自己啓発とは何か?その目的や仕事に活かす具体的方法を解説

自己啓発とはよく耳にする言葉ですが、どのような意味なのか、またどのように行動するものなのか、明確に答えられる人はさほど多くはないのではないでしょうか。そこでこの記事では、自己啓発について詳しく解説するとともに、自己啓発のメリット・デメリット、さらにはビジネスでの活用方法をご紹介します。

目次

自己啓発とはどういったものなのか

自己啓発とは、本人の意思で自らの能力を高めていく、精神的に成長を遂げること、さらには、そのための行為を意味する言葉です。

自己啓発には明確な区別が存在しないため、そのテーマが幅広いのが特徴。自己啓発本を読む、セミナーや講演会へ参加する、カウンセリングを受けるなどが、一般的によく知られている「自己啓発の行動」です。

しかし、だからといって、「自ら進んで学ぶ行為=自己啓発」ではありません。大切なのは「どう学ぶか」ではなく「何を学ぶか」なのです。

例えば、ダイエットは実用度が高過ぎるため、自己啓発とは定義づけられません。一方で成功者の講演を聴いて考え方を成長させて仕事に活かしていく行為は、自己啓発に定義されます。

つまり、何らかの行動によって心と能力を成長させて、自身のスキルアップへと繋げることが自己啓発の目的となるのです。

自己啓発に取り組む具体的な方法は

ではここで、自己啓発に取り組むための具体的な方法をいくつかピックアップしてご紹介しましょう。

セミナーやスクールに通う

セミナーやスクールに通って、専門の講師から自己啓発について学ぶのもひとつの方法です。 セミナーやスクールでは、同じ志を持った人たちが集まっているので、大勢の仲間と話すことで、気付きを得られることもあるでしょう。また、誤った方向に進みそうになったり、迷走してしまったりした時に、講師が軌道修正してくれる、というメリットもあります。

自己啓発本で学ぶ

手軽に自己啓発に取り組む方法が、自己啓発本を読む、ということです。自己啓発本なら、短いものなら2時間もあれば読了できるでしょう。質の高い内容の自己啓発本を読めば、考え方にも多少なりとも変化が現れます。自己啓発に取り組みたいけれど、あまり時間やお金をかけられないという人には、おすすめの方法です。

個人コンサルティングに申し込む

自己啓発にじっくり取り組みたいという人は、個人コンサルティングを活用するのも良いでしょう。個人コンサルティングは、他の方法に比べると、多少コストはかかってしまいますが、自分自身に合った方法で取り組むことができる、他の人を気にすることなく疑問や悩みを相談できる、というメリットがあります。

動画メディアを閲覧する

最近増えているのが、動画メディアを活用する方法です。YouTubeなどの動画メディアには、たくさんの自己啓発に関する動画があるので、スマートフォンやパソコンがあればいつでも閲覧することができます。

思い立った時にすぐに始められ、様々な思考に触れることができるというメリットがありますが、一方で情報を自ら取捨選択する必要があります。

YouTubeは玉石混交。中には根拠に乏しい自己流の動画もあるので、本当に正しい情報かどうか、注意して閲覧しましょう。

人に会う

普段、接する機会のない業界で働いている人や自分とは違う考え・価値観を持っている人と出会い対話するのも自己啓発の1つの方法です。今までにない視点や切り口、考え方に触れた時、大きな気づきを得られるからです。セミナーや講演会に参加しなくても、知り合いや友人から誘いがあれば出かけていくのも自己啓発のチャンスです。

自己啓発のメリットとデメリット

メリットが多い自己啓発ですが、少なからずデメリットもあるので注意が必要です。ここでは、自己啓発のメリット・デメリットについて確認していきましょう。

自己啓発のメリット

まずは、自己啓発のメリットを紹介しましょう。

モチベーションがアップする

自己啓発によって資格を取得したり、スキルアップしたりすることで自分に自信がつき、モチベーションアップに繋がります。自信が持てるようになれば周りからも注目され、仕事にいい効果が現れ、またそれがモチベーションに繋がる…と良いサイクルが生まれる可能性もあります。

