マインドマップとは?書き方やおすすめツールを紹介!

今回は、マインドマップの基本から、作成方法、おすすめのツールをご紹介します。思考の整理術にはいくつかの種類がありますが、マインドマップは世界的にポピュラーなものの一つです。マインドマップを作成して、自分の思考を見える化していきましょう。

目次

マインドマップとは?

マインドマップとは、イギリス人のトニー・ブザンが提唱したノート法のことです。頭の中にある連想をノートに書き出して「見える化」することで、さまざまな効果が得られると言われています。

1960年代に提唱されて以来、全世界で実践されているマインドマップ。現在では、マインドマップを実践するためのアプリやソフトも多数開発されています。マインドマップは、ビジネスシーンではもちろん、日常のあらゆるシーンで有効です。

そんなマインドマップを作成するには、いくつかのルールが定められています。詳しくは、次の章で見ていきましょう。

マインドマップの書き方のルール

ここからは、マインドマップを作成するためのルールをご紹介します。

無地の横長の用紙を使用する

マインドマップを作成するためには、まず無地の横長の用紙を準備しましょう。マインドマップを作成する最初のステップは、紙の中心にテーマとなるキーワード(セントラルイメージ)を書くことです。

セントラルイメージには、そのときの課題やもやもやしていることなど、自分がこれから考えたいことを書き出すと良いでしょう。セントラルイメージから連想される言葉を、次から次に放射線状に書いていきます。

中心から外へと広がる図をうまく収めるためにも、用紙は横長であることが重要です。脳は些細なことにも影響を受けるので、用紙は罫線などのない無地のものを用意しましょう。じっくり時間をかけて考えていくと、マインドマップも大きくなりがちです。

大きな用紙があれば、スペースを気にすることなく自由に書き出すことができます。

ブランチ(枝)をしっかりと活用する

マインドマップでは、ブランチ(枝)の使い方も重要です。前述の通り、マインドマップでは中央に書かれた主題(セントラルイメージ)から連想される言葉を、書き出していきます。

ここでは例として、「みかん」をセントラルイメージとしましょう。そこから連想される「黄色」「ビタミン」「冬」「愛媛」などのワードを「みかん」の周囲に放射線状に書いていきます。このときに、セントラルイメージと連想されたワードをつなぐ線が「メインブランチ」です。さらに、「黄色」「ビタミン」「冬」「愛媛」から連想される言葉をつないでいく線を「サブブランチ」と呼びます。

ブランチは途中からではなく、先端から分岐させることもポイントです。こうすることで、ブランチごとのまとまりがわかりやすくなります。

言葉は長々と書かず、一つのブランチに一つのワードをバランス良く配置

マインドマップに書き出す言葉は、長々と書かず、なるべく簡潔に書き出しましょう。書き出す言葉は短いほうが、より早く頭を整理することができるからです。

また、ブランチに書き出す言葉は一つに絞り、ブランチが言葉のアンダーラインに見えるようにバランス良く配置しましょう。

後から見たとき、ブランチと言葉が一体化して見えるほうが、より頭の中を整理しやすくなります。

色分けを上手に使いマインドマップ全体で「一枚の絵」のような仕上がりにする

マインドマップでは、色の使い分けも重要なポイントです。前述のメインブランチごとに、色を使い分けてみましょう。

ここでは、「黄色」は黄色、「ビタミン」は緑、「冬」は青、「愛媛」は赤といった具合です。「黄色」のメインブランチから派生するサブブランチは、すべて黄色で書くようにします。

出来上がったマインドマップは「一枚の絵」のように見えるのが、理想的です。こうすることで、記憶にも残りやすくなります。

マインドマップのメリットは

ここからは、マインドマップを作成することで得られるメリットをご紹介します。

全体像が把握しやすい

マインドマップを作ることで、自分が考えていることの全体像が把握しやすくなります。

マインドマップは中央から放射線状に広がる一枚の絵のように仕上がるため、一覧性が高いのが特徴です。自分の考え方を客観的に把握するのに有効と言えるでしょう。

ビジネスにも応用できる

マインドマップは、ビジネスシーンでも応用されています。スピーチやプレゼンの内容を考えるときは、自分の考えを整理するのに有効です。

会社や自分の仕事に対するビジョンを整理するのにも、マインドマップが役に立ちます。打ち合わせや会議のメモをとるときに、マインドマップを作成してみるのも良いでしょう。

