おはようございます、才能心理学協会認定講師の松澤祥子です。
講師陣の中では、ママの才能開発を専門とし、ママの隠れた才能を見つけて活かすことで産前よりも豊かになれる産後のキャリアコンサルティングをしています。
今日はセミナーです!!素敵なママに出会えるのが楽しみです!!
さて、私は、友達の間では、めったに「怒らないママ」で有名ですw
子供に対してのみならず、人に対して怒ることってあまりない私が、先日、自分でも驚くほどキレてしまい、自己嫌悪に陥っておりました。
あなたはキレちゃった時、どんな気持ちになりますか?
相手を責めたくなったり、自己嫌悪に陥ったりする方も多いと思いますが、そんな時は、「才能を見つけるチャンス」だと思ってください。
あなたの才能を見つけるために、これまでの人生で、プチンとキレた瞬間を思い出してください。
なぜなら、あなたが怒りを感じたことは、それだけあなたの感情が動いたことであり、才能の源泉となりうるからです。
才能心理学では、才能とは、感情を行動に移した生み出される能力だと定義しています。
キレた出来事や相手が反面教師となり、あなたの才能は開花するかもしれません。
例えば、マザーネットという会社をご存知ですか?
働くママのために家事育児を代行してくれるサービスを提供している会社です。
マザーネットの社長・上田理恵子さんの著書「働くママに効く心のビタミン 」を読みました。
上田さんは、長い間お子さんに恵まれず、不妊治療の末に待望のお子さんを授かりました。
そんな上田さんは、仕事復帰のために保育所を探すにあたり、こんなことを言われたそうです。
「このA市で働き続けたいなら4月から7月までに出産しないと保育所には入れないのよ。それが常識。知らなかった?」
不妊治療をしていた上田さんには出産時期を決めることなんて無理でした。結局、第一子は希望の保育園へ入所することはできませんでした。
そして、二人目は絶対に4月から7月に出産するために努力をし、待望の7月に第二子を出産されました。
そんな上田さんに知らされたのは、「上の子供が3歳未満で育児休業を取得する場合は、保育所を退所しなければならない」という理不尽なルールでした。
困っている上田さんに市役所の職員はこう言いました。
「普通、仕事を続けたいと思ったら、第二子は3年間開けるでしょう。」
上田さんは言い返しました。
「そうしたら、この市では、第一子は4月から7月までに出産し、第二子は3年後の4月から7月までに産めばいいんですか!!」
すると、市役所の職員はこう言いました。
「お母さん、みなさん、そうされていますよ。」
このとき、上田さんの中でプツンと切れる音が聞こえたそうです。
その後、上田さんは、「働くママが安心して子供との時間を楽しんでほしい」という強い想いから働くママのための会を立ち上げました。
そして、数年後、「本当の意味で働くママを応援したい」という想いから、17年勤務した会社を退職し、株式会社マザーネットを創業したのです。
上田さんの出発点は「プチンとキレた」あの瞬間でした。
上田さんはママに対する理不尽なルールに怒りを感じ、強く心が突き動かされ、その感情に基づき行動をしていった結果、大きな成功を収められたのです。
あなたも、プチンとキレた出来事を思い出し、あなたが何に怒りを感じるのか、何に心が動くのかを分析してみてください。
あなたと同じ不満を持っている人は、他にもいるはずです。
キレてしまった自分や、キレさせた相手を責めるのではなく、その感情に基づいた行動をしていくことで、上田さんのように、困っている人を救う仕事を見つけ、才能を開花させることができるのです。