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経営革新は自分の才能を活かすことから生まれる

こんにちは! 才能心理学協会・認定講師で二代目経営者の澤田浩一です。 

以前から述べていますが、二代目、三代目の後継者の役割のひとつが「経営革新を行うこと」です。

なぜなら企業が存続するためには、時とともに変化するテクノロジーや経済の状態、お客様のニーズ等々、にあわせて自身が変わっていく必要があるからです。

 

ところがこれがなかなか難しい。なぜならその企業が今現在存続できているのは、存続できているがゆえのやり方やルールがあるからです。経営革新を行うということは成功の基になっている何らかのやり方やルールからはみださないといけません。 

特に日本人の場合は集団のルールや常識を重んじる国民性があります。

斬新で新しいことも「前例で考えると・・・」とか、「常識で考えるといかがなものか?」ということになり、こうした集団の決まりが脳に抑制をかけて行動にブレーキをかけてしまうと、脳科学者の茂木健一郎氏は指摘しています。つまりこれは脳の正常な機能だということです。 

したがって今までとは違った行動を起こすには、そういった常識からはみだす力が必要になります。

そして世の中には、はみだす力をフルに活用して活躍している人たちがいます。

 

例えばデジタルクリエーターの猪子寿之さん。

猪子さんは伝統や芸能などのアートと最新のデジタル技術を結び付け、海外からも注目を集めるデジタルアート作品を提供し続けています。 

http://www.team-lab.com/

猪子さんは小さいときから「この世界はどうなっているんだろう?」と考え、授業を聞いていても「本当は違うかも」と自由に発想を膨らませる子どもでした。

ところが「本当はこうかもしれないのに」と思ってもそれが模範的な答えでないために先生から叱られ、猪子さんは学校に窮屈さを感じ続けます。 

そしてある日、あるTV番組でインターネットに取り組むシリコンバレーの若者の姿を見て衝撃を受けます。

彼らの、お金がなくてもそれまでの常識を覆してどんどん世界を変えて、自分たちの価値観の方に少しでも世界が動いたり、自分たちの価値観が守れたりしている姿を見て、猪子さんも自分もいつかそんな自由なモノ造りをしたいと思いました。

それが現在社員400名以上を抱えるチームラボという組織に繋がっています。

 

もう一人、マサチューセッツ工科大で助教をされている現代美術家のスプツニ子さん。 

http://sputniko.com/

スプツニ子さんはお父さんが日本人、お母さんがイギリス人。 

小さい頃から絵を描くのが好きだった彼女は保育園にピンクのサングラスをかけていったり、言い返そうとすると日本語に英語がまじったりして、まわりからいじめを受けたりします。 

彼女の思ったのは自分の世界と周りの世界は違うということ。

ずっとそのことに悩み続けますが、中学のときに出会った友人に「学校だけが世界じゃないよね」と言われ驚きます、 

そして自分と周りが違うことを認め、アーティストになって人が引き込まれる世界を創りたいとロンドンに留学、情報工学を学び、その後英国王立芸術学院の修士課程に進み、芸術活動に励みます。

その作品は東京都現代美術館(MOT)やニューヨーク近代美術館(MoMA)に展示され、後年28歳にしてMITメディアラボの助教に抜擢されます。

 

猪子さんもスプツニ子さんも共通しているのは、自分の世界と周りの世界は違うと認め受け入れたこと。

その上で自分の価値観をどのように世間に届けるかに注力し、著名になった人たちです。

言ってみれば、はみだす力を身に着け、活用した人たちだと言えます。

 

ところで常識とは何でしょうか?

生まれついた国、生まれついた地域、生まれついた家族、育った地域、通った学校、就職した会社等々によって、それぞれ微妙に人により異なるものではないでしょうか?

1000人いれば1000人の常識があります。

その違いを認め、自分はどうしたいかを考え、それを行動に移すことではみ出す力は生まれます。

経営革新はそこから生まれるのではないかと思います。

執筆者:
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澤田浩一

澤田浩一

認定講師一般社団法人 才能心理学協会
精神科ソーシャルワーカーを経て、経理・総務・人事等の業務に従事後、2001年より計測器メーカー㈱サワダ製作所を経営、中小企業経営者のパートナーとして才能心理学、TOC、NLPを使った組織作り支援を展開。 才能心理学「無料動画セミナー」の登録はこちら