欲と着想をフルに発揮できる環境を手に入れたのです。

注目していただきたいのは順序です。この方は、環境が合わないから転職したのではありません。環境を変えられない場所で、資質を持ち込むアイデアを実行した。その結果として環境が手に入ったのです。

原則1では環境選択が先に来ると書きました。しかし環境を選べない立場にいることも多いはずです。そのとき、目の前の仕事に資質を活かすアイデアこそが、環境を変える入口になります。

なお、この方は資質を発揮できること自体でモチベーションが湧くタイプでした。だからこそ「効率化を考える」という打ち手が、そのまま動機になりました。目的でモチベーションが湧くタイプの方は、同じ場面でその定型作業が誰のために、何のためにあるのかを問い直すことが入口になります。実はこの方も、作業の目的そのものを問い直しています。どちらのタイプでも、始め方が違うだけで、行き着く先は同じです。

次の一歩──源泉を知り、アイデアを実行する

ここまで読まれた方が取るべき一歩は、3つです。順番があります。

  • 1. 自分のモチベーションタイプを知る……資質の発揮そのもので湧くのか、目的で湧くのか
  • 2. 何にやる気が湧くのか、モチベーションの源泉を特定する
  • 3. 資質や強みを目の前の仕事や業務に活かすアイデアを3つ考え、実行する

タイプが分からないまま源泉を探しても、見当違いの方向を掘ることになります。まず1を確かめてください。この3つが揃ったとき、あなたの資質は「知っているもの」から「使っているもの」に変わります。

よくある質問

モチベーションが湧かない資質は、捨てたほうがいいのですか

捨てる必要はありません。ただし打ち手が変わります。資質を発揮できること自体でモチベーションが湧くタイプなら、その資質を使う場面を増やすことが解決策になります。目的でモチベーションが湧くタイプなら、その資質を「何のために使うのか」を先に決めることが必要です。前の章で解説したとおり、まず自分がどちらのタイプかを確かめてください。

上位5つ以外の資質は意味がないのですか

意味があります。ギャラップ社は、上位10の資質が日常のなかで頻繁に現れると説明しています。

さらに重要なのは、同じ上位5資質を持つ2人でも、6位以降に何が来るかで活かし方が変わるという点です。同社はこれを具体例で示しています。たとえば学習欲が上位にある2人がいたとして、6〜10位に人間関係構築力の資質が多く並ぶ人は、人と関わりながら学ぶ形をとります。一方、分析思考や原点思考が並ぶ人は、一人で深く考える形で学びます。学ぶことが強みであるという事実は同じでも、学び方そのものが違うのです。

下位の資質についても意味があります。同社は、下位の資質は日常の行動に現れにくく、その人があまり楽しめないこと、あまり考えないことを映している場合があると説明しています。つまり自分が避けている領域が分かるということです。

上位5つは入口であって、全体ではありません。34資質すべての順位を見れば、自分の資質がどの順番で組み合わさっているかが分かり、それが行動の違いを具体的に説明します。

資質は変わりますか

本質的には変わりません。ギャラップ社は57,000人以上の再受験者を調査し、6ヶ月間隔での再テスト信頼性が0.73であったと報告しています。順位の入れ替わりは起きますが、それは上位資質のなかでの軽微な移動にとどまり、中核的なパターンは保たれるとしています。同社は基本的に受け直しを推奨していません。ただし10年以上前、とくに学生時代に受けた場合は、受け直す価値があるとも述べています。

私はこの見解に基本的に同意します。そのうえで補足すると、幼少期や学生時代に、その資質や強みを発揮する環境を与えられなかった人が、働き始めてから初めてその環境を得た場合、診断結果が変わることはあり得ると考えています。資質そのものが変わるのではなく、発揮した経験がないままでは、自分でもその資質を自覚しようがないからです。

弱点や下位の資質はどうすればいいですか

自分で補強しようとしないことです。ギャラップ社は、自分と補い合う強みを持つ相手と組むことを推奨しています。34資質のうち下位にある領域については、その資質が上位にある人と組むことで、自分の弱みを管理できるという考え方です。その資質が上位の人とタッグを組む、あるいはチームを作る。 これが最も現実的な解決策です。

下位の資質を「劣っているわけではない」と言い換える解説をよく見かけますが、私は「この資質については他者より劣っている」と現実的に認識したほうがいいと考えています。 そのほうが素直に他者を認められ、頼りやすくなるからです。現実を変えるには、まず現実を受け止めることが重要です。自分を守るための言い換えは、結局その人の前進を遅らせます。

診断を受けたあと、何から始めればいいですか

資質や強みを活かすアイデアを3つ考えて、実行してください。 1つでは、うまくいかないと、行動がそこで止まってしまいます。いま担当している業務、関わっている顧客、任されている役割。そのどこに自分の上位資質を持ち込めるかを3通り考えて、順に試してみてください。

まとめ

本記事では、ストレングスファインダー34資質の一覧と、それぞれの活かし方・伸ばし方を解説した記事をご案内しました。あわせて、資質を成果に変える4つの原則と、診断しただけでは変化が起きない理由を解説しました。

まずは上の一覧から、あなたの上位資質の記事を読んでみてください。 その資質を持つ人がどんな環境を選ぶべきか、何をすればワンランク上に行けるかを具体的に解説しています。

そのうえで、自分のモチベーションタイプと源泉を確かめ、目の前の仕事に資質を持ち込むアイデアを3つ考えて実行してみてください。それが、診断結果を成果に変える最短の道です。

才能を活かす考え方を体系的に知りたい方は、才能の活かし方完全ガイドもあわせてご覧ください。自分の才能そのものを見つけ直したい方は、才能の見つけ方完全ガイドが参考になります。

自分の強みを成果につなげる考え方を体系的に知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。

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この記事を書いた人

北端 康良のアバター 北端 康良 代表理事

才能プロファイラー/才能開発コンサルタント。
6000件のコンサルティング事例と15年間の研究をもとに才能心理学を体系化。3つの質問で才能診断を行う才能プロファイリングを開発。
著書「才能が9割 3つの質問であなたは目覚める」、「自分の秘密 才能を自分で見つける方法」(経済界)

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