おすすめの自己啓発本10選!才能を開花させるビジネスマンの必読書

自分の才能の扉を開かせるために、役立つことのひとつが自己啓発書。自己啓発とは、”自ら学ぶことで新たな視点を得て、今までと違うモノの見方ができるようになること。その結果、知識や能力が向上するだけでなく、他者理解や共感など、心の能力も成長することを指します。

書店に足を運べば一目瞭然ですが、いわゆる「自己啓発書」と呼ばれる分野には常に多くの新書が誕生し、我々読者の興味をひいています。でも……古書から新書まで多くの自己啓発書が溢れ、どれが”自分の悩みや課題を解決してくれる本か”わからないですよね。

自己啓発書は、「自分の能力を大きく伸ばしたいとき」や「価値観や考え方を広げたいとき」「モチベーションを高めたいとき」にもってこいです。自己啓発本選びに苦戦するみなさんに向けて、おすすめの自己啓発本を10冊ご紹介いたします。

目次

1. 人を動かす / D・カーネギー

『人を動かす』は自己啓発書として世界的に有名なD・カーネギーの書籍。初版から80年以上が経った今でも、書店では前列に並んでいます。本書は、過去の政治家や実業家の事例をもとに、「人を動かす」ためにはどのようなことが重要かが記されています。

結局、ビジネスでもプライベートでも、「あの人のためなら協力する」「あの人の役に立つなら何でもする!」と思われている人が成功する人。そのために必要な三原則がまとめられているのが本書です。

簡潔にいえば、人を動かす三原則は「批判や非難をしない」「重要感をもたせる」「人の立場に身を置き、強い欲求を起こさせる」こと。人を説得する三原則は「議論に勝つには、議論を避ける」「相手がイエスと答えられる問題を選ぶ」「対抗意識を刺激する」ことと述べられています。対人コミュニケーションを避けては通れないビジネスマン必読の一冊です。

 

2. 道は開ける / D・カーネギー

『道は開ける』も先ほどの『人を動かす』と同様、D・カーネギーの自己啓発書。『人を動かす』はどちらかというと、他者と向き合いどう動かしていくかを伝えているのに対し、『道は開ける』は自分自身の問題や悩みと向き合いどう解決していくかが語られています。

本書は7章構成となっており、中には24個の格言が紹介されています。また、本の効果を最大化するために、”9つの約束”と題されたメッセージ(「不安や悩みを克服するという強い決意を持つこと」「何度も読み返すこと」「読むだけでなく行動すること」など)が冒頭では述べられている。D・カーネギーの名著として『人を動かす』と合わせて読んでおきたい一冊です。

 

3. 完訳 7つの習慣 人格主義の回復 / スティーブン・R・コヴィー

スティーブン・R・コヴィーが著した『7つの習慣』は、全世界40ヶ国語に翻訳され販売部数3,000万部を記録した世界的自己啓発書のベストセラー。20世紀に最も影響を与えたビジネス書の1位にも輝いています。本書は原著『7つの習慣 –– 成功には原則があった!』をより読みやすく改訂した一冊です。

本書では、人生において成功を収めるには、人格的な部分を磨き続ける「人格主義」の姿勢が重要であるとし、「人格主義」の成熟に向けた行動指針や思考指針が伝えられています。私的成功をゴールに置きがちなビジネスパーソンに向けて、公的成功に向かうべき意味が語られており、人生の節目に何度も読み返したい一冊です。

 

4. 漫画 君たちはどう生きるか / 吉野源三郎

漫画家・羽賀翔一氏の表紙イラストが強くインパクトに残る『漫画 君たちはどう生きるか』。原作は1937年に編集者・児童文学者・ジャーナリストして活躍した吉野源三郎氏が発表した小説。『漫画 君たちはどう生きるか』は、この小説をベースに漫画を挟みながらまとめられた自己啓発書です。

本書では、主人公の15歳の青年コペル君の日々の心の変化と、その変化に対する叔父さんの「ノート」による考察から構成されています。原作とは違い、漫画になおされているため、よりわかりやすく読み進めることができます。

「人間として私たちはどう生きればいいのか?」という哲学的な問いに対して、些細な日々の中で苦悶するコペル君の成長とともに、その問いの輪郭が読者にも見えてくる……そんな一冊です。

 

5. ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由 / 岩田松雄

スターバックスとザ・ボディショップで経営者を務めた経験のある岩田松雄氏の企業ミッションについての自己啓発書です。帯にも書かれている「私たちは何のために働くのか」という問いの重要性を説き、企業の成功とミッションの関係性について解説しています。

著者は日産自動車に入社したての頃、車体溶接工場で「火花が散っている瞬間だけが、本質的に付加価値を生み出している」と上司から学び、スターバックスやザ・ボディショップでもミッションの深い浸透を意識してきたといいます。

会社経営におけるバズワードともいえる「ミッション」。実際、なぜ重要なのかわからない。また、個人(自分)の人生に置き換えて考えたい方におすすめの一冊です。

 

