【シェアリング時代の幸福論】必要なのは利便性と幸福の違いを見極める力

【シェアリング時代の幸福論】必要なのは利便性と幸福の違いを見極める力

先月からUberが大阪でもスタートしました。 私がこの手のサービスをはじめて使ったのは数年前のセブ島でグラブを使った時。事前に行き先を入力するので目的地を間違えることがない、言葉が通じなくても問題ない。決済もスマホで完結。

あまりに便利さに感動しました。 その後、ハワイや台湾でも使いましたが、この便利さに慣れると普通にタクシーに乗ろうという気にはなれませんでした。

タクシーに限らず、メルカリやカーシェアなど、今後シェアリングビジネスは色々登場してくるので、どんどん便利になっていくと思います。

  • シェアリングなので安い
  • 無駄がなく効率がいい
  • 資源を有効活用・節約できる

これはシェアリングのプラス面。特に経済的にはメリットが大きいでしょう。

一方で、私たちの幸福は本質的には所有にあります。愛する人と人生を分かち合いたい(二人で人生を所有したい)、愛するものを一生手元に置いておきたいという気持ちは私たちにとって自然な感情。お気に入りのカバンやブーツを10年愛用している人もいるでしょう。

「それはシェアか所有か?」と聞かれれば間違いなく所有です。つまり、私たちを一生幸せにしてくれるのはシェアではなく、所有の方です。

シェアは便利で身軽ですが、その楽さ(利便性)の裏で、何でもかんでもシェアすると、もっとも大切な幸福がいつのまにか消えているということにもなりかねません。

暮らしのすべてがシェアリングサービスで満たされたとしたら、「ずっと所有したいと思えるものが1つもない人生を生きている」ともいえます。

利便性と幸福は必ずも一致しないからです。

つまりシェアリングビジネスが広がれば広がるほど、私たちは何に愛情を注ぎ、何にはそれほど愛情を注がないのか、選択を迫られます。

それに気づかないでいると何にも困らず快適な暮らしをしているのに、「幸せを感じられない日々」を過ごすリスクが出てくるでしょう。

心理学者エーリッヒ・フロムは言いました。

『愛について学ぶことはないと考える第一の理由は、たいていの人は愛の問題を、「愛する能力」の問題ではなく、「愛される」という問題として捉えているからだ。』

幸福とは愛する対象を持っていること。愛したいものを目一杯愛せるように、それ以外はシェアリングサービスを使う。 それが「シェアの時代の幸福論」だと思います。

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