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二代目経営者がカリスマ性を発揮するコツ

こんにちは! 才能心理学協会・認定講師で二代目経営者の澤田浩一です。

 

経営者の仕事のなかで最も重要で最も難しい仕事は何だと思いますか?

 

私は「人」のことだと思います。

 

創業者の場合、一から会社を立ち上げているので、社員に対して一種独特なカリスマ性があり、「この社長だからついていく」という社員も中にはいます。

ですが、二代目、三代目になると逆に「この社長は何する人ぞ」と見られがちです。

 

したがって社員との距離を少しでも縮めようと、飲み会をやったり、一人一人に個人面談を行ったり、時には自ら作業着を着て現場に入ったりします。
(私も工場に入って、生傷を作りながらやったことのないボール盤の操作をしたりしていました。某有名タクシー会社の社長さんは制服を着て乗車勤務をされたそうです。)

 

二代目、三代目の人は、心のどこかで「自分にはカリスマ性がない」と思いがちなのではないでしょうか?

 

ところがカリスマ性というものは実は誰にでもあるものです。

 

カリスマ、karismaという言葉にはもともとギリシャ語で「贈り物」「親切心」という意味があります。

 

つまり相手に対してカリスマ性を持つことで、何かしら相手がサポートされている状態になります。

 

先代であり、父母でもある人たちを二代目、三代目は何らかの形で(社員として、子として)サポートしてきたはず。

 

つまり皆さんにもカリスマ性があります。

対象を親から社員に変えれば良いのです。

 

ただし気を付けないといけないことがあります。

 

現場の社員さんというのは、どうしても私たちを「社長」という目で見ます。

つまり「社長=権力がある」と見てしまいます。

だから本音はなかなか言い出さないものです。

 

「自分の会社はフラットだから、社員とは何でも話し合える。」と豪語している社長さんをお見掛けしたことがありますが、実際、コンサルとして社員さんから話を聞くとそうではありませんでした。「あの社長に何を言っても同じだから。」という方がむしろ本音でした。

 

飲み会をやったり、個別面談をやったり、現場で一緒に汗を流したりすることが駄目だと言っているのではありません。

むしろ中小企業の二代目、三代目はどんどんそういったことはやるべきです。

 

やった上で「それでも社員の本音は100%わからない」と思っておいた方が良いということです。

 

そのことを肝に銘じつつ、社員に仕事を100%任せてください。

そのときはちゃんと彼(彼女)を信頼し、任せた役割への期待を伝えてあげてください。

 

「なぜこの仕事を任せたのか?」

「どのような結果を期待しているのか?」

「評価はどのように行うのか?」、

多くの社長が何をするかのみを伝えて、何を期待しているのか、評価はどのように行うかについては案外伝えていないと思います。

 

また例えば社員を営業部長に取り立てて、彼(彼女)が失敗したとしましょう。

そのときは彼(彼女)が失敗したからといって、その人が部長の任に不適だとその人に責任を押し付けてはいけません。

責任はそのような人事を行った社長にあります。

むしろ失敗したのはそのような人事を行った自分であると受け止めた上で、なぜ失敗したのかをきちんと把握することです。

例えば営業の第一線で売上を一番に上げていた部下をマネージャーにしたときに、部下が思った成果を上げていない場合、営業手法に原因があるのではなく、部下が成果を上げる助けを彼(彼女)がうまく出来なかったからかもしれません。

今まで得意だった仕事が、ひとつステージが上がると今までのやり方が効かないで別の視点が必要になるということはよくあることです。

そのときは、社長は引き上げたマネージャーに責任を取らせるのではなく、しっかりとサポートしていく必要があります。

 

「組織は人の培養器」だとドラッカーは言っています。

二代目、三代目は自分の価値観、コア・コンセプトに基づいた経営をする上でも人を育て、サポートすることにカリスマ性を発揮すべきだと私は思います。

執筆者:
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澤田浩一

澤田浩一

認定講師一般社団法人 才能心理学協会
精神科ソーシャルワーカーを経て、経理・総務・人事等の業務に従事後、2001年より計測器メーカー㈱サワダ製作所を経営、中小企業経営者のパートナーとして才能心理学、TOC、NLPを使った組織作り支援を展開。 才能心理学「無料動画セミナー」の登録はこちら
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