自分の才能を開花させたいと思っている方へ。
今回は52歳から才能に目覚めた男性を例に才能開花の3つの秘訣を解説します。
毎年楽しみにしているのがさんま・玉緒のお年玉!あんたの夢をかなえたろかSP|。 今回、一番感動したのは佐賀の漁師、徳永義昭さん(59歳)です。
徳永さんは52歳になるまでピアノを弾いたことは一切なかったのですが、現在はプロのピアニストが唸るほど弾きこなせるまでに。
なぜ徳永さんがそこまで弾きこなせるようになったのか?徳永さんのエピソードには才能開花の秘訣が3つ隠されています。
- ディープインパクトに出会う
- 不要な習慣を捨てる
- 徹底的に練習する
59歳、漁師ピアニストが誕生した奇跡のストーリー
海苔漁師の徳永さんは52歳になるまでピアノを弾いたことは一切なく、クラシックにも興味なし。楽しみといえば、お酒飲んで宴会で演歌を歌うこと。仕事のない夏場はパチンコ三昧の日々を過ごしていたそうです。
ところが7年前の2012年夏、衝撃的な出来事に出会います。
パチンコで小遣いを使い果たし、暇で暇でどうしようもなかったので、「どうせ俺が稼いだ金だし」と思い、奥さんの財布をこっそり開けると「となる!」というメモが。(笑)
「これじゃ、取れんな」と思い、パチンコもやめようとキッパリ決意しました。
そして暇を持て余した徳永さんがテレビをつけると、飛び込んできたのがフジ子・ヘミングさんが演奏するラ・カンパネラ。
パチンコが抜けてぽっかり空いた心の中に、すっとその音が入ってきて、「この曲を弾きたい」と思ったそうです。
心を奪われた徳永さんは、52歳で一からピアノを始めました。 奥さんにピアノを始めようと思うといったら、「いいんじゃない」という快い返事。
ところが「ラ・カンパネラを弾きたいんだ」というと、「あんたバカなの!」「音大を出た私も引けない曲なのよ」「楽譜読めるの?」「あなたには100%絶対無理!」と言われました。
実はラ・カンパネラはプロも敬遠する楽譜。作曲家のフランツ・リストが自身の大きな手を活かせるように作った、普通のピアニストには真似できない曲。肉体的に恵まれなければ引けない曲だったのです。
楽譜も読めない徳永さん。それでも「憧れのフジ子・ヘミングさんのようにあの曲を弾きたい!」と思った彼は動画で練習を始めました。
次に弾くべき鍵盤がピカッと光る動画を見ながらを一音、一音弾く練習を毎日8時間続けたのです。
「フジ子・ヘミングさんの演奏は人生の音がした」 「音に魂がこもっている」 「憧れの不二子さんに近づきたい!」
その一心で、7年間毎日8時間の練習を続け、指に動きを指に完全に覚えさせた結果、指が勝手に動くようになり、弾きこなせるようになりました。
全てを犠牲にして練習してきた徳永さんの夢は「いつかフジ子さんに俺のラ・カンパネラを聞いてほしい」。今回、その夢を番組が叶えました。
フジ子・ヘミングさんがコンサートで福岡にきた日。
楽屋に連れて行かれ、本人に会った徳永さんは憧れの人を前にただただ涙を流していました。そして彼女の前でラ・カンパネラを弾いたのです。
才能開花秘訣1 ディープインパクトに出会う
徳永さんのエピソードから学べる才能開花の秘訣は3つあります。
もともと徳永さんがピアノを始めようと思ったのはフジ子・ヘミングのカンパネラに出会ったから。この曲に衝撃を受けたからです。才能が目覚める衝撃的な出来事のことを、才能心理学ではディープ・インパクトと呼んでいます。
これは徳永さんだけではなく、才能開花した人全員の共通点。彼らは才能開花のきっかけとなるディープインパクトを経験しています。
たとえばダンサーとして世界的に有名なケント・モリさん。彼は中学生時代、学校になじめず悶々としていた時にたまたまマイケル・ジャクソンのミュージック・ビデオを見てそのダンスに衝撃を受けました。
「マイケルのようなダンスができるようになりたい!」という一心で、ビデオテープが擦り切れるほど毎日、毎日練習をして、ついにはマイケル・ジャクソンの再来と言われるように。マイケル・ジャクソンの追悼イベントではトップダンサーを務め世界中を駆け回りました。
他の才能開花した人もディープインパクトを持っていて、それがきかっけになって才能開花の道を歩み始めています。
世界的に成功した有名な方々は子供時代にディープインパクトを経験した人が多いのですが、徳永さんは52歳。今回徳永さんが示してくれたのは50代でもディープインパクトが起き、才能が開花するチャンスがあるということです。
才能開花秘訣2 不要な習慣を手放す
2つ目のポイントは徳永さんはディープインパクトを起きる前、パンチンコをやめたということです。
徳永さんは言っていました。
「パチンコをやめてぽっかり空いた心の中に、空白の中にあのフジ子・ヘミングさんの音がすっと入ってきた」
これは脳の仕組みです。心配事や考え事をしている時に、誰かに話しかけられても頭に入ってきません。頭や心が他のことに気を取られているからです。
頭と心を空っぽにして、目の前で起きている色々な出来事、小さなディープインパクトに気づけるようになり、才能開花のきっかけになるということです。
才能開花秘訣3 徹底的に練習する
3つ目のポイントは徹底的に練習することです。
才能開花した人は1万時間のトレーニングをしていると言われていますが、それだけ練習すれば誰だって自分の才能を伸ばすことができます。よく「好きなことを仕事にしよう」という話がありますが、その理由の1つは1日8時間ある仕事時間中に才能を伸ばせるからです。
それができなければ仕事を終えた17時、18時からの寝るまでの時間から才能を伸ばすトレーニング時間を捻出しなければなりません。これは長期的にみれば大きな差となります。
ですから、これから才能を伸ばすならどんな働き方をすれば才能を伸ばせるのか? どのような仕事ができるようになれば才能を伸ばせるのか考えて取り組むことが大切です。
まとめ
まとめると徳永さんから学べる才能開花の秘訣は次の3つです。
- ディープインパクトに出会う
- 不要な習慣を捨てる
- 徹底的に練習する
1のディープインパクトは運も影響します。いつ何が起きて、それがあなたの心を動かすかどうか?それは誰にもわかりません。
けれど、ディープインパクトに出会う確率を増やすために2の「不要な習慣を捨てる」は誰にでもできます。
ぜひ徳永さんのエピソードを活かして、あなたの才能を開花させてください。