【ストレングスファインダー】「コミュニケーション」の強みを最大限に活かす方法と伸ばし方

【ストレングスファインダー】「コミュニケーション」の強みを最大限に活かす方法と伸ばし方

言葉で人を動かせるあなたへ

あなたは「話すことで場の空気が変わる」「自分の言葉で相手が実際に動き出す」という経験を重ねてきたタイプではありませんか?もしそうであれば、あなたはストレングスファインダーの34の資質のうち、「コミュニケーション」の可能性が高いです。

この「コミュニケーション」は、あまりに一般的な言葉であるがゆえに、強みとして捉えにくい資質でもあります。「話し上手」で片づけられてしまい、その力が成果に直結する場所を選べていないことも少なくありません。

本記事では、その強みを最大限に活かして成果につなげる「活かし方」と、さらなる飛躍を遂げるための「伸ばし方」を具体的な行動とともに徹底解説します。

私は才能開発と心理学の専門家として、才能についての本を2冊出版し、20年間で6,000人以上の才能開発と目標達成を支援してきました。

この記事を最後まで読んでいただければ、コミュニケーションを持つあなたが、自身の才能を武器に次のステージへと進むための具体的なヒントが得られるはずです。

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目次

動画解説

「コミュニケーション」の基本特徴:その目的は一つに集約される

コミュニケーションという言葉は一般的であるがゆえに、人によって解釈がさまざまです。しかし強みという観点から言えば、その目的は一つに集約されます。 そこを押さえることが出発点です。

1-1. 行動原則:コミュニケーションの目的は「人を動かす」こと

その目的とは、人を動かすことです。

たとえば大統領選挙で、候補者はなぜスピーチをし、討論をするのか。自分に投票してほしいからです。国民に投票してもらう、つまり人を動かすためにスピーチをしています。

1-2. あらゆる場面が「人を動かす」ためにある

テレビ通販やネットショッピングも同じです。なぜあれだけ話すのか。その商品を買ってほしいからです。視聴者に電話をかけてもらい、「買います」と言ってもらうために話しています。

学校の先生もそうです。なぜ授業でたくさん話すのか。子どもたちに勉強できるようになってもらうためです。知識を増やし、自立して自分の頭で考えて生きていく力を身につけてもらう。そのために面白い授業を日々工夫しています。

恋愛でも変わりません。なぜ好きな人と一生懸命話し、楽しませようとするのか。自分を好きになってもらい、付き合ってもいい、結婚してもいいと言ってもらうためです。

あらゆる意味で、コミュニケーションの目的は人を動かすことにあります。 ということは、この才能を持っている人は、人を動かせる人だということです。

コミュニケーションを「成果」につなげる具体的な活かし方(人を動かす仕事を選ぶ)

目的が「人を動かすこと」だと分かれば、活かす場所も決まります。

2-1. 対人で、かつ相手を動かす必要がある仕事を選ぶ

活かし方は、人と接する仕事に就くことです。フェイス・トゥ・フェイスでも構いませんし、最近であればスマホやネット、オンラインといった間接的な形でも構いません。

重要なのは、対人で関わり、その人をある方向へ向けて動かすことが求められる仕事をしているかどうかです。

どんな仕事でも人と関わらずに済むものはほぼないので、コミュニケーション能力は広く言えば誰にでも求められます。しかし最終的な目的が人を動かすことであるなら、そこがキーポイントになっている仕事、そこが成果に直結する職種やビジネスを選ぶことが最も効果的です。

2-2. 医療の現場にも、この強みの居場所がある

医師や看護師の仕事も、この観点で見ると分かりやすくなります。

たとえば手術のあと、体力が落ちてリハビリが必要になったとき。日々リハビリをしてもらわなければ、患者さんは回復していきません。ここでのコミュニケーションの目的は、本人が自主的に食事を変えたり、毎日リハビリのトレーニングをしたりするようになるかどうかにあります。

つまり、対人であり、かつ相手を動かす必要がある。そういう職業やポジション、業界で活躍することが、この資質にとって最もいい選択になります。

コミュニケーションをさらに「飛躍」させる具体的な伸ばし方

人が動くときには、いくつかの条件があります。それを揃えていくことが伸ばし方です。

3-1. 感情に訴える力と、論理で納得させる力の両方を持つ

マーカス・バッキンガム、ドナルド・O・クリフトン著『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす』(日本経済新聞出版)でこの資質の事例として紹介されているのは、人の心を感動させて動かす、ストーリーテリング的なものが多くなっています。

確かに、感情に訴える、相手の感情を動かす。それによって人が行動するというのはよくあることです。誰かの感動的なスピーチを聞いたあと、コンサートでアーティストのトークを聞いたあとに「この人のCDを買って帰ろう」と思った経験は、多くの方にあるはずです。感情が動いたから、購入につながったわけです。

