こんにちは、才能心理学協会の北端康良です。
「人がやらないことをやろうと思った」
ノーベル賞「生理学・医学賞」を受賞された東京工業大の大隅良典栄誉教授の言葉です。今年はノーベル章受賞者が多いように思いますが、他の方も同じコメントを出されています。研究でもビジネスでも、違いを作る人は他人と違う生き方を選ぶ勇気を持っている人ですね。
大隅教授は次のようにも言っています。
「“役に立つ”という言葉が、とても社会をダメにしていると思う。本当に役にたつのは、10年後か20年後か、あるいは100年後かもしれない。社会が将来を見据えて科学を一つの文化として認めてくれるようにならないかと強く願っている」
個人の幸福や願望実現も同じです。今日1日やったことが本当に役立ち、芽が出るのは3ヶ月後、6ヶ月後、1年後。時には10年後かもしれません。それを見守れる自分になること。それを見守ってくれる人に囲まれること。誰にとってもその長い道のりを歩く支えが必要だからです。
何年も、何十年も誰からも見向きもされない可能性のある道を歩むのは、何かの支えがなければできません。それが信念の場合もあれば、別のことが支えになることもあります。大隅教授の場合は、
「あまり競争が好きではないし、誰も取り組んでいないことをやる方がとても楽しいということが、実はサイエンスの本質ではないか。誰も取り組んでいない分野での発見の喜びが、研究者を支えるのではないかと常々思っている」。
という言葉にあるように「発見の喜び」だそうです。
あなたの支えはなんですか?
その支えがあれば、周りに何と言われようとも、自分の道を歩き続ける勇気が湧いてきますよ。