記憶力や理解力が向上する

前述の通り、マインドマップは自分の考えを「一枚の絵」として書き出すことで、イメージとして記憶しやすくなる効果があると言われています。ブランチと色をうまく使うことで、自分の考えをより深く理解することが期待できます。

マインドマップ作成の注意点

簡単に自分の頭の中を見える化できるマインドマップですが、作成する上での注意点を押さえておきましょう。

キーワードは線で囲うなどわかりやすくする

たくさんの言葉が放射線状に並ぶことになるマインドマップでは、キーワードとなる言葉を線で囲うなどしてわかりやすくしておくと良いでしょう。

簡単なイラストなど、イメージを入れるのも有効です。後から見直したとき、重要な言葉が一目でわかるよう意識しておくと、うまく作成できます。

メインブランチは増やしすぎない

セントラルイメージから派生するメインブランチは、あまり増やしすぎないことをおすすめします。数に制限はないものの、メインブランチが多すぎるとそこから派生するサブブランチも膨大な数になってしまうからです。ブランチごとのまとまりがわかりやすいよう、メインブランチを作成するときは意識してみましょう。

枝は中央からだんだんと細くなるように書くこと

セントラルイメージから派生するメインブランチは太目に、そこから派生するサブブランチはだんだん細くなるように書きましょう。マインドマップのブランチは、直線ではなく曲線で書くことも重要です。

曲線の曲がり具合は自分で工夫することで個性を表すことができ、絵的に仕上げることで記憶にも残りやすくなります。

マインドマップを書くのにおすすめの無料ツール

ここからは、マインドマップを書きたい人におすすめの無料ツールをご紹介します。

FreeMind

「FreeMind」は、Windows、Mac、LinuxのOSを搭載したPCで使用できるマインドマップ作成ソフトです。
作成したマインドマップは、展開したり折りたたんだりでき、webブラウザ上では、動くマップを作成することもできます。FreeMindを使用するには、最新版のJava Runtime Environmentが必要です。私はFreeMindを使っています。

Coggle

「Coggle」は、作成したマインドマップをPDFやPNG形式でダウンロードすることができます。作成したマインドマップを共有することも可能で、閲覧する人に編集を許可する機能も実装。 過去に作成したマインドマップの履歴管理もできます。

XMind

「XMind」は、マインドマップの作成はもちろん、ビジネスチャートやブレインストーミングなども行うことができるソフトウェアです。プレゼンテーションモードや、スライドでの表示も可能なので、マインドマップを発表する予定の人には便利なソフトウェアです。無料版と有料版があります。

iThoughts

「iThoughts」は、Windows・MacのPCほか、iPhoneでも使用できるマインドマップ作成アプリです。WordやPowerPointといったソフトウェアにも出力可能で、PDFやPNG形式に表示させることもできます。OSによって使用できる機能に差があるので、使いたい機能が自分のデバイスに対応しているかどうかチェックしてみてください。

SimpleMind

「SimpleMind」は、PCではWindows、Mac[A1] 、スマホではiPhone、androidと、幅広いデバイスで利用可能なマインドマップ作成アプリです。マインドマップ内に画像や写真を追加することもできます。無料版でも、広告なしで利用できるのも嬉しい点です。


 [A1]https://simplemind.eu/

まとめ

自分の頭の中を見える化することで、理解力や記憶力アップといった効果が得られるマインドマップ。日常的に実践することで、自分の考えをより明確にしていくことができるでしょう。

特別な道具がなくても、紙やペン、アプリなどがあればすぐに始めることができます。マインドマップを作成してみて、頭の中をよりクリアにしてみましょう。

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この記事を書いた人

才能 プロファイラー/才能開発コンサルタント。
「クライアントを経済的・精神的に最も豊かにする才能開発」がモットー。
著書「才能が9割 3つの質問であなたは目覚める」、「自分の秘密 才能を自分で見つける方法」(経済界)

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