成長できる

自己啓発の最大のメリットともいえるのが、自身の成長に繋がることです。自ら行動して成功者や偉人の哲学や、世の中の情報を広く深く学ぶことによって様々な気付きが得られ、世界が大きく広がるでしょう。そして、今まで気付くことができなかった、多角的なものの見方を習得することもできるのです。

自己啓発のデメリット

自己啓発にはリスクもあります。最大のリスクは成長するために、全く新しい価値観に触れて視野を広げようとしたつもりが、新たな考え方に妄信的になってしまい、周囲が見えなくなってしまうことです。

「自己啓発=洗脳」というイメージを持っている人がいるのはそのためです。のめりこみ過ぎてしまったがゆえに、本やセミナーの内容こそが絶対である、と思い込んでしまった人たちの姿を見るとそう思ってしまうのも無理はありません。

自己啓発の目的の1つは、気づきを得ることで視野を広げること。多様な価値観や考え方を身に付けること。そうすることで、新たなチャンスを見出す力を身につけることです。盲信することは自己啓発ではありません。

誰かや何かを盲信してしまうのは、啓発されている時です。自己啓発の最終ゴールは自分で自分を啓発する力を身につけること。観察力や傾聴力、情報収集能力を上げることで、自ら気づきを得る力を伸ばすことが大切です。

自己啓発をビジネスに活用する具体的な方法

最後に、自己啓発をビジネスへと活用するための具体的方法を、順を追って解説していきましょう。

なりたい自分を明確にイメージする

まずは、シンプルに「なりたい自分」をイメージします。この時、自己啓発のことは一旦忘れておきましょう。

「営業成績をもっと上げたい」

「残業時間をゼロにしたい」

「皆を納得させられるプレゼン能力が欲しい」

など、できるだけ細かく、かつ具体的にイメージしてください。

イメージできたら、「それを実現するためにはどうすればいいか」を考えます。「プレゼン能力が欲しい」なら「説得力のあるトークスキルを身につける」、「残業時間をゼロにする」なら「仕事を効率化してスピードアップを図る」などです。

この答えこそが、自己啓発の目的となるのです。

自分にあった自己啓発方法をリサーチする

目的が定まったら、続いてその目的を達成するための自己啓発方法をリサーチしていきます。とはいえ、自己啓発本やスクール、セミナーは膨大な数が存在します。

その中からどの方法が自分に適しているかを見極めるポイントは、以下の通りです。

◎自分が求めている分野の専門家が発信している情報かどうか確かめる
◎受講者や読者のレビューが具体的に記載されているものを参考にする
◎書籍の目次や動画の概要をチェックして、自分が知りたい内容かどうかを確かめる

この3つのポイントを意識して、ぴったりの自己啓発方法を見つけるようにしてみてください。

まずは「できることをひとつ」実践する

自己啓発の方法が定まったら、その中から何かひとつ「今すぐ実践できる」ことを始めましょう。例えば、「仕事を効率化してスピードアップする」のが目標なら、「仕事の優先順位を決める」ことから始める、など。

「無理をせず、できること」からスタートするのがポイントです。

「できることを始める」を習慣化する

「できることを始める」がスタートできたら、それを毎日続けて習慣化させます。そのためには、「実行したら必ず印をつける」ことがポイントです。

スケジュール帳にシールを貼る、スマホのカレンダーアプリにチェックを入れるなど、自分自身がわかればそれでOK。

チェックに手間がかかってしまうと、面倒くさくなって続かない可能性があるので、できれば数秒で終わる方法を見つけてください。

できることを始めるが習慣化できれば、能力や心が大きな成長を遂げられるでしょう。

まとめ

自己啓発とは、自分自身のキャリアアップや心の成長を実現するための手段であるということがおわかりいただけたでしょうか。ただ、自己啓発の知識を身につけて終わりにしてしまうと意味がありません、大切なのは、実際に行動に移し、ビジネスへと活用させることです。この機会に、自己啓発の有効な活用法を考えてみてください。

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この記事を書いた人

才能 プロファイラー/才能開発コンサルタント。
「クライアントを経済的・精神的に最も豊かにする才能開発」がモットー。
著書「才能が9割 3つの質問であなたは目覚める」、「自分の秘密 才能を自分で見つける方法」(経済界)

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