経営のいきづまりを解消する「コア・コンセプト経営」

こんにちは! 才能心理学協会・認定講師で二代目経営者の澤田浩一です。

 おかげさまでこのブログも始めてちょうど1年を迎えました。

これもひとえに毎回読んでいただいているみなさまのおかげです。ありがとうございます。

ブログを通してこの一年間、二代目経営者が経営する上での“あり方”についていろいろ考えてきました。

二代目経営者は会社を引き継いだ時点ですでに会社という資産を持っています。
そこには先代から働いている社員がいて、お客様がいます。
そういう中で二代目は事業を行っていかなければなりません。
「経営者としてどうあるべきか」について悩み、いきづまるときもあります。

今日はその“あり方”について今まで考えてきたことを書こうと思います。

 

はじめに触れておきたいのは創業者と二代目の役割はそれぞれ違うということ。

創業者の役割は事業を立ち上げ、新しい価値を社会に提供することです。

例えばスターバックスのハワード・シュルツさん。
彼は家でもない職場でもない、人が自分のままで居ることができる「第三の場所」を世の中に提供しようとしました。

パナソニックの創業者、松下幸之助さん。
彼は安くて品質の良い電化製品を世の中にあまねく普及させることで貧乏を撲滅しようとしました。

Facebookのザッカーバーグさん。
彼は人とのつながりをネットで強めることで、世の中を良くしようとしました。

いずれも新しい価値を世の中に提供した経営者です。

 

一方、二代目の役割には三つあります。

まず二代目は先代から引き継いだ事業を継続させなければなりません。
特に中小企業の場合、引き継いだときに先代がお金を残してくれているとは限りません。事業存続のために早急に手を打たないといけない場合もあります。

そして実際に引き継いでみると社内には先代の方ばかりを向いている人、新しい社長に期待をかけている人、将来に不安を感じる人など、さまざまな社員の思いが社長に向けられます。
二代目はそういう人たちをひとつの方向にまとめていかなければなりません。

また世の中の流れに乗り遅れないよう、変化するニーズに沿うよう、二代目は経営革新を起こさなければいけません。これが三つ目の役割です。

しかし二代目は創業者のようにシンプルにやりたいことがあって事業を起こし、成り立たせたわけではありません。

二代目の中には、「事業を継ぐのは当然だ」と子供のころから思って継いだ人もいれば、最初は「いつか継ぐのだろうか」と漠然と思っていて、あることをきっかけに(例えば学校の卒業など)急に目覚めて事業を継いだ人もいます。
あるいは最初はまったく継ぐ気がなくて、継がざるを得なくなった人もいます。

二代目の三つの役割を果たそうとしても、どうしても経営者としての自分のあり方にひっかかってしまう場合も出てきます。

だから二代目は三つの役割を果たす前に「自分は人生の中で本当は何をしたいか」を明確にすべきだと思います。

ある人は「親の思いを実現したい」と思っているでしょう。
ある人は「人を楽しませたい」と思うでしょう。
またある人は「仲間と何かを実現したい」と思っているでしょう。
あるいはある人は「人を助けたい」と思うでしょう。

二代目であるみなさんは人生を通して何をしたいでしょうか?

 

それは過去を振り返り、見つけていくものです。
才能心理学では自分が本当にやりたいこと、価値観をコア・コンセプトと言います。

自分のコア・コンセプトを作ることでやりたいことが明確になり、ぶれずに経営する上でのみなさんの支えにもなります。

そして自分のやりたいことがわかったら、そこではじめて事業を通して自分のやりたいことをどのように実現するのかを考えましょう。
このときは自分が社会に役立つことは何か、何を社会に提供できるかという視点を持つことが大切です。

なぜなら提供する製品や商品、サービスを評価するのは顧客だからです。
顧客視点で事業を見直し、それを会社の使命として表してみましょう。
それが経営理念と言われるものです。

経営理念で表現することは顧客へのコミットメントになると同時に社内をひとつの方向にまとめていく力となります。

何よりも二代目であるみなさんの価値観がベースにあるので、みなさん自身の経営へのモチベーションを高めることになります。

そしてみなさんが事業を通して何を実現したいのか、それを実現するために社会に何を提供したいのかが明確になれば、最後にそれらをどのように提供するかです。
それが経営戦略の部分にあたります。

経営戦略を考えるに当たっては、例えば私が実践しているTOC(制約理論)のようなツールを利用しても良いでしょう。

 

これらのことを図で示すと三角形のような形になります。

二代目として三つの役割を果たすために、一番下のベースにコア・コンセプトがあり、その上に経営理念、そして三角形の一番屋根のところに経営戦略。

才能心理学協会理事長の北端はコア・コンセプトをベースにした私の経営に対する考え方をコア・コンセプト経営と名付けてくれました。

もし二代目であるみなさんが経営者としての自分のあり方に悩んでいるなら、この三角形を使って一度心の中を整理してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

精神科ソーシャルワーカーを経て、経理・総務・人事等の業務に従事後、2001年より計測器メーカー㈱サワダ製作所を経営、中小企業経営者のパートナーとして才能心理学、TOC、NLPを使った組織作り支援を展開。

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