6. 嫌われる勇気 / 岸見一郎・古賀史健

日本国内で販売部数200万部を超え、海外でも話題を読んだ自己啓発書が『嫌われる勇気』です。それまで知名度が高くなかった心理学者アドラーを一躍有名にした書籍。アドラーはフロイト・ユングらと並ぶ近代心理学者の雄です。この『嫌われる勇気』では、悶々とした悩みをもつ若者とアドラー心理学を習得している哲人との対話形式で進んでいきます。

アドラー心理学では、全ての悩みは人間関係が原因であるとし、他人の期待に縛られなくても孤立しないためには、”課題を分離する”ことが重要であると説きます。人間関係の悩みをはじめ、生き方について新しい気づきを得たいという方におすすめの一冊です。

 

7. 多動力 / 堀江貴文

『多動力』は、元ライブドアCEOで現在はさまざまな分野への投資や宇宙開発事業など、多方面の活躍を見せる堀江貴文氏著書の自己啓発書です。数多くのビジネス書を出版し、全国の書店を賑やかせてきた堀江氏が今回伝えるのは”多動力のススメ”。

「ひとつのことをコツコツ積み上げることが大事!」という古くからの慣習を一蹴し、業界や仕事のジャンルをいくつも飛び越える「越境者」の存在を取り上げています。堀江氏が他著書でも唱える”今を生きる”という考えをベースに、人生を悔いなくワクワク生きるためのマインドセットが語られています。決まりきまった会社員の日常を、鮮やかな日々に変えたいという方必見の一冊です。

 

8. チーズはどこへ消えた? / スペンサー・ジョンソン

『チーズはどこへ消えた?』は、全世界で2,400万部・日本でも400万部を超える大ヒットを記録している自己啓発書です。2匹のネズミ「スニッフ」と「スカリー」、2人の小人「ヘム」と「ホー」を主人公にチーズを追い求める様子を描いています。本書で登場するチーズはいわば”人生で求めているもの”を表すメタファー(隠喩)。

頭を使いチーズを得る「ヘム」と「ホー」でしたが、ある日、いつもの場所からチーズが消えてしまいます。新たなチーズを得るためにステーションから離れるか迷うホーでしたが、ついに「人生は進んでいく。ぼくらも進まなくてはならない」とヘムに言い残し、ステーションを飛び出していきます。

予期せぬ変化がつきものである人生において、”大事なチーズがなくなったとき”あなたならどうするか?を考えさせてくれる一冊です。

 

9. 生き方 人間として一番大切なこと / 稲盛和夫

『生き方 人間として一番大切なこと』は、京セラや現KDDIの創業者である稲盛和夫氏が著した自己啓発書です。本書では、目標に向かって「狂」がつくほど強く思うことが、経営のみならず人生においても成功を実らせる重要なポイントであると語られています。

また、物事を複雑に捉えるのではなく、原理原則を重視しシンプルに考えるという点は、先ほど取り上げた『多動力』の堀江貴文氏にも似ているところがあります。

若くから経営の道に進み、一代で日本を代表する大企業までに育てあげた同氏の経営哲学から、人生全体に通じる生き方の指針を得ることができるのではないでしょうか。自分のビジネスのフィロソフィーをより太くしたい、という方におすすめの一冊です。

 

10. 夢をかなえるゾウ / 水野敦也

『夢をかなえるゾウ』は、2007年に単行本が発売され、たちまち大ヒットとなった自己啓発本です。ある日、冴えないサラリーマンの主人公のもとに、ゾウの頭をもつインドの神様「ガネーシャ」が現れる。このガネーシャーは、なんとも変わった出で立ちであるものの、歴史上の成功者「ニュートン」や「エジソン」も自分が育てたのだと言います。

そんな神様(ガネーシャー)に日々課題を与えられ、こなしていくうちに成功への大事な習慣が身についてくるというストーリー。「人を喜ばせたいという気持ちはお金を連れてくる」「成功法則を学ぶだけでは人は変われない。とにかく行動のみ」など、目から鱗……ではないものの、本質をついたメッセージを本書からは受け取ることができます。くすぶっている日常から抜け出したい方におすすめの一冊です。

 

自己啓発本に正解はない。行動に移して、トライ&エラーを恐れずに

記事では、おすすめの自己啓発本を10冊ご紹介してきました。どれも噛みしめるように読むことで、新しい気づきや学び、自己変革につながる一冊だと思います。

しかしながら、自己啓発本に絶対の正解はありません。どんな状況やバックボーンの人が、どんな自己啓発本を読むかで受け取る印象や効果は違ってくるでしょう。でも、どんな自己啓発本を読んでも共通しているのが、”実際に行動に移すことの大切さ”です。

自己啓発本を読み終えた直後は、心地よい読後感があり、それまでの心の重しが軽くなった気がするかもしれません。ただそれだけでは、あなたの眠った才能を開花させるには至りません。もちろんすぐには効果が出ないこともあると思いますが、トライ&エラーを決して恐れずに、実際に行動に移して現状を打破することを心がけてください!

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この記事を書いた人

才能 プロファイラー/才能開発コンサルタント。
「クライアントを経済的・精神的に最も豊かにする才能開発」がモットー。
著書「才能が9割 3つの質問であなたは目覚める」、「自分の秘密 才能を自分で見つける方法」(経済界)

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