セミナーで一番よくいただく質問が「誰にでも才能はあるんですか?」という質問。 私も昔、優秀な人を見ては「あの人はすごいな」「自分にはこれといったものは何もないな」と思っていたので、この疑問はよくわかります。しかし才能開花の研究をした結果、今では誰にでも才能があると思っています。
私たちが「誰にでも才能はあるんだろうか?」と疑問に思うのは、「才能は能力だ」、「しかも普通の能力ではなく、とびきりすごい能力だ」と思っているからです。実はこの思い込みこそが、才能を見つけられない最大の原因です。
「え、才能って能力のことじゃないの?」と思うかもしれませんが、才能開花した人を調べると、才能はただの能力ではないことがわかります。
才能心理学を体系化する過程で気づいたのは、「才能は能力だという思い込みのせいで、多くの人は才能を見つけられずにいる」ということです。
才能は感情から生まれます。あなたの周りに、
- 親戚のおじさんが経営者で、お金持ちになりたくて起業した
- 昔から服が大好きで、デザイナーになった
- 親の病気を治してくれた先生のようになりたくて医者になった
- バカにされるのが嫌で、トップセールスマンになった
- 自分もいじめられて辛い思いをしたから、子供を守る教師になった
そんな人はいませんか?
人は感情をきっかけに才能に目覚めます。 人であれば誰もが感情を持っている。だから、誰にでも才能があるのです。
私は才能に変わる感情のことを「才能の源泉」と呼んでいます。今までの人生を振り返ってみれば、あなたにも「才能の源泉」を感じた瞬間、何かをせずにいはいられないくらい感情が動かされたことがあったでしょう。もし、そのすべてを行動に移していたとしたら、今頃、どんな才能が開花していたと思いますか?
才能を見つけたいと思うなら、能力の前に、あなたの中にある「才能の源泉」を探してください。
才能開花した人は、誰に何を言われてもやめなかった人たち。「才能の源泉」と共に生きている人だからです。彼らが才能開花するまで続けられるのは、誰にも止められない「才能の源泉」を持っているからです。