こんにちは、才能心理学協会の北端です。
時代が変わると、働き方・ライフスタイルも変わりますが、「どんな変化が起きるのか?」 収入や幸福度を上げるには知っておきたいところです。
実話に基づいた蒼井優さん主演の映画「フラガール」には、その変化がよく描かれています。
舞台は1965年。福島県のある炭鉱の街。昔は炭鉱産業で栄えていたものの、エネルギーが石炭から石油に変わり、炭鉱産業自体が消えてしまいました。すると当然、炭鉱で働いていた人達の仕事もなくなります。
街を救うために炭鉱会社が目をつけたのが「観光業」。フラダンスショーを目玉にしたレジャー施設の建設を考えたのです。しかし、当時は「女性が肌を露出して踊るなんてとんでもない!」という価値観の時代でした。
街の住人たちは大反対。しかし、親の働き方や生き方に閉塞感を感じ、 「同じように生きても幸せも、豊かさも感じられない」 と思っていた若者たちは親に反対されながらも、フラダンスを始めたのです。
そしてレジャー施設は大成功し、街は活気を取り戻しました。
あの時代、変化をもたらしたのは石油。
今はITやロボットです。
ガソリンスタンドだけではなく、スーパーのレジも無人化。医者の代わりに手術をするロボットや話し相手になってくれるロボットも出てきました。スマホを使えば歩数計やランニングの記録ができ、健康管理が自動化されています。
今、人がやっている仕事をこれからITやロボットが代わりにやってくれるようになります。
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- あなたが今やっている仕事は、人でしかできない仕事でしょうか?
- それともITやロボットでも、できるようになる仕事でしょうか?
ITやロボットでもできる仕事なら、キャリアプランや働き方を見直す必要があります。 しかし、この2つの質問よりもっと大切な質問があります。
- 今の仕事をITやロボットがかわりにしてくれるとしたら、あなたはどんな仕事にもっと時間を使いたいですか?
洗濯機ができる前。主婦は洗濯に何時間もかけていました。しかし洗濯機のおかげで、時間の余裕が生まれました。その時、やりたいことがある主婦は人生がさらに楽しくなりました。 でも、やりたいことがわからなかった主婦は時間を持て余したでしょう。
仕事も同じです。
ITの進化や仕事に追い立てられていると、 ついつい見逃しがちですが、 収入や幸福度を上げるために最も大切な質問は、「どんな仕事をしたいのか? 」その答えがハッキリしている人はやりがいのある仕事で、ますます活躍できる時代です。
「時代の変化にワクワクするのか?」
「それとも恐怖を感じるか?」
炭鉱の街に住む若者たちは恐怖ではなく希望を感じました。 誰一人としてフラダンスをやったこともなく、能力としては0。しかし、感情を行動に移した結果、才能に目覚めた。
時代の変化は、チャンスも溢れる時期。 自分の感情が変われば、あなたの目にビジネスチャンスが 飛び込んでくるようになります。