【ストレングスファインダー】「原点思考」の強みを最大限に活かす方法と伸ばし方

【ストレングスファインダー】「原点思考」の強みを最大限に活かす方法と伸ばし方

「そもそも、なぜこうなっているのか」が気になるあなたへ

あなたは「やり方だけを教わっても納得できない」「成り立ちや背景まで遡らないと、腹落ちしない」というタイプではありませんか?もしそうであれば、あなたはストレングスファインダーの34の資質のうち、「原点思考」の可能性が高いです。

この「原点思考」は、応用力と予測能力につながります。しかし本質にたどり着くまでに時間がかかるため、周りと比べて行動が遅くなることもあり、焦ってしまうことも少なくありません。

本記事では、この強みを最大限に活かして成果につなげる「活かし方」と、さらなる飛躍を遂げるための「伸ばし方」を具体的な行動とともに徹底解説します。

私は才能開発と心理学の専門家として、才能についての本を2冊出版し、20年間で6,000人以上の才能開発と目標達成を支援してきました。

この記事を最後まで読んでいただければ、原点思考を持つあなたが、自身の才能を武器に次のステージへと進むための具体的なヒントが得られるはずです。

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目次

動画解説

「原点思考」の基本特徴:あなたはなぜ本質まで遡りたくなるのか?

原点思考は、言葉のとおり物事の原点にまで遡り、その本質を把握したいという資質です。それを把握したうえで、これからの対応策や目標達成法、解決策を考えたいと思います。その根幹には3つの特徴があります。

1-1. 行動原則:原点に立ち返り、本質を把握する

表面的なやり方だけでは満足できません。なぜそうなっているのか、そもそもの成り立ちは何かというところまで遡ろうとします。この姿勢が、あとで大きな差になります。

1-2. 分野が変わっても応用が利く

原点思考を持つ人が際立って秀でているのは、応用能力です。

分かりやすい例で言えば、YouTube攻略法といったSNS運用のノウハウがたくさんあります。しかしYouTubeだけのノウハウを身につけた人は、YouTube以外に応用できない可能性があります。

一方で、その前にブロガーとして活躍しSEO対策をやっていた人、さらにその前からマーケティングや、人の心を掴むためのライティングをやってきた人は違います。どうやったら人が興味を持ってくれるのかという、本質的な人間心理に基づいて動画を作り、文章を書き、チラシも作ります。動画なのか、文章なのか、新聞なのか、雑誌なのか。媒体が変わっても、根本的な能力は応用可能なのです。

こうした方々は全員が原点思考を持ち、それを活用しています。

1-3. 本質を掴む人は「予測」ができる

もちろん、これには時間がかかります。さまざまなものを経験しなければ物事の原点や本質は掴めませんし、それを応用するところまでスキルは伸びません。テクニックとして理解する人のほうが、波に乗るのは早いのです。

けれど応用能力を身につけた人は、動画の波が終わって次の新しいテクノロジーやサービスが出てきたときに、「あの時こうだったから、今回の波はこうすれば乗れるのではないか」という予測能力を発揮します。

投資家の世界で言えば、ウォーレン・バフェット氏がそうでしょう。オマハの賢人と呼ばれる世界的な投資家ですが、20代の頃からずっと決算書とにらめっこしてきた、数字を読むのが大好きな人です。これからのトレンドやどういう企業が伸びるのかは、彼の射程範囲にある得意な産業に関しては予測可能になっていると思います。

理系の方もこれが得意です。数学、物理、化学。物事の本質的なメカニズムや力学、仕組みを知らなければ、どういう動きになるのかという全体像は理解できません。しかしそれが分かっていれば、なぜこんな故障が起きるのか、表面的な出来事をその原因にまで遡っていけます。彼らが本質的な解決策を見出せるのは、根本に原点思考があるからです。

原点思考を「成果」につなげる具体的な活かし方(時間をかけて本質に至る)

この資質を活かすうえで、まず外すべき思い込みがあります。

2-1. スタートダッシュの遅さを気にしない

原点思考の人は、スタートダッシュが少し遅いのは事実です。同僚や他の人を見ながら、「なぜ自分はこんなに時間がかかるんだろう」と感じることもあるかもしれません。

しかしそこは気にしないでください。その後の応用範囲や本質を掴む能力は、間違いなく磨かれていきます。自分の強みを発揮して、「そうなっていたのか」という本質的なメカニズムにたどり着くまで、勉強や研究を続けることです。

