問題が起きたと聞くと、放っておけないあなたへ
あなたは「トラブルの話を聞くと、つい自分が引き受けてしまう」「壊れているもの、うまくいっていないものを見ると直したくなる」というタイプではありませんか?もしそうであれば、あなたはストレングスファインダーの34の資質のうち、「回復志向」の可能性が高いです。
この「回復志向」は、平たく言えば問題解決能力です。ただ、問題を解決してもそれが当たり前と受け取られやすく、自分の強みとして認識されないまま消耗してしまうことも少なくありません。
本記事では、その強みを最大限に活かして成果につなげる「活かし方」と、さらなる飛躍を遂げるための「伸ばし方」を具体的な行動とともに徹底解説します。
私は才能開発と心理学の専門家として、才能についての本を2冊出版し、20年間で6,000人以上の才能開発と目標達成を支援してきました。
この記事を最後まで読んでいただければ、回復志向を持つあなたが、自身の才能を武器に次のステージへと進むための具体的なヒントが得られるはずです。
動画解説
「回復志向」の基本特徴:あなたはなぜ問題解決が得意なのか?
回復志向が強い人は、とにかく問題解決が好きです。問題が起きた、トラブルが起きたと聞くと、すぐに引き受けて飛んでいき、解決してくれる。これがこの資質を持つ人の特徴です。その背景には4つの特徴があります。
1-1. 行動原則:トラブルと聞けば、引き受けて解決に向かう
回復志向の人にとって、問題は避けるものではなく向かっていくものです。誰かが困っている、何かが止まっている。そう聞いた時点で、もう動き始めています。
1-2. 得意な「問題の種類」は人によって違う
ひと口に問題解決といっても、得意な領域は人それぞれです。
- パソコンや時計、車など、モノが壊れたときに修理したり直したりするのが得意な人
- クロスワードやクイズのような、抽象的な問題を解くのが好きな人
- チームメンバーが揉めている、お客さんからクレームが来たといった、人間関係のトラブルを解決するのが得意な人
どの問題が得意かは分かれますが、問題解決が得意で好きだという点は共通しています。
1-3. 強みを支える力①「仮説を思いつける」
では、なぜ問題解決が得意なのか。一つは仮説が思いつくからです。
風邪で考えてみてください。風邪をひくのは、仕事の過労がたたって疲れていたからかもしれない。乾燥した部屋にずっといたからかもしれない。温度差のあるところを行き来したから、栄養状態が足りなかったから、食生活が乱れていたから。原因はいくつも考えられます。
回復志向の人は、問題が起こるときの原因をおおよそ把握していて、「この症状なら、きっとこれが原因である確率が高い」と予測できます。だから解決に入るとスピーディーに、あるいはいくつか試行錯誤したうえで解決できるのです。
1-4. 強みを支える力②「分解思考」
では、なぜ仮説を思いつけるのか。分解して考えているからです。
物事を見たときに、「こういう問題が起きるときは、いくつかのパーツに分かれていて、そのすべてが噛み合っていない、もしくはここととここが噛み合っていないときに起こりやすい」というように、すべてを分解して考えることができます。だから解決の糸口を見つけるのが早いのです。
常に何かを見たり聞いたりするときに分解して考え、問題が発生する全体のメカニズムを把握している。これが回復志向という強みを支える能力です。
回復志向をさらに「飛躍」させる具体的な伸ばし方
回復志向をワンランク上へ引き上げる方法は、ずばり未解決の問題に取り組むことです。
2-1. まだ誰も解いていない問題に取り組む
まだ誰も解決していない、まだ誰もその解決方法を知らない。そういう問題に取り組んで、あなたが解決法を見出した最初の人になれば、その分野における第一人者になることができます。
これはキャリアやビジネスで成功するうえで、非常に大きなメリットになります。
2-2. 解決のノウハウは、横に展開できる
たとえばあなたが会社員で、社内にまだ未解決の問題があったとします。それを解決できれば、似たような課題や問題を持っている会社は、同じ業界にも、異なる業界にも数多くあります。
問題解決のノウハウを自社で構築し、それを横展開する。それによって強く必要とされたり、大きなビジネスになる可能性があります。
最近の例で言えば、これを最も大きくやったのはAmazonのクラウドサービスでしょう。世界最大のネットショップを作るために使ったクラウドのノウハウを、いま他社にサービスとして提供し、それがAmazonの莫大な利益になっています。
2-3. 自分に降りかかった問題こそ、価値になる
ある意味で、私たちがやっていることも同じです。自分の人生に降りかかってきた問題を解決し、同じ問題を持っている人にそれを教えることで、社会に貢献し、収入を得ています。
回復志向を持つ人は、これを強みとして持っています。ぜひまだ誰も解決していない問題を見つけて、挑戦してみてください。そこにあなたの強みが発揮される場所があります。
まとめ:「回復志向」を武器に、あなたの才能を開花させるために
本記事では、ストレングスファインダーの「回復志向」の資質について、その特徴から活かし方、そしてさらなる伸ばし方までを解説しました。
回復志向の強みを最大限に活かすポイント
回復志向の強みを武器に成果を上げていくためには、以下の二点が最も重要です。
- 【活かし方】自分が得意な「問題の種類」を見極めて引き受ける
モノの修理、抽象的な問題、人間関係のトラブル。どの領域が得意かは人によって違います。自分がどのタイプの問題で力を発揮できるのかを見極め、その問題が集まる場所に身を置くこと。仮説を立てる力と分解思考が、そこで武器になります。
- 【伸ばし方】まだ誰も解決していない問題に取り組む
すでに答えのある問題ではなく、未解決の問題に挑むこと。最初に解決法を見出せば、その分野の第一人者になれます。解決のノウハウは横展開でき、大きなビジネスにつながる可能性もあります。
回復志向の強みは、あなたに問題の原因を見抜き、解決へ導く力をもたらします。この強みを正しく理解し、得意な領域で未解決の問題に挑み続けることで、あなたの才能は間違いなく開花し、ステージアップしていくでしょう。
自分の強みを成果につなげる考え方を体系的に知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。

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