先週の土曜日、コメンテーターとして参加したセミナーコンテスト大阪で二人の息子さんを医学部に入学させたシングルマザーに出会いました。
話を聞くと、彼女の兄弟はみんな優秀で東大など、名だたる大学に合格。
一方、彼女は親が期待する大学には行けず、「どうして、お前だけは勉強ができないんだ!」と親からダメだしばかりされていたそうです。
親から欲しい愛情をもらえなかった彼女は、「子供ができたら、絶対に親のようにはならない」「私は絶対に子供にダメだししない親になろう!」と決意。二人の息子さんにはダメだしや禁止は一切せずに子育てをしたそうです。
たとえば、息子さんが小学生低学年の頃。 まだ勉強好きでなかった息子さんは、宿題をするより遊びたい、お母さんに甘えたい。
そんな時は、まずは膝の上に乗せて一緒に遊び、その流れで宿題をさせたそうです。 好きなものと嫌いものを1セットにする。これはモチベーションをキープする1つの方法ですね。
結果、息子さんたちは勉強が大好きになり、成績がぐんぐん伸びたとか。
「大切なのは、”お母さんは僕の味方”だと思ってもらえる信頼関係を作ること」
「そうすれば、”お母さんの言うことは聞こう”と思ってくれる」
と言っていました。これは信頼関係を作る秘訣ですね。
今は、彼女の評判を聞きつけた親向けに子育て塾を開催し、好評になったためサラリーマンもやめて子育て塾に専念。本の出版も決まったそうです。
彼女は子供時代、親から「もらえなかったもの」を原動力に才能開花させた「ない人」の典型例です。
生きていれば悩みも出ます。ただ、その悩みにとらわれて生きるのか? その悩みを才能開花の原動力に変えるかで人生は大きく変わります。
そう考えれば、悩みの数は才能の数。
あなたの中にある才能を開く鍵。それは悩みや課題に向き合い、「理想の自分」を目指すこと。
課題を突破した人は必ず新たな自分(才能)に出会えるのです。