2-2. 表面の出来事を、原因まで遡って解決する

日々の仕事の中で意識すべきは、目の前の対処で終わらせないことです。なぜその問題が起きたのか、発生のメカニズムそのものを掴みにいくこと。

そこまで遡れば、対症療法ではない解決策が見えます。これが原点思考を成果に変える基本の形です。

原点思考をさらに「飛躍」させる具体的な伸ばし方

伸ばし方は2つの方向があります。一つは問題に対して、もう一つは人に対してです。

3-1. まだ解明されていない問題に取り組む

原点思考の人が最も力を発揮できるジャンルは、明らかに未解明の問題がある分野です。

仕組みやメカニズム、ダイナミズム、つまり力学がまだ解明されておらず、なぜこんなことが起きるのか分かっていない。そこに関する原因を突き止め、解決策を出すことができれば、これほどすごいことはありません。いわゆる発明・発見と呼ばれるものです。ノーベル賞を受賞するような数学者や経済学者、物理学者は、全員こうしたことをやっています。

そこまで大きな話でなくても構いません。あなたが今やっている仕事や興味のある分野に、そういうものはないでしょうか。 会社でも普通にあるはずです。なぜこんな問題が起こるのだろう。なぜいつもこんなことになるのだろう。日常的に直面するそうした問題やトラブルについて、発生のメカニズムをしっかり掴み、根本的にはこれを解決すればいいというところまで見つけられれば、生産性の向上をはじめ、さまざまなことが改善できます。

3-2. 「原点を見失った人」に軸を取り戻させる

もう一つは、人に対して使うことです。

今、フィンテックの影響で、銀行や証券会社を含む金融業界は存在価値そのものが問われています。営業職も同じです。お客さんのところに行けなくなった時期を経て、足で稼いでいた営業の人たちはどうすればいいのかと悩みました。その一方で、オンライン商談やデジタルマーケティング、ネット広告を使って売上を伸ばしている人たちもいます。

すると、自分は社会人として、ビジネスパーソンとして一体どんな価値があるのか。その価値がぐらつき、存在価値を問い直されている人がたくさんいます。 少し前であれば、Amazonが世界中に展開したことで小売業の人たちが存在意義を問われました。

これはつまり、自分の原点と、そこから出てくる自分の軸の話です。何のためにこの仕事をしているのか。どんな価値提供を自分はしているのか。その根本部分が完全に揺さぶられている。今それが、あらゆる業界で起きています。

コンサルティングをされている方であれば、その会社や経営者、働いている人たちのそもそもの原点、軸になるものをもう一度見つけてあげることができれば、彼らの自信や、仕事をやる意味と価値を回復させることができます。これは原点思考と、回復志向の掛け算です。そのうえで「こんな価値提供、あなたならできるのではないですか」「御社ならできるのではないですか」という新たなビジョンの提案ができます。私自身、才能開発をしながらまさにそういう仕事をしています。

人生に挫折がない人はいませんし、失敗しない人もいません。リストラに遭う人もいれば、そのせいで夫婦関係がうまくいかなくなる人もいるでしょう。そうした人たちに、もう一度原点に戻って、自分は何を大事にして生きていきたいのか、なぜこの仕事を選んだのか。なぜこの人と結婚したのかを思い出させてあげる。 そして前を向くきっかけを渡せれば、彼らが自信を持ってもう一度一歩を踏み出す援助ができます。これが、原点思考を人に対して使うのが得意な人にできることです。

今は世の中が大きく変わり、原点が揺さぶられつつある時代です。原点思考を持つ方にとっては、活躍するチャンスが溢れていると言えます。周りの人をよく見て、みんなが何に困っているのか、何をしたいのかにアンテナを当ててみてください。そこにあなたのビジネスチャンス、キャリアアップのチャンスがあります。

まとめ:「原点思考」を武器に、あなたの才能を開花させるために

本記事では、ストレングスファインダーの「原点思考」の資質について、その特徴から活かし方、そしてさらなる伸ばし方までを解説しました。

原点思考の強みを最大限に活かすポイント

原点思考の強みを武器に成果を上げていくためには、以下の二点が最も重要です。

  • 【活かし方】スタートの遅さを気にせず、原因まで遡りきる

本質にたどり着くには時間がかかります。テクニックで先に走る人と比べて焦る必要はありません。媒体や環境が変わっても応用が利き、次に何が起きるかを予測できるようになるのが、この資質の到達点です。

  • 【伸ばし方】未解明の問題に挑み、原点を見失った人に軸を返す

なぜ起きるのか分かっていない問題のメカニズムを突き止めること。そして存在価値が揺らいでいる会社や人に、そもそもの原点と軸を取り戻させること。今の時代、後者の出番は特に増えています。

原点思考の強みは、あなたに本質から答えを導く力をもたらします。この強みを正しく理解し、時間をかけて原点に至り、それを問題と人の両方に使っていくことで、あなたの才能は間違いなく開花し、ステージアップしていくでしょう。

自分の強みを成果につなげる考え方を体系的に知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。

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この記事を書いた人

北端 康良のアバター 北端 康良 代表理事

才能プロファイラー/才能開発コンサルタント。
6000件のコンサルティング事例と15年間の研究をもとに才能心理学を体系化。3つの質問で才能診断を行う才能プロファイリングを開発。
著書「才能が9割 3つの質問であなたは目覚める」、「自分の秘密 才能を自分で見つける方法」(経済界)

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