一人ひとりの違いが、はっきり見えてしまうあなたへ
あなたは「同じやり方を全員に当てはめることに、どうしても違和感がある」「この人にはこう、あの人にはこう、と自然に変えている」というタイプではありませんか?もしそうであれば、あなたはストレングスファインダーの34の資質のうち、「個別化」の可能性が高いです。
この「個別化」は、一人ひとりの力を最大限に引き出す強みです。しかし部分に集中しすぎるあまり、全体としての成果が見えなくなり、力の使いどころを見誤ってしまうことも少なくありません。
本記事では、その強みを最大限に活かして成果につなげる「活かし方」と、さらなる飛躍を遂げるための「伸ばし方」を具体的な行動とともに徹底解説します。
私は才能開発と心理学の専門家として、才能についての本を2冊出版し、20年間で6,000人以上の才能開発と目標達成を支援してきました。
この記事を最後まで読んでいただければ、個別化を持つあなたが、自身の才能を武器に次のステージへと進むための具体的なヒントが得られるはずです。
動画解説
「個別化」の基本特徴:あなたはなぜ一人ひとりの違いが見えるのか?
個別化とは、一つひとつ、もしくは一人ひとりを見て対応する能力のことです。その根幹には2つの特徴があります。
1-1. 行動原則:全員を同じには扱わない
分かりやすいのはマネジメントの場面です。スタッフ全員、社員全員を同じように扱うのではなく、それぞれの長所や短所をしっかり見極めたうえで、声がけをしたり、褒めたり、フォローしたり、仕事を割り振ったりする。
それぞれの特徴に合わせて対応できる。そのスキルが高い人を、個別化の力があると言います。だからこそ、一つひとつのパフォーマンス、一人ひとりの力を最大限に発揮させることに非常に強いのです。
1-2. 本質は「特徴を把握する能力」
平たく言えば、特徴を把握する能力が強いということです。
人の場合は、その人の個性や能力。物で言えば、その物の特徴や強みです。日本人はものづくりが得意だとずっと言われてきましたが、おそらく素材や物質といったものの特徴を捉えるのが非常に上手なのだと思います。
個別化を「成果」につなげる具体的な活かし方(個別の価値を最大化する)
この能力は、人にも物にも同じように働きます。その使い道を意識することが活かし方になります。
2-1. 人の強みにも、物の特徴にも効く
個別化は対人スキルとしてだけ語られがちですが、それだけではありません。物の特徴や個別の強みを見抜く力としても働きます。
あなたがこの強みを持っているなら、その人の強み、あるいはその物の特徴や個別の強みを引き出すことに注目してください。ここが力の発揮どころです。
2-2. 「どう使えば価値が最大化するか」を考え続ける
そのうえで持つべき問いは一つです。それをどう使えば、どう改善すれば、どう伸ばせば、この価値が最大化できるのか。
これを日々の仕事の中で考えていくこと。それが個別化を成果につなげる基本の形になります。
個別化をさらに「飛躍」させる具体的な伸ばし方
ワンランク上を目指すうえで大事なのは、森を見るということです。
3-1. 「木を見て森を見ず」に陥らない
日本語に「木を見て森を見ず」という格言があります。部分に集中しすぎて全体が見えていないという意味です。
個別化の能力が高いと、ここに陥りやすくなります。私自身もそうです。才能を引き出す仕事をしているので、一人ひとりの能力やポテンシャルが高い部分を見つけて、それを開花させる支援を日々やっています。その分、部分に入り込みます。
3-2. あなたにとっての「森」は何か
では、人の才能開発という観点で森は何にあたるのか。私は、最終的にはその人の人生の幸福度だと考えています。
どれだけ才能が素晴らしく、それを活かすことができ、高い収入として跳ね返ってきたとしても、結果的にその方が幸福度を感じられなかったり、やりがいのある仕事ができなかったり、さらには不幸になってしまえば、どれだけ素晴らしい才能を持っていても意味がないと私は思うのです。
一人の人として見たときには、その人の人生の幸福度が最大化されるように才能を開発し、その活かし方を提案する。 才能はクライアントにとっては木であり、全体としての森、つまり人生をより良くする提案をしていくことが重要になります。
3-3. 部分と全体、両方を最大化する
これは他の仕事でも同じです。
マネジメントをしている方なら、一人ひとりの能力を最大化することによって、部署全体、あるいは会社全体のパフォーマンスが上がるのかどうか。 これが全体にあたります。ここをきちんと分かったうえでマネージャーの仕事をすることが大切です。
一般のビジネスパーソンとして働いている場合も同じです。今この仕事を最高のクオリティに仕上げることが、実際に顧客の利益や会社の利益につながっているのか。最終的な結果を見ておくことが大事です。1日8時間ほどという限られた時間の中で最高の成果を出すために、どの部分にどれだけの時間とエネルギーを投入するのか。全体最適の考え方からすると、これは非常に重要です。
部分を最大化させながら、全体も最大化させていく。この両方のバランスを取ることが、ワンランク上への重要なポイントになります。
なお、まだ個別化を伸ばす段階だという方は、会社員であれば上司から「もうそこまでその仕事をしなくていいから」と言われるくらいまで、まず伸ばせばいいと思います。その段階に来られている方は、森を見る、つまり全体の効果やパフォーマンスも見極めたうえで、個別の効果の最大化を判断していってください。
これはゲシュタルト能力にもつながっていくものです。部分を見て全体を推測する、洞察するという能力につながり、伸ばせばかなり面白い洞察力が磨かれていきます。
まとめ:「個別化」を武器に、あなたの才能を開花させるために
本記事では、ストレングスファインダーの「個別化」の資質について、その特徴から活かし方、そしてさらなる伸ばし方までを解説しました。
個別化の強みを最大限に活かすポイント
個別化の強みを武器に成果を上げていくためには、以下の二点が最も重要です。
- 【活かし方】個別の特徴を見抜き、価値が最大化する使い道を考える
全員を同じに扱わず、一人ひとりの長所と短所に合わせて対応すること。この力は人だけでなく物の特徴にも働きます。「どう使えば、どう改善すれば、どう伸ばせば価値が最大化するか」を日々問い続けてください。
- 【伸ばし方】「森」を定めたうえで、部分を最大化する
木を見て森を見ずに陥らないこと。自分にとっての森が何かを決めること。部分の最大化が全体の成果につながっているかを確認しながら進めれば、部分から全体を洞察する力が磨かれていきます。
個別化の強みは、あなたに一人ひとりの力を引き出す視点をもたらします。この強みを正しく理解し、全体を見据えながら部分を最大化していくことで、あなたの才能は間違いなく開花し、ステージアップしていくでしょう。
自分の強みを成果につなげる考え方を体系的に知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。

【才能診断】資質は分かった。では、その才能をどう活かしますか。
ストレングスファインダーが教えてくれるのは、あなたの資質と強みです。それをどんな場面で、どう使うか。そこまでは教えてくれまん。
才能心理学の5つの質問に答えると、あなたの才能、やる気の源、価値観、陥りやすい弱点、そしてその活かし方が分かります。所要5分・無料です。

