25年講師をしていると、スキルアップが早い受講者がいることに気づきます。同じセミナーを受け、同じワークや実習をしているわけですが、スキルアップのスピードや伸びに違いが出ます。
「どこに違いがあるんだろう?」
興味を持って観察して来ました。
いくつかの違いがありますが、1つは内省力。つまり振り返る力です。
内省力がある人は、自分の行動や動機を振り返る事で改善点を見つけています。仮に1日1個改善点を見つけ翌日、改善案を試したとしたら、1年間では365個の工夫になります。
一方、内省力がなければ改善回数はぐっと減ります。当然、スキルアップのスピードに圧倒的な差が生まれます。
当協会でも才能プロファイラーを養成していますが、習得スピードが早い人は実習が終わるたびに、「次はここを改善します」というアイデアを持って実践している人です。
振り返りの秘訣はポイントを絞ること。
例えば、才能プロファイリングを身につけるには、ヒアリング能力、観察力、分析力、コミュニケーション能力が必要になります。
4つの能力を一気に上げるのは大変なので、まずはヒアリング能力に絞って振り返ります。
「相手の話をしっかり聞けたか?」「必要な情報を聞き取れたか?」などヒアリング能力に絞って振り返り、改善点を見つけていきます。
そうすれば、着実にヒアリング能力を伸ばすことができます。それが終われば、次は観察力のスキルアップを図る。こうしていけば、着実にスキルアップすることができます。
スキルアップを目指す人は
・内省(振り返り)
・絞る
・改善
この3つを意識して取り組んでみてください。