前回、才能を見つける6つの方法を紹介しましたが、いかがでしたか?
才能は「才能=感情×行動×能力」この3つ掛け算です。
1−2は感情レベルの才能を、3と4は行動レベルの才能を、4と5は能力レベルの才能を、そして6は未知なるポテンシャルとしての才能を見つける方法です。
ここまでやってみて「自分の才能はわかったけれど、それほど嬉しくない」ということもあるかもしれません。私の経験では、能力レベルの才能を見つけた人の中に、その傾向が強いように思います。
「能力はあるのは知っているし、評価もされいる」、「けれど、満足できない」「何か違う気がする・・・」と思うのは、感情が動かないから。つまり「やりたい!」と感じていないからです。そんな時は、「その能力を何に活かせれば楽しいだろう?」、「やりがいがあるだろう?」と考えてみてください。
以前、マーケティングの専門家が相談に来ました。彼はサラリーマン時代から集客やマーケティングの経験を積み、インターネット広告の専門家として独立。当時、すでに日本で5本の指に入るほどの実力者でした。しかし、その後、彼は仕事が嫌になり、会社を売却します。
理由の1つは、正月や夏休みに関係なく、クライアントから「どうしてうちの広告順位が下がってるんだ?」と連絡が来て、対応に追われ、普通の生活ができなくなかったら。平日、土日関係なく、仕事の連絡やクレームが来る。それでは嫌になるのも無理はありません。
しかし彼は当時まだ40代。「もう一度、仕事をするなら自分の才能を活かせる、やりがいのある仕事をしたい」と思いました。そこで過去の実績を棚卸ししてもらったのですが、やはり出てくるのはマーケティング能力。
「やっぱりこれか・・・」と思いつつ、感情レベルの才能を調べていくと、昔から面白い人やユニークな漫画、商品が好きだったことに気づきました。
と思った彼は面白そうな人を見つけると、自ら会いに出向き、意気投合した人とビジネスを始め、今は毎日楽しく働いています。
時には他人から言われた才能が嬉しくないことや、やりたいこととは違う場合もあるでしょう。そんな場合は、他人から言われた才能をやりたいことに活かす方法を考えましょう。
能力レベルの才能にテンションが上がらなくても、感情レベルの才能とつながれば、才能を活かす道がきっと見つかります。
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