しかし世の中には、感情が動いただけでは動かない人もいます。論理的な人です。納得しなければ行動しません。その意味で、論理的に納得できる、納得感のあるロジカルな説明も、人を動かすうえで非常に重要になります。

感情を動かすためのスピーチやトークと、論理で納得できるロジカルな説明。この両方を持つことは、大きな武器になります。 自分は感情に偏っていると感じるならロジカルな側をトレーニングし、ロジカルが強いと感じるなら感情に訴えるスピーチを練習するといいでしょう。

3-2. 自分に「語る資格」があるか

そしてもう一つ、資格を作ることです。ここで言う資格とはライセンス、つまり「自分にはこれをする資格がある」「これを語る資格がある」ということです。

コミュニケーションとは基本的に話すことですから、問いはこうなります。あなたが語ろうとしている話題について、あなたには語るべき資格があるのか。

本の著者を考えてみてください。何らかの実績があったり、その分野の専門家であったりするからこそ、その本を書いて何かを伝える資格があると世間から認められます。そうした資格がない人が本を出したいと言っても、出版社はあえてそうしません。

本だけの話ではありません。街頭でスピーチをしようとすれば「誰が喋っているの」となります。ストリートで演奏している方も、通行人は大体素通りしていきます。それは「好きな人が素人で勝手にやっているだけだろう」と思われるからで、つまり聞くに値するとは思われていないのです。自分のパフォーマンスがどれだけ素晴らしいかを伝えるだけの資格や実績がない間は、どの分野で活躍している人もみな同じです。

先日、ある経営者のコンサルティングをしていたときのことです。その方が「売上を10倍にしたい」とおっしゃる。理由を伺うと、今の売上規模で自分が何を言っても人は聞いてくれない。けれど10倍になれば、これだけ大きな会社を作った経営者が、仕事をするうえで、会社を経営するうえで、社員を育成するうえで大事にしてきたことはこういうことなのだと、みんなが興味を持ってくれる、ということでした。

YouTubeも同じです。再生回数や視聴者数といった数字を見て、見るべきかどうかを判断する。それだけ多くの人に登録され支持されているなら、きっといいものなのだろうと想像して、聞き始めるわけです。これが資格です。

3-3. 実績はコツコツ積み上げるしかない

コミュニケーションを使って広げていきたいものがあるなら、それにふさわしい資格や実績をコツコツ積み上げていくことが非常に重要です。

これはとても時間がかかります。しかし積み上がっていくものなので、長期的に考えたとき、2年後、3年後、5年後、10年後には間違いなくあなたの資産になります。

遠回りに感じるかもしれません。けれど手早くトークの技術やテクニックだけで人を動かそうとするのではなく、積み上げてきた実績と資格によって、相手が自然と「この人の話を聞いてみよう」と思う状況を作る。 私も20年ほどこれをやってきました。時間はかかりますが、本当に広めたいものに出会えたとき、必ず威力を発揮してくれます。

まとめ:「コミュニケーション」を武器に、あなたの才能を開花させるために

本記事では、ストレングスファインダーの「コミュニケーション」の資質について、その特徴から活かし方、そしてさらなる伸ばし方までを解説しました。

コミュニケーションの強みを最大限に活かすポイント

コミュニケーションの強みを武器に成果を上げていくためには、以下の二点が最も重要です。

  • 【活かし方】「人を動かすこと」が成果に直結する仕事を選ぶ

この資質の目的は人を動かすことです。対人で関わり、相手をある方向へ動かす必要がある職業やポジションを選ぶこと。医療の現場のように、相手が自主的に動くかどうかが結果を左右する仕事も、この強みが活きる場所です。

  • 【伸ばし方】感情と論理の両輪を持ち、「語る資格」を積み上げる

感情に訴える力と、論理で納得させる力。偏っているほうを意識して鍛えること。そのうえで、自分がそれを語るにふさわしい実績を積み上げること。時間はかかりますが、確実に資産になります。

コミュニケーションの強みは、あなたに言葉で人を動かす力をもたらします。この強みを正しく理解し、両輪を鍛えながら語る資格を積み上げていくことで、あなたの才能は間違いなく開花し、ステージアップしていくでしょう。

自分の強みを成果につなげる考え方を体系的に知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。

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この記事を書いた人

北端 康良のアバター 北端 康良 代表理事

才能プロファイラー/才能開発コンサルタント。
6000件のコンサルティング事例と15年間の研究をもとに才能心理学を体系化。3つの質問で才能診断を行う才能プロファイリングを開発。
著書「才能が9割 3つの質問であなたは目覚める」、「自分の秘密 才能を自分で見つける方法」(経済界)

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