輪に入れていない人が、どうしても気になるあなたへ
あなたは「一人でぽつんとしている人がいると放っておけない」「考え方が違う人でも、まず受け入れてしまう」というタイプではありませんか?もしそうであれば、あなたはストレングスファインダーの34の資質のうち、「包含」の可能性が高いです。
「包含」は、人が集まる場を作るときに働く強みです。しかし目に見える成果物が残りにくいため、自分には大した強みがないのではないかと感じてしまうこともあります。
本記事では、その強みを最大限に活かして成果につなげる「活かし方」と、さらなる飛躍を遂げるための「伸ばし方」を具体的な行動とともに徹底解説します。
私は才能開発と心理学の専門家として、才能についての本を2冊出版し、20年間で6,000人以上の才能開発と目標達成を支援してきました。
この記事を最後まで読んでいただければ、包含を持つあなたが、自身の才能を武器に次のステージへと進むための具体的なヒントが得られるはずです。
動画解説
「包含」の基本特徴:あなたはなぜ輪の外の人が気になるのか?
「包含」は文字通り、包む・含めると書きます。たくさんの人を包み込むだけの度量がある人の資質です。包含には2つの特徴があります。
1-1. 行動原則:輪の外にいる人を、輪の中に入れる
一つの場、一つのコミュニティ、一つのグループに、いろいろな人を招き入れる。そうやって人の輪をどんどん広げていきたいという欲求を持ち、実際にそれを実行できる能力がある人です。
平たく言えばこういう人です。飲み会で誰か一人が会話に入れずにぽつんとしていたら、話を振ってその人も会話に入れるようにする。パーティーで所在なさげにしている人がいたら、グループに招き入れて、ここにいてもいいんだという安心感を持たせてあげる。
だからグループを作る、チームを作る、コミュニティを作る。こうしたことにとても向いています。
1-2. 違いを、そのまま受け入れられる
なぜ包含の強みを持つ人がグループやチームを作れるのか。それは他人との違いを包み込んでいけるからです。
世の中には、誰かとの違いが明確になってくると、もうこの人とは付き合えない、この人は誘いたくないと思う人もいます。だから自分と似た考え方の人を集めてグループを作る人もいます。
包含の人はその真逆です。違う考え方を持っていても、まったく関係なくウェルカムです。それどころか違いを尊重することで、自分たちにはない考え方やアイデアを言ってもらい、それを面白いと思える感覚を持っています。
包含を「成果」につなげる具体的な活かし方(人が集まる場をつくる)
包含は、場やチームを通して価値が出る強みです。だからこそ、なぜ場が要るのかを理解しておくと、活かし方がはっきりします。
2-1. 所属感がなければ、人は貢献しようと思わない
会社で働いているとき、この会社のために頑張ろう、この部署のみんなのために頑張ろうと思えるのは、自分がその会社やグループの一員だと実感できるからです。
この所属感がなかったら、人はこのチームやこの会社に貢献しようとは思いません。
プライベートでオンラインコミュニティやFacebookグループを作っている場合も同じです。集まっているメンバーが自分はこのコミュニティの一員だと思えれば、コミュニティがよくなるように、他のメンバーがよくなるように、何か与えよう、貢献しようという気持ちが湧いてきます。だから包含の強みを持つ人は、場作りやグループ作りで大きな能力を発揮します。
ビジネスで分かりやすい例を挙げると、スターバックスの「サードプレイス」というコンセプトがあります。これも包含の能力がなければ作れない、コミュニティの一つの形だと思います。
今いる場所、自分が持っている人間関係の中で、グループやコミュニティやチームを作っていく。そうして楽しいことをやっていく、自分一人ではできないことをやっていく。これが活かし方として一番いい形です。
2-2. 「引き出せること」が、あなたの強み
包含の強みを持つ人は、自分が何か分かりやすい強みを持っているわけではないので、自分にそんな大した強みや才能があるのだろうかと思うかもしれません。
けれど人の中からそういうものを引き出せる。そこが最大の強みです。多種多様な人を受け入れるので、新しいアイデアや、自分たちでは考えつかなかった問題解決の方法を、コミュニティやチームメンバーの中から引き出せます。最終的にアウトプットできる付加価値は、大きなものになります。
仲のいい人が「あの人は考え方が違うし、ちょっと合わないからやめておこう」と言うかもしれません。そこで排除してしまうと、あなたの強みは活きませんし、そこから生まれるはずの付加価値も出ません。自分には多種多様なものを受け入れるだけの度量があり、違いを楽しめるセンスがある。これを覚えておいてください。
包含をさらに「飛躍」させる具体的な伸ばし方
「ワンランク上の伸ばし方」という言い方自体に、包含の強みを持つ人は違和感があるかもしれません。差ができるという意味を含むからです。どんな人でも対等に尊重して受け入れるのが包含の強みなので、その感覚は自然なものです。ここでは説明のための便宜上の表現として、2つの方向を挙げます。
3-1. 招き入れる範囲そのものを、広げる
どれだけ多様なものを受け入れるかによって、生み出される価値は変わっていきます。
昔イタリアでルネサンスが起きました。なぜ起きたかといえば、諸外国からたくさんの人種の人が集まってきて、異なる文化背景や異なる考え方を持つ人たちとの議論や出会い、コミュニケーションによって、今までと違ったものが生まれたからだと言われています。
だから自分自身の行動範囲や交友範囲を広げてください。今の人間関係の中にはいない、違った考え方の人、異なる文化背景を持つ人を、あなたのコミュニティやグループに招き入れる。そこから新しい付加価値が生まれます。
3-2. ぶつかったときに、和らげられる力を持つ
いろいろな人が入ってくると、考え方が違いすぎてメンバー同士のトラブルや言い争い、対立が起きるかもしれません。
今の時点で、その対立を解消するだけの力がない、あいだに入って和らげてみんながもっと楽しめる場を作る能力がまだない。そう感じるのであれば、コミュニケーションのスキルを磨いてください。
そうすれば、メンバー同士の異なる価値観がぶつかり合うことから生まれるアイデア出しが、もっとできる場を作れるようになります。コミュニケーション能力や人間関係の能力を磨くことが、包含の才能を伸ばすうえでのプラスになります。
まとめ:「包含」を武器に、あなたの才能を開花させるために
本記事では、ストレングスファインダーの「包含」の資質について、その特徴から活かし方、そしてさらなる伸ばし方までを解説しました。
包含の強みを最大限に活かすポイント
包含の強みを武器に成果を上げていくためには、以下の二点が最も重要です。
- 【活かし方】場やチームを作り、人の中から引き出す
人は所属感がなければ貢献しようと思いません。今いる場所や人間関係の中でグループを作り、メンバーが一員だと感じられるようにしてください。自分に分かりやすい強みがなくても、多様な人からアイデアや解決策を引き出せることが、あなたの強みです。合わない人を排除すると、その価値は出ません。
- 【伸ばし方】招き入れる範囲を広げ、ぶつかりを和らげる力をつける
行動範囲と交友範囲を広げて、違う考え方や文化背景を持つ人を招き入れてください。ルネサンスがそうであったように、多様さの幅が生まれる価値を決めます。同時に、対立が起きたときに和らげられるよう、コミュニケーションの力を磨いてください。
包含は、違いごと人を輪の中に受け入れて、そこから価値を引き出す力です。この強みを正しく理解し、輪を広げながら、ぶつかりを扱える力を重ねていくことで、あなたの才能は間違いなく開花し、ステージアップしていくでしょう。
自分の強みを成果につなげる考え方を体系的に